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競輪

2023/01/28

P-Navi編集部

豊橋競輪G3(準決勝)レポート

豊橋競輪G3(準決勝)レポート

2023年1月28日 豊橋競輪G3
開場73周年記念ちぎり賞争奪戦(3日目)

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【豊橋競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
和歌山競輪G3準決勝10レース
赤板で松浦悠士が上昇も、菅田壱道が突っ張る。松浦は中団外並走から、最終HSでカマシて先行勝負に出る。8番手の志田龍星が最終2コーナーから捲りを打って前団に迫るも、松浦マークの岩津裕介がけん制。直線で志田マークの山口拳矢が差し脚を伸ばして1着。2着に岩津、3着は単騎の久木原洋が入線した。

山口拳矢
1着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:特4・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(22年9月岐阜以来)

志田君の先行1車だから、その3番手はみんなが欲しい。松浦さんにそこを取られるのが一番キツいので、付いていかない作戦でした。展開は一番良かったと思うし、志田君も行ってくれて、決まったと思いましたが……。僕は志田君が止まったのが見えてから、踏みました。昨日よりギアも馴染んでいましたね。
(決勝は)自力です。

岩津裕介
2着/岩津裕介(S1・岡山87期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:7回(15年1月いわき平記念)

松浦(悠士)なので、柔軟に対応するかなと思っていました。僕にとっては、一番ありがたい展開。でも、捲ってきたスピードも良かったので、ヤバいと思って慌てて踏んで、難しい感じになりました。自分の感触は、最近の中では良い。でも、もう少し余裕があれば、松浦ともっと良い連携ができたのかなと。
決勝もやることは変わらず、精一杯やるだけ。同県の片岡君の番手です。

久木原洋
3着/久木原洋(S1・埼玉97期)
今回成績:一2・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(22年6月松戸以来)

後ろになったラインに付いていこうと思っていたら、それが松浦だったので、何かしてくれると思って付いていきました。最終HSで和田(真久留)君に入られて、終わったと思いましたが、外並走でも最後まで踏もうと思ったら、志田君のラインが来たので、スイッチしました。G3決勝は3回目ですが、記念の決勝は初めて。自転車も感じが良いし、気持ちも上向いています。
(決勝は)坂井君に。

10Rレース結果

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【豊橋競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
和歌山競輪G3準決勝11レース
赤板で大西貴晃が上昇し、野口裕史の番手に追い上げる形となる。野口は後続を警戒しつつ、徐々にペースを上げて先行態勢に入っていき、番手は福田知也が守り切る。4番手の古性優作が最終2コーナーから捲り発進すると、最終BSでは福田の内に切り込み、直線で粘る野口を捕えて1着。最終3コーナーで吉田敏洋と野田源一が落車のアクシデント。単騎の片岡迪之が2着、小堺浩二が3着に入線した。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:6回(21年7月福井記念)

(大西貴晃が)動くと思っていなかったので、思った展開ではなかったですね。並走で決着がどうなるのかと思ったし、タイミングもおかしくなりました。踏み上がっていくイメージもありましたが、それもズレてしまいましたね。きつかったです。福田さんのけん制もありましたが、あそこに入っていくのは考えてなくて、吸い込まれた感じ。後ろに迷惑をかけました。
(決勝は)脇本さんへ。

片岡迪之
2着/片岡迪之(S1・岡山93期)
今回成績:一3・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(19年8月川崎以来)

想定通り単騎勢は厳しかったですが、大西君が動いたことで、チャンスがあると思いました。半周は行こうと決めていたので、古性に捲ってもらって、あとはどのコースをいくか。展開が向きましたね。自転車も進んだし、やっと合ってきた感じです。
決勝は自力。お世話になっている岩津さんの前で精一杯、頑張ります。

小堺浩二
3着/小堺浩二(S2・石川91期)
今回成績:一4・二1・準3
G3決勝:初

組み立ては古性にお任せ。(落車があって)避けるのに脚を使いましたが、そこから内の福田さんもきつそうだったので、地脚がある分、4コーナーから伸びたと思います。普段は前で戦っているから、風は気にならないし、地元で寒い中、練習もしてきました。ウィナーズカップは特選なので、そのためにも、こういうメンバーで経験値を上げたかった。記念決勝は初めてです。
(決勝は)山口君に。

11Rレース結果
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【豊橋競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
和歌山競輪G3準決勝12レース
原田研太朗が動くと、前受けの脇本雄太は引いて、原田が誘導好位となる。坂井洋が中団、脇本が7番手の態勢で打鐘を過ぎると、原田がペースを上げて主導権を握っていく。脇本は最終2コーナー前から捲り発進すると、中団で坂井も合わせて先捲りを放つ。坂井も抵抗するが、脇本が大外を捲りで飲み込み1着ゴール。脇本マークの浅井康太は、坂井マークの内藤宣彦のブロックで連携が崩れ、最終2センターでは岡本総、佐々木龍が落車(内藤が押し上げで失格)。2着に坂井、原田マークの池田憲昭が3着に入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:12回(23年1月和歌山記念)

2人とも僕の走りを知っているし、警戒されることは想定済み。最終的には力ずくになるけど、みんな勝負してくるので仕方ないです。今日は風も吹いて、寒さもあって、体感が自分の中で良くなかったですね。捲りの出も悪かったです。オッズがすごいことになっていますけど、まずは自分がしっかりと1着を取ること。(調子は)初日から横ばいで、何とか3連勝です。決勝は中部とは別で、古性君と2人。自力でまた決めたいです。

坂井洋
2着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特9・二1・準2
G3優勝:1回(22年11月四日市記念)

車番的にも取れるので、自分は中団から組み立てました。もっと脇本さんが休めないくらいのペースだったら、それを使って合わせられたかもしれないですが、難しかったですね。脇本さんが強すぎて、どうしようもなかったの一言。前回よりは戻って、良い感じです。決勝も自力で頑張ります。

池田憲昭
3着/池田憲昭(S1・香川90期)
今回成績:一3・二3・準3
G3優勝:1回(19年1月和歌山記念)

後ろからだったので、作戦通りではありました。早めに抑えて、あとは(原田)研太朗が行けるタイミングで行ければと。研太朗もかかっていたのに、まさか坂井が捲ってくるとは。あのかかりの中で、よく来たと思います。(3着は)研太朗がよく行ってくれました。
決勝は岡山の3番手です。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/池田憲昭(S1・香川90期)
3/山口拳矢(S1・岐阜117期)
4/片岡迪之(S1・岡山93期)
5/坂井洋(S1・栃木115期)
6/小堺浩二(S2・石川91期)
7/岩津裕介(S1・岡山87期)
8/久木原洋(S1・埼玉97期)
9/古性優作(SS・大阪100期)

注目の並び想定は
1脇本-9古性
4片岡-7岩津-2池田
3山口-6小堺
5坂井-8久木原

決勝の並び想定は、
脇本に古性が続く近畿SSライン。
山口に小堺がマークする中部ライン。
坂井の番手に久木原洋が回る関東2車。
そして中四国勢は片岡を先頭に、岩津、池田が後位を固める唯一の3車ラインとなった。

ここまで無傷の連勝で勝ち上がってきた脇本が、決勝でも圧倒的な力を見せつけるか。番手は古性の指定席で、初日特選でもワンツーを決めている。10連勝中の脇本が完全優勝か、古性が渾身の差しで逆転か。この近畿SS両者が、やはり人気の中心となりそうだ。なお、脇本、古性の連携はグランプリから4回連続でワンツー決着している。
別線の片岡、山口、坂井が、強力な近畿連携に対して、どう策を練ってくるか。坂井は脇本に対して、初日は先行勝負、準決勝は中団捲りで挑んでおり、決勝での組み立ても気になるところ。地元中部地区の山口も勝利への嗅覚を研ぎ澄ませて、チャンスを逃さず仕掛けてこよう。片岡も3車ラインのアドバンテージを活かして、ラインの先頭で奮闘を見せたいところ。
今年もノンストップで突き進む脇本が、さらに連勝を伸ばすのか。それとも、一矢報いることができるのか。大注目の決勝(第12レース)は、明日29日(日)16時30分に発走予定です。

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【豊橋競輪・過去のレポート】
豊橋G3(2022年)優勝者:原田研太朗
豊橋G3(2021年)優勝者:吉田敏洋
全プロ記念競輪F2(2020年)優勝者:松浦悠士
全日本選抜G1(2020年)優勝者:清水裕友
豊橋G3(2018年)優勝者:浅井康太
豊橋G3(2017年)優勝者:金子貴志

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