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競輪

2023/02/25

P-Navi編集部

全日本選抜競輪G1(準決勝)レポート

全日本選抜競輪G1(準決勝)レポート

2023年2月25日 高知競輪
第38回読売新聞社杯全日本選抜競輪G1(3日目)

※今開催のレポートはこちら
前検日 初日 2日目

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【10R=S級準決勝】
高知競輪第38回読売新聞社杯全日本選抜競輪10RS級準決勝
町田太我は赤板から動いて渡邉雄太の横まで上昇。打鐘で吉田拓矢が前を切ると、町田が仕掛けて先頭に立つ。渡邉も巻き返しを狙うが、主導権は町田が譲らない。最終1コーナー付近から新田祐大がスパートすると、町田マークの松浦悠士も番手から踏むも、新田が先頭に躍り出る。松浦は新田マークの佐藤慎太郎と競り合う中、最終BSで吉田から福島両者にスイッチしていた吉澤純平が直線鋭く伸びて1着。吉澤はこれで通算300勝達成。2着に新田が粘り、3着は香川雄介が入線した。

吉澤純平
1着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:特3・SR3・準3
G1優勝:0回
G1決勝:5回目(22年8月オールスター以来)
全日本選抜決勝:3回目(19年2月別府以来)

今日は、踏んだ距離が短いのですが、最後に伸びていて1着が取れているし、いいと思います。連日前のおかげで確定板に乗らせてもらっている感じです。毎年、G1で課題の残るレースしかしていないので、そこを今までよりも、しっかりと結果や力を出したい感じです。

決勝は、自力。

新田祐大
2着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特4・二2・準2
G1優勝:9回(22年10月寛仁親王牌)
全日本選抜優勝:1回(18年2月四日市)

最終HSに入ってから静岡ラインを追いかける形になり、そこの踏み出しが、すごく苦しかったのですが、最終BSで松浦(悠士)君の横に行くまではスムーズに行けたかなと思います。この3日間は、仕掛けどころで結構早めに仕掛けられているので、身体の状態はすごく良く、しっかり反応していると思います。

決勝は、北日本の先頭です。自力。

香川雄介
3着/香川雄介(S1・香川76期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一3・二3・準3
G1優勝:0回
G1決勝:7回目(19年2月別府以来)
※新人王1回含む
全日本選抜決勝:2回目(19年2月別府以来)

最終1センター付近で、(渡邉)雄太と絡んで離れてしまったのですが、そこから前を目標にして行ったら、ずっとエアポケットに入ったように吸い込まれたので、もしかしたらと思いました。まさか決勝に乗れると思っていなかったので、嬉しいですね。今日の朝、疲れが残っていてしんどかったのですが、走るとバンクが軽く感じたので、昨日よりはマシかなと思いました。全てが恵まれたとした言いようがないです。

決勝は、吉澤の後ろに行きます。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
高知競輪第38回読売新聞社杯全日本選抜競輪11RS級準決勝
赤板過ぎに、新山響平、北井佑季がそれぞれ上昇していくが、前受けの犬伏湧也が打鐘から突っ張っていく。徳島ラインの3番手は新山と北井で並走となるが、ここは北井が取り切る。北井は最終2コーナー過ぎに捲りを仕掛けるが、犬伏マークの小倉竜二もけん制。新山マークだった守澤太志は最終3コーナーで外に持ち出し、守澤を追った成田和也が鋭い差し脚で1着。2着に守澤で北日本のワンツー。郡司も中コースを抜け出すが、三谷竜生がゴール前でかわして3着に入った。

成田和也
1着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:特4・二1・準1
G1優勝:3回(13年6月高松宮記念杯)
全日本選抜決勝:4回目(22年2月取手以来)

決勝に乗れて、すごく嬉しいです。道中では、守澤(太志)を信じて付いていました。最終BSでは、前団のスピードが緩んだ感じがあったので、守澤が仕掛けられなかったら自分で仕掛けようとも思っていたし、外を踏める力が残っていたので、感触は悪くないなと思います。調子は、とてもいい状態です。

決勝は、北日本の3番手。

守澤太志
2着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:特4・二1・準2
G1優勝:0回
G1決勝:11回目(22年11月競輪祭以来)
全日本選抜決勝:2回目(21年2月川崎以来)

犬伏(湧也)君のやる気がすごくて、新山(響平)君との連携を外してしまったので、反省しかないです。最終3コーナー過ぎは、脚がいっぱいでキツかったのですが、後ろに成田(和也)さんがいるので仕掛けました。気持ちだけです。申し訳ない気持ちで走っていました。感触は、悪い感じがしないので、いいのかなと。しっかり頑張ります。

決勝は、新田の番手。

三谷竜生
3着/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回成績:特2・SR4・準3
G1優勝:3回(18年6月高松宮記念杯)
全日本選抜決勝:3回目(20年2月豊橋以来)

レースを失敗してしまいました。守澤(太志)さんが本当に強かったですね。久しぶりに自力で走ったので、感覚のズレが少しありましたが、決勝に乗れているので調子はいいと思います。2020年の全日本選抜より調子がいいので、何とかなりそうです。しっかりとクールダウンをして、また頑張ります。

決勝は、近畿の3番手。

11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】
高知競輪第38回読売新聞社杯全日本選抜競輪12RS級準決勝
赤板過ぎに清水裕友が上昇すると、2コーナーで脇本雄太をかわして誘導後位に入る。中団に眞杉匠が入り、脇本は7番手に引く。打鐘過ぎに脇本は仕掛けると、眞杉も合わせてスパート。両者の主導権争いは、脇本が眞杉を叩き切って中部近畿3車が出切る。脇本マークの古性は番手で後続を警戒しつつ、ゴール前で差し切り1着。2着に脇本が逃げ粘り、3着に3番手の浅井康太が入り、ライン上位独占が決まった。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・SR1・準1
G1優勝:3回(22年2月全日本選抜)
全日本選抜優勝:1回(22年2月取手)

(脇本が)長い距離を仕掛けていたので、後方からの仕掛けは絶対に止める気持ちで走っていました。調子は普通です。自力ではどうしようもないと思うのですが、着はいいので脇本(雄太)さんに助けられたなと思っています。

決勝は、脇本さんの後ろ。

脇本雄太
2着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・SR9・準2
G1優勝:7回(22年8月オールスター)
全日本選抜決勝:3回目(16年2月久留米以来)

今日は、前受けになったら力を出し切るレースをしようと思っていました。最終HS過ぎに先頭に立ってからは余裕がなかったので、最後までもてば、ラインで決まるかなと思っていましたが、正直、自信はなかったです。腰は、日に日に悪くなっている感じなので、あと一走、しっかり耐え抜きたいなと思っています。

決勝は、僕が後ろに回っても迷惑をかけるだけ。自分のやりたいことを精一杯やりたい。自分がラインの先頭で頑張ろうと思っています。自力。

浅井康太
3着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特6・二3・準3
G1優勝:3回(18年11月競輪祭)
全日本選抜決勝:7回目(22年2月取手)

自分が思っていたよりも、早めの仕掛けだったと思います。調子としては、まだまだかなと思いますが、しっかりレースを見られているし、判断もできているので、初日よりも2日目、2日目よりの今日の方が感触はいいです。本調子でない中、決勝に乗れているのはプラスになると思うし、今後の刺激にもつながると思っています。

決勝は、古性君、脇本君にお世話になっていて、(三谷)竜生君とも連携することがあるので、本当に悩んだのですが、ひとりです。単騎。

12Rレース結果

※G1優勝の( )は前回の優勝開催
※G1決勝の( )は前回の優出開催
成績のSR=スタールビー賞

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【最終日・12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/新田祐大(SS・福島90期)
3/浅井康太(S1・三重90期)
4/吉澤純平(S1・茨城101期)
5/成田和也(S1・福島88期)
6/香川雄介(S1・香川76期)
7/古性優作(SS・大阪100期)
8/三谷竜生(S1・奈良101期)
9/守澤太志(SS・秋田96期)

注目の並び想定は
1脇本-7古性-8三谷
2新田-9守澤-5成田
4吉澤-6香川
3浅井(単騎)

決勝は、脇本雄太の番手を古性優作が回り、3番手を三谷竜生が固めるスタールビー賞と同じ連携となった近畿3車。
新田祐大には守澤太志、成田和也で結束する北日本ライン。
吉澤純平の番手には香川雄介が付き、浅井康太は単騎の競走となった。

腰の状態に不安を抱える脇本だが、初日、3日目の競走なら、近畿勢の上位独占の可能性も十分か。特に脇本マークの古性は大会連覇の達成なるか、大注目を集める。
しかし、和歌山記念で脇本に力勝負を挑んだ新田がリベンジを果たすべく、再度勝負すると混戦必至の様相となろう。
また一発に賭ける吉澤ラインや、悩んだ末に単騎を選択した浅井の動向にも注意が必要だ。
今年最初のG1を制し、KEIRINグランプリの出場権を一番に手に入れるのは誰なのか。高知500バンクでの好レースが期待される。

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\3日目注目レース・ピックアップ/
【3日目・1R=S級一般】
根田空史
「状態は、戻りつつあります」
1着/根田空史(S1・千葉94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

嵯峨(昇喜郎)君がガンガン仕掛けるだろうと思っていたのいで、そこをやり合っても仕方がないし、脚を溜めて一発をと考えていました。最後は、早めに仕掛けると(渡邉)一成さんに合わされるとキツい展開になるので、ギリギリまで気持ちを抑えて行きました。前走の豊橋F1から少しずつですが、状態は戻ってきていると思います。もう一走、内容重視で行きたいと思います。

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【過去の全日本選抜競輪・プレイバック】
第37回全日本選抜競輪(取手)
優勝:古性優作
第36回全日本選抜競輪(川崎)
優勝:郡司浩平
第35回全日本選抜競輪(豊橋)
優勝:清水裕友
第34回全日本選抜競輪(別府)
優勝:中川誠一郎
第33回全日本選抜競輪(四日市)
優勝:新田祐大

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