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競輪

2023/05/15

P-Navi編集部

函館競輪G3(準決勝)レポート

函館競輪G3(準決勝)レポート

2023年5月15日 函館競輪G3
開設73周年記念「五稜郭杯争奪戦」(3日目)

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【函館競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
函館競輪開設73周年記念五稜郭杯争奪戦G310RS級準決勝
赤板で小林泰正が犬伏湧也を抑えて先頭。中団に渡邉雅也が入り、7番手の犬伏湧也は打鐘から仕掛けていく。小林泰正もペースを上げて主導権取りに出るが、最終HSでは中団の渡邉、大外から犬伏も一気の捲りで迫る。最終BS前に犬伏が前団をとらえて先頭に立ち、マークの小倉竜二がゴール前で差し切り1着。2着に犬伏。渡邉との争いを制した3番手の西田雅志が3着で、中四国ラインの上位独占が決まった。

小倉竜二
1着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:特6・二2・準1
G3優勝:8回(21年5月前橋)

結局、来なかったですが、渡邉雅也が来ても対処できるようにしていました。(犬伏湧也の)ペースが乱れた分、僕に展開が向いたと思います。西田(雅志)君が強いですね。犬伏君を抜いたことがないので、抜けるとは思わなかったです。

決勝は、犬伏君の番手。

犬伏湧也
2着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特4・二1・準2
G3優勝:1回(23年3月大垣)

戦前から、打鐘手前2コーナーから仕掛けようと持っていたので、腹を括っていきました。昨日よりしんどい感じだったので、最終HSでは、前に出られるかどうかと思ったのですが、落ち着いて仕掛け、流れに吸い込まれるように、前に出切った感じです。(小倉竜二と)ビッグレースで何度か連携している中で、ワンツーが決まることがなかったので、記念の準決勝で決まったのは嬉しいこと。疲労が溜まっている中で勝ち上がれているので、調子は悪くないとですね。明日もしっかり頑張ります。

決勝は、自力。

西田雅志
3着/西田雅志(S1・広島82期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:12回目(22年2月奈良以来)

連日、しびれる3番手のレースですね。(犬伏湧也の)踏み出しだけ集中していました。付いて行くことに必死でした。出来もいいし、番組もいいので、何とかモノにしたい思いでいました。

決勝も、徳島の3番手です。

10Rレース結果

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【函館競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
函館競輪開設73周年記念五稜郭杯争奪戦G311RS級準決勝
赤板前に上昇した嘉永泰斗を嵯峨昇喜郎が突っ張る。吉田有希が仕掛けて、赤板2コーナーで嵯峨を抑え、茨城ライン2車が先行態勢に入る。嵯峨は3番手に入り、嘉永は7番手の態勢となる。最終HS前から嘉永が7番手からスパートすると、吉田マークの杉森輝大のけん制もパスして最終BSで九州ラインが出切る。番手から中本匠栄が差し脚を伸ばすが、嘉永が振り切って1着。中本が2着で熊本ワンツー。直線外伸びた嵯峨が3着に入線した。

嘉永泰斗
1着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:1回(21年10月熊本記念in久留米)

今日、状態が一番良かったので、いけるかなと思いました。バンクも今日が一番軽かったように感じましたね。しっかり優勝できるように頑張ります。

決勝は、自力。

中本匠栄
2着/中本匠栄(S1・熊本97期)
今回成績:特5・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:12回目(23年1月大宮以来)

(嘉永)泰斗が強かったです。所々で内を気にしながら付いて行った感じ。ライン3人で決めたかったですが、僕に余裕がなかったですね。連日、前を抜けていないので、状態がそれほど良くないのかなと思いますし、自力選手に助けられて、勝ち上がれている感じです。

決勝は、泰斗の後ろ。番手です。

嵯峨昇喜郎
3着/嵯峨昇喜郎(S1・青森113期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(23年4月久留米以来)

脚の出来が悪いので、吉田(有希)君のラインに付いていっただけで脚力が削られて、嘉永(泰斗)さんが来た時には反応できませんでした。後ろに付いてくれた先輩には申し訳なかったです。最終4コーナー付近では、永澤(剛)さんと接触して、ペダルなどが壊れましたが、なんとか自転車が進んでくれました。

決勝は、自力。

11Rレース結果

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【函館競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
函館競輪開設73周年記念五稜郭杯争奪戦G312RS級準決勝
川口聖二が新田祐大を抑え、和田真久留が切ったところを、打鐘から中西大が踏んで近畿ラインが先行態勢に入る。新田もすぐさま仕掛け、最終HSで中西を叩いて主導権を奪取。新田後位はマークの大森慶一が続くも、3番手は中西マークの東口善朋が捌き、北ラインに切り替えていく。東口は最終2センター付近から外に持ち出すと、鋭く伸びて3連勝のゴール。近畿ライン後位から進めた和田も直線伸びて2着。逃げた新田が3着に粘った。

東口善朋
1着/東口善朋(S1・和歌山85期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:1回(18年1月和歌山)

打鐘過ぎの新田(祐大)君の巻き返しが早くて、パニックになったところがありました。(最終2コーナー付近)中西(大)を引き入れるのが理想でしたが。やれることをやって、結果が付いて来ているので、それに関しては良かったと思います。

決勝は、新田君の後ろ。北日本の3番手に。

和田真久留
2着/和田真久留(S1・神奈川99期)
今回成績:特7・二2・準2
G3優勝:2回(20年8月小田原)

今日は、取れた位置からセオリー通りに動いて、どうなるかでした。展開がグチャグチャしていて、気付いたらゴール。スッキリした自力を出せていないですが、脚の感じは悪くない。レース勘が良くない気がします。

決勝は、単騎で切れ目から。初日のような失敗がないようにしたいです。

新田祐大
3着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特3・二2・準3
G3優勝:11回(23年4月高知)

今日は、大森(慶一)さん、川津(悠輝)君が付いていたし、ここまでのレースの流れもあったので、積極的に頑張りたいと思っていました。ゴール前勝負になった時に、だいぶ失速する感じがあったので、末脚がなかったと感じています。先行もできたし、得るものがある3走だと思います。

決勝は、嵯峨君に前を任せます。番手です。2人でゴール前勝負できるように頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/新田祐大(SS・福島90期)
2/犬伏湧也(S1・徳島119期)
3/中本匠栄(S1・熊本97期)
4/和田真久留(S1・神奈川99期)
5/小倉竜二(S1・徳島77期)
6/嵯峨昇喜郎(S1・青森113期)
7/東口善朋(S1・和歌山85期)
8/西田雅志(S1・広島82期)
9/嘉永泰斗(S1・熊本113期)

注目の並び想定は
6嵯峨-1新田-7東口
2犬伏—5小倉—8西田
9嘉永—3中本
4和田(単騎)

決勝は、嵯峨昇喜郎の番手に新田祐大が付く北日本の後ろに東口善朋が続くライン。
準決勝同様、犬伏湧也の後ろに小倉竜二、西田雅志が付く中国四国の3車ライン。
ここも準決勝と同じ嘉永泰斗と中本匠栄が結束する九州2車。和田真久留は単騎の競走となった。

嵯峨が地元地区の意地を見せて主導権を握ると、今開催唯一のSS班である新田の抜け出しや、ただひとり3連勝で勝ち上がった東口に勝機が巡って来そうだ。
だが、他のラインも自力型は強力。犬伏、嘉永両選手ともにレースをリードしてきており、決勝でも主導するか。そうなると、番手の小倉や中本にも優勝チャンスが巡ってくるか。また、単騎で切れ目から鋭く伸びてきそうな和田の動向も気になるところだ。
混戦必至の決勝にご注目ください。

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\函館G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目8R=S級特選】
石原颯
「感触に手応えを感じる」
1着/石原颯(S1・香川117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

落ち着いて仕掛けられたと思います。最終BSでさらに踏みかえしていい感じのペースで仕掛けられたと思います。いい時の感触に戻って来ていると思います。明日も、頑張ります。

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【函館競輪グレードレース・プレイバック】
2022年8月ミリオンナイトレースG3
優勝:坂本貴史
2022年5月函館記念G3
優勝:瓜生崇智
2021年7月サマーナイトフェスティバルG2
優勝:松浦悠士
2021年5月函館記念G3
優勝:松浦悠士
2020年8月函館競輪G3
優勝:鈴木庸之
2019年6月函館記念G3
優勝:新山響平
2018年6月函館記念G3
優勝:和田健太郎
2018年4月函館競輪G3
優勝:南潤
2017年5月函館記念G3
優勝:新田祐大

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