競輪徹底解剖

競輪徹底解剖#7[番手無風]
競輪選手は、対戦相手との脚力だけではなく、風圧とも戦っています。先行選手が積極果敢に「風」を切って主導権を握り、その後ろに続く選手が、勝利への絶好ポジションとなるケースが多々あります。では、実際にはどれほどのアドバンテージが生まれるものなのでしょうか。今回はレース展開の頻出ワード「番手無風」を徹底解説します!

第6回[9番手強襲とオグリューのハンドル投げ]

トップレーサーの中には、他の追随を許さない『必殺技』を有する選手がいます。今回紹介するのは、小倉竜二(徳島77期)選手の代名詞とも言える『ハンドル投げ』です。幾多の名シーンを演出してきたという『ハンドル投げ』とは何か!? 小倉選手が魅せた“超絶”な強襲劇も必見です!

第5回[村上の関所は越えられない]

関所とは、街道などの交通の要所、または国境に設けられた場所・施設のこと。転じて、「通り過ぎることが困難」という意味も持ち合わせている。競輪界では、ラインの番手で存在感のある仕事をする選手を指して使われる。今回は「村上の関所」と例えられる、村上義弘選手のテクニックを、ご覧あれ!

第4回[バックを踏む]

自力型の選手、追い込み型の選手に関わらず、レース展開を語る際の頻出ワードに挙げられるのが、『バックを踏む』だ。解説者のレース回顧でも、よく耳にするフレーズの1つだが、実際はどのような状況を指すのであろうか。意味を改めて理解すれば、日常会話でも使いたくなるはず!?

第3回[枠負け]

2019年6月の一部ルール改正から、初手の位置が今まで以上に大きなファクターを占めるようになった。特に自力型の選手にとって、自分の得意パターンに持ち込むための周回中の初手の並びは生命線だが、優位な位置を取るためには『枠』『車番』が大きく影響するという。選手コメントでも多く聞かれる『枠負け』というワードから、今の競輪の流れを読み解きます。

第2回[カマシ]

かつてはベテラン選手の奇襲策であったが、今は多くの選手が使うようになった『カマシ』。選手コメントやレース解説でもよく耳にする『カマシ』とは、どんな戦法なのか? さらに、得意とする選手の特性とは? 戦法の主流となりつつある『カマシ』を、レース映像とともに徹底解説します!

第1回[ローリング先行]

先行テクニックの1つである『ローリング先行』。後方からの仕掛けさせない、まさに“妙技”だ。最近では見る機会が減ってきているが、ローリング先行の説明から、メリット、デメリットまでを徹底的に解説する!

競輪徹底解剖とは

知っているようで、詳しくは知らない!?難解で独特な「競輪ワード」の数々を、競輪評論家の加藤慎平と競輪記者の町田洋一が、分かりやすく、徹底的に解説します!『競輪徹底解剖』を見て、学んで、競輪中級者へステップアップ!

加藤慎平

加藤 慎平(かとう しんぺい)

元プロ競輪選手。1998年8月に81期生として名古屋競輪場でプロデビュー。トップ戦線で活躍し、2005年12月の第21回読売新聞社杯全日本選抜競輪でG1初優勝を達成。さらに同月のKEIRINグランプリ2005を制覇し、競輪界の頂点に立った。前⼈未到の⽉額獲得賞⾦1億3,000万円のレコード記録保持者である。
2018年12月に惜しまれながらも現役を引退。通算1,326走、1着数は339回。現在は競輪解説者の枠だけに収まらず、様々な分野でマルチに活躍中。

町田洋一

町田 洋一(まちだ よういち)

競輪記者歴30数年。元祖・闘う新聞として名を馳せた伝説的専門紙『赤城』の記者としてデビュー。現在はフリーの記者としてアオケイを主戦場に、e-shinbunの統括としても検車場レポートなど取材、執筆活動中。歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調はファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいという想いから。
競輪をこよなく愛し、お酒も愛す、自称グルメ。最近は時事ネタの呟きもモットーにしている。

Perfecta Navi
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