TOP > 自転車競技 > Jプロツアー第4戦「袋井・掛川ロードレースDAY2」

自転車競技

一覧へ戻る

自転車競技

2023/04/14

P-Navi編集部

Jプロツアー第4戦「袋井・掛川ロードレースDAY2」

Jプロツアー第4戦「袋井・掛川ロードレースDAY2」

JBCFローシリーズの最高峰、Jプロツアー第4戦となる「第1回袋井・掛川ロードレースDAY2」が3月26日、前日開催されたDAY1と同じ、静岡県袋井市の「小笠山総合運動公園エコパ」に設営された1周6kmのコースで開催された。

DAY2は距離も倍以上となる22周132kmの設定。コースはヘアピンカーブや連続するコーナーが多く含まれ、そのたびに集団は減速と加速を強いられ、体力を奪われていくテクニカルなコース。道幅も狭く、集団の後方にいるほど、この振れ幅が大きくなるため、前方の位置を確保することも重要だ。距離が倍になったことで、さらにチームとしての戦略が重要になることだろう。

袋井掛川ロードレースのマップ
コースにはヘアピンコーナーやカーブが多く含まれる(JBCF公式サイトより)

雨は前日から降り続き、気温も変わらず14度と低い。強い風も吹き付け、この日も前日と同様に厳しいコンディションの中でのレースとなった。
個人総合首位の岡本隼(愛三工業レーシングチーム)を含む愛三工業レーシングチームがエントリーせず、リーダー不在のレースとなった。U23首位を守る津田悠義(キナンレーシングチーム)は、ホワイトジャージで前列に並ぶ。スタート時には雨は本降りになり、タフなレースになることを予想させた。

袋井掛川ロードレースが雨の中スタート
強く降りつける雨の中、レースが始まった

エコパスタジアム
エコパスタジアム前を抜けていく

レースはスタート直後から動いた。リアルスタートが切られたすぐ後に入部正太朗(シマノレーシング)がアタック。これをきっかけに9名が先行した。この中に天野壮悠(以上シマノレーシング)が加わり、シマノレーシングから2名が入り、有利な展開に。他のメンバーには、前年度覇者の小林海(マトリックスパワータグ)、前日レースを制した今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、実力者の新城雄大(キナンレーシングチーム)ら、有力なメンバーが顔を揃えた。

入部正太朗のアタック
入部正太朗(シマノレーシング)のアタックを契機に9名の先頭集団が作られた

順調に周回を回っていたが、5周目、パンクのため新城が遅れてメイン集団に戻り、先頭集団は8名となる。
メイン集団はシマノレーシングがコントロールに入っていたが、先頭集団とのタイム差が2分まで開いてしまい、これを危惧したキナンレーシングチームとチームブリヂストンサイクリングが6周目に先頭に立ち、コントロールを始めた。2チームがメイン集団を代わる代わる牽引し、引き上げて、差は40秒にまで縮まった。

ペースアップを図るキナンレーシングチームとチームブリヂストンサイクリング
キナンレーシングチームとチームブリヂストンサイクリングが集団のコントロールを始め、ペースアップを図る

強い雨の中を走り続ける集団
強い雨の中、走り続ける集団

先頭に、前日の勝者である今村を送り込んでいるチームブリヂストンサイクリングには、積極的に先頭集団を吸収する理由はなく、ここでコントロールから手を引いた。先頭集団にメンバーを送り込めていないキナンレーシングチームが単独で引き上げを図るものの、じわじわ差が開き、ギャップは1分20秒前後までに広がった。他チームも協力を始めるが、うまく差が詰まらない。

キナンレーシングチームが単独でレースをコントロール
キナンレーシングチームが単独で集団のコントロールをする態勢に

終盤に入り、先頭集団から2名が遅れて6名となるものの、メイン集団との差は縮まらないまま。勝負は6名に絞られた。

※レースも残り5周!優勝争いを制したのは……!?
次ページへ→

12

ページの先頭へ

メニューを開く