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2024/05/20

P-Navi編集部

Jプロツアー2024第8戦・西日本ロードクラシックDAY2

Jプロツアー2024第8戦・西日本ロードクラシックDAY2

兵庫県立播磨中央公園で4月28日、、Jプロツアーの第8戦となる「西日本ロードクラシック」2日目のDAY2が開催された。前日同会場で開催されたDAY1はショートレースだったが、一気におよそ3倍に距離が伸び、この日は20周144kmのレースとなった。
DAY2はJプロツアーの中で正式な「クラシック」レースとして設定され、ポイントランキングでレースレイティングが「ゴールド」に指定され、優勝者には500ポイントが授与される重要なレースである。



使用コースは丘陵地帯に立つ公園の地形を生かし、細かいアップダウンが続く難コース(注:1周7.2kmで開催)

この日は気温の上昇が予想されており、レース中の補給(水分等)は2周目から残り2周まで許可されることになった。スタートも、ローリングなしのマスドスタートに変更された。

西日本ロードクラシックDAY2のスタート
マスドスタート方式でレースがスタート

個人総合首位は岡本隼(愛三工業レーシングチーム、この日は欠場)が守り、U23の首位は寺田吉騎(シマノレーシング)が守っている。ホワイトジャージを着た寺田を先頭にレースがスタートした。

西日本ロードクラシックDAY2の補給ポイント
気温の上昇が予想され、2周目から補給をスタートさせる措置が取られた

西日本ロードクラシックDAY2のメイン集団
ペースが上がり、長く伸びるメイン集団

長距離の設定にも関わらず、レースは序盤から動きを見せた。2周目に6名が先行したのをきっかけに、3周目までに11名の先頭集団が形成された。

実力者が前団を形成する西日本ロードクラシックDAY2
早々に、実力者を多く含む先頭集団が形成された

この中には昨年度のJプロツアーチャンピオンである中井唯晶と寺田吉騎(以上、シマノレーシング)、トラックレースではアジアチャンピオンであり、世界を舞台に戦う橋本英也、同じくスピードを誇る今村駿介と松田祥位(以上、チームブリヂストンサイクリング)、シクロクロスの全日本チャンピオン織田聖と今季日本に移籍したアレクサンドロス・アグロティス(以上、マトリックスパワータグ)らが含まれている。人数も多く、実力のある選手が揃った危険な動きだ。4周目にここから1名が遅れ、先頭集団は10名となった。

レースをコントロールするヴィクトワール広島
コントロールするヴィクトワール広島

メイン集団は、先頭にメンバーを送り込めなかったヴィクトワール広島、チームサイクラーズスネル、宇都宮ブリッツェンなどが先頭に立ち、コントロールを行うが、好ペースを刻み先行する10名との差は拡大して行き、8周目には2分まで広がってしまった。

宇都宮ブリッツェン
宇都宮ブリッツェンが中心となり、引き上げを図るが、先頭集団との差は思うように縮まらない

レース中盤、金子宗平ら群馬グリフィンレーシングチームのメンバーが集団をペースアップさせ、差が少し縮まった。だが、メイン集団に残ったチームブリヂストンサイクリングのメンバーが先頭集団に乗るメンバーを守るため、差を広げるべく、集団のペースを抑えに入り、レース終盤に向けて両グループの差は再び広がってしまう。

チームブリヂストンサイクリングがメイン集団のペースを抑える
チームブリヂストンサイクリングのメンバーがメイン集団のペースを抑えるコントロールを始める

16周目には両集団の差は3分以上まで拡大してしまった。
16周目、先頭集団から4名が遅れ、チームブリヂストンサイクリングの3名と、寺田、織田とアグロティスの6名となった。先頭に3名を残し、さらに全員がゴール勝負に自信があるスピードマンであるチームブリヂストンサイクリングにとって、圧倒的に有利な状況だ。

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