徹底先行不在もこのメンバー構成なら阿部が積極的に出ていきそう。うまくマイペースに持ち込み逃げ切る。位置のない四宮が、強気に番手勝負に出る可能性もある。早めに阿部の後ろをとりきれば、直線で逆転も。

準決勝で７着大敗を喫した貝原だが、中釜のけん制が素晴らしかったためで、調子に問題はない。自分のタイミングで仕掛け逃げ切る。補充でも柔軟性ある田中の一発も見逃せない。

自力型３人の力量は互角だが、行きっぷりの良さは弓矢が上。好機にスパートして逃げ切る。逆に松坂が弓矢を封じて先手を奪えば逃げ切りも可能。

準決勝で涙をのんだ山田。気を取り直して臨む。特選を快勝しているように調子は問題ない。タイミング良く飛び出して押し切る。佐々木が早めにカマす流れなら、追走する山本の抜け出し。

一守と鈴木の127期同期の争い。２日間、両者の動きは互角も、一守のスピードに期待した。好機に仕掛けて押し切る。鈴木がすんなり先手を奪えば逃げ切りも。

総合力上位の久米。2日間、危なげない走りで連勝。動きは軽快だ。奥井も互角。マイペースに持ち込んでの逃げ切り完全Ｖも十分。

下井の機動力が上位だ。2日間、勝ち星はないが展開のアヤだろう。単騎と思われたが金成、石橋が援軍になった。逃げる依田を射程に入れ、まくる。中団を下井と中釜が取り合えば前団ペースになり、依田に乗る真崎の抜け出しも十分。