TOP > 自転車競技 > Jプロツアー開幕戦!鹿屋・肝付ロードレース

自転車競技

一覧へ戻る

自転車競技

2023/03/14

P-Navi編集部

Jプロツアー開幕戦!鹿屋・肝付ロードレース

Jプロツアー開幕戦!鹿屋・肝付ロードレース

JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が主催する自転車ロードレースのシリーズ戦「JBCFサイクルロードシリーズ」の最高峰リーグ「Jプロツアー」の2023年の開幕戦「第1回鹿屋・肝付ロードレース」が2月25日、、初開催となる鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コースで開催された。

鹿屋肝付ロードレース
Jプロツアー2023開幕戦は初開催の「鹿屋・肝付ロードレース」

「第1回鹿屋・肝付ロードレース」は、鹿児島県立大隅広域公園にスタート・フィニッシュ地点を設け、鹿屋市と肝付町にわたる1周6.5kmの公道を周回するコースを使用する。

鹿屋肝付ロードレース
鹿屋市と肝付町に広がる1周6.5kmの周回コース

コース前半はゆるやかなアップダウンが続く丘陵地帯を走り、後半は平坦基調の市街地を走る。コース内に厳しい登坂は含まれず、テクニカルなパートもない。比較的、スタンダードな印象だが、集団の動きを考えると、周回を重ねるごとに体力が徐々に削られるタイプのコースというところか。Jプロツアーのレースはこのコースを20周する130kmの設定で行われることになった。


序盤はゆるやかなアップダウンが続く

シーズン開幕戦ということで、移籍組はまだ見慣れぬジャージ姿で認識しにくく、海外遠征ですでにシーズン入りしたチームもあるが、多くの選手はオフ明けで、選手のコンディションもわからない。それぞれのチームが探りを入れながらのレースになるだろう。
このJプロツアーでは、シリーズ戦の累計でその時点で個人総合ランキング首位の選手には、レッドジャージが、U23の首位の選手にはホワイトジャージが与えられる。レッドジャージを抱えるチームはリーダーチームとして、相応の走り方が求められることになる。
今回は第1戦であり、リーダー不在の状態で、選手たちがスタートラインについた。最前列に並ぶのは、ホストチームとなる鹿屋を本拠地とするチーム「シエルブルー鹿屋(CIEL BLEU KANOYA)」のメンバーだ。

鹿屋肝付ロードレース
最前列に並ぶシエルブルー鹿屋のメンバー

集まった観客たちに見送られ、選手たちがスタートして行った。レース前半は数名が抜け出しては、集団に捕らえられる繰り返しで、決定的な動きが生まれないまま周回を重ねることになった。
後半に差しかかった10周目、ようやく大きな動きが生まれた。序盤にも積極的に動いていた河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が単独で抜け出したのだ。

河野翔輝
河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が集団から抜け出した

メイン集団は30秒前後の差を維持してこの河野の動きを見守った。12周目に入ると、才田直人(ベルマーレレーシングチーム)が追走を始め、ここに5名が加わり、先頭河野を追い始めた。
ほどなく、6名が河野に合流、先頭集団は7名になった。このメンバーには、天野壮悠(シマノレーシング)や新城雄大(キナンレーシングチーム)など、主要チームのメンバーも含まれていた。メイン集団との差は一時2分近くまで拡大した。

鹿屋肝付ロードレースの先頭集団
7名の先頭集団を形成

鹿屋肝付ロードレース
春を先取りする景観の中を走る

12

ページの先頭へ

メニューを開く