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2023/01/16

森泉宏一

『森泉宏一の実況天国』Vol.87

『森泉宏一の実況天国』Vol.87

パーフェクタナビをご覧の皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年も当コラム「森泉宏一の実況天国」へのご贔屓、ご愛顧の程、何卒よろしくお願いいたします。

さて、年末年始の私は、変わることなく公営競技にどっぷり浸かる日々を過ごしておりました。
12月31日の大晦日はお馴染みである「SGスーパースター王座決定戦」が開催され、2022年のナンバーワンを決める熱き戦いが繰り広げられました。

スーパースター王座決定戦を制した鈴木圭一郎

鈴木圭一郎(浜松32期)選手が、栄冠を勝ち取った一戦。
選んだ3枠からのトップスタート。「勝つならこの展開しかない!」と言わんばかりの会心のスタートから、逃げ切りを決めました。

よしもとお笑い芸人予想バトル

当日、川口オートのYouTubeライブでは、「よしもとお笑い芸人予想バトル」と銘打たれた企画が放送され、「燃えろ!!オートレース」チームからは、私と車券職人さんも出演。それぞれ実況とアシスタント、予想アドバイザーという立場での出演でした。

よしもとお笑い芸人予想バトル

芸人対決では、随所に「いい配当」の的中もあり、レースの興奮と合わせて、芸人さんたちに、そして番組をご覧頂いた方々に対して、少しでもお役に立てたという意味で安堵する1日となりました。

ちなみの高配当となったSGスーパースター王座決定戦でしたが、スタジオ内での的中者はなし。
予想で、有吉辰也(飯塚25期)選手の評価を下げてしまったことが敗因。
有吉選手は節間を通してスタートは切れていたにも関わらず……。
試走を何度も何度も見返し、
「2コーナーあたりがちゃんと回れていなかったことを差し引けば、もう少し試走タイムが出ていたのでは?」
など、鈴木圭一郎選手のウイニングランや表彰式を見るのもそこそこに、私と車券職人さんは、「なぜ有吉選手を買えなかったのか」という議論で持ちきり。
もちろん、「青山周平(伊勢崎31期)選手が着外」という想定外の事態(一種のアクシデントのようなもの)があっての高配当でした。しかし、展開的には考えられなくもないだけに、悔やみながらスタジオ近くのスーパーで、年越し蕎麦用の天ぷらを購入して家路につきました。もし、的中していれば、トッピングの具材も豪華(?)になったはずでしたが……。

江戸川ボートレース場

そして、年が明けた1月2日。新年の運試しも兼ねて、「ギャンブラーのガンジス川」こと江戸川ボートへ礼拝に向かいました。10年ほど前までレース実況を担当していた、私のかつてのホームでもある江戸川。

江戸川ボートレース場

当日は、東京3場では江戸川のみの開催ということもあり、場内は大きな賑わいを見せており、10時前の時点で指定席完売という、沐浴ではなく洗礼を浴びることに。

江戸川ボートレース場

久々のボートレース観戦は、2千円ほどの配当の的中が2、3本ほどあったものの、中穴、大穴的中がなく、新年早々にマイナススタート。(なお、前日の元日山陽ミッドナイトオートレースも負け)。
同行した妻は、マイケル田代選手の3着を買わずに万舟券になったことを、半月経った今でも悔いております(笑)。その日のマイケル選手は2回乗り。前半1回目のレースで、4コースカド位置でしたが敗退。高配当となった2回目は、6枠6コース。
「前半も後半も展示は結構よく見えた。しかし、4コースで苦戦したのなら6コースも苦しかろう」
という意見で一致した我々でしたが、気付けば、3連単は14,790円。
その日は他のレースでも6枠絡みの高配当を目の当たりにし、「江戸川の6コースは買い」という格言を、まざまざと見せつけられました。

このように、年末年始はレース後の「たられば」が目立つ日々。しかし、悔やみながらも「外れても、こんな話ができるだけで幸せだ」という思いもあります。
新年から回収率も振るわず、苦戦続きではあるものの、物事を共有できることの喜びを感じられるのが公営競技のいいところでしょう。
それは、本場でもサテライトでも、ネット上でも同じこと。
今年も「燃えろ!!オートレース」「オートナイト2本」、さらには現地配信などのライブ番組を通じて、皆様と「共有できることの幸せ」を楽しみたいところです。
私が番組上で大事にしている「コミュニティ」。これは変わることなく続けていきたいところであります。
本年も番組共々、変わらぬ愛をくれぐれもよろしくお願いいたします。

マッシロー
(外れ舟券を山羊のマッシローに食べてもらっている筆者)

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