恋して競輪ハンター

木三原さくら「恋して競輪ハンター」155 Hunting

巷で噂のニュースで、回収率も額が変われば、こんなことになるのかと、似たような回収率を叩き出す己を省みる今日この頃。皆さん、こんにちは。木三原さくらです。

さて、今年の最初に、このコラムで語っていた年間回収率の件ですが、3月が終わって100.1％となっております。きわきわの極みでございます。逃した魚は数知れず、川崎記念ではわずか4分の1車輪の間で17万円を獲り逃し、裏目千両とはまさにこのことで、30万円という結果にさらに震え上がりました。

こういう時、『ケチらず買えば…』と、言われることがたまにあります。しかし、ケチったわけではないのです。結果、決まった目は全く考えていない目だったので、私にとっては、どうあがいても買えない目だったのです。3連複も抑えておけば……という未練はあっても、ケチるんじゃなかった～という後悔は、微塵（みじん）もないんですよね。この気持ち、分かってくれる人いますでしょうか。分かってくれる人と結婚したい。ケチだから外れたんじゃない！　考えもつかなかったから外れたんだ！　ケチった時はケチったと自己申告するわ！　ケチって言うなあ！

『思い出しキレ』して、話がそれましたが、そんな裏に泣いた川崎記念や、松戸ミッドナイトは、なんとかちょい負けでこらえたものの、平塚のモーニング開催で重傷を負っています。
しかし、こういう時に熱くなってはいけません。ヤケになってもいいことがないのが、私の車券人生。
いつだって平常心。
ちょうど、しばらく生放送の出演もなかったので、気になったレースを1日1つか2つ、追いかけたい選手のレースに焦点を絞って、ぽちり、ぽちり。
はい、当たりません。
よっしゃ当たった！と思って見ても、その買い目だけ抜けていたり、本当に情けない外し方をしていました。
ケチって言われてキレといて、そもそも車券がへたくそ過ぎないか？
一向に復調の兆しなく、今日はもう終了と思いながらも開いてしまうチャリロトアプリ。
時刻は4月14日16時29分。
高知記念決勝の締め切り1分前でした。

メンバーと並びを見たら最後。某海外ドラマのように、時間の音が脳内に鳴り響きながらのダッシュ買い勝負です。
1番車に犬伏湧也選手、その後ろが清水裕友選手という並びを見ただけで、軸は清水選手に決めました。そして、相手に新山選響平手がいることで、消耗を考えて犬伏選手の残り目を外し、阿部将大選手の名前を見て、関東を破った2月の前橋F1を思い出し、清水選手と阿部選手の折り返し2車単を購入。その後、残高と時間がまだあったので、単騎勢との組み合わせを清水選手の軸から3連複で9点追加購入。

高知記念決勝のゴール前の攻防

1分で展開予想を2周できる自分に驚きつつ、買った狙い目は久々のヒット。負債回収、4月後半戦の軍資金確保に成功しました。
20分考えて懇親の勝負をしても外れるし、1分でダッシュ買いして当たることもあるし、勝負の世界はいまだに不思議です。
ただ、これだけは言えますね。
「何がどうあれ当たると嬉しい～」
これからも、直感も長考も駆使しつつ、最後の1分まで諦めずに車券勝負していきたいですね。
もちろん、自分のお財布の範囲内で。

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【恋して競輪ハンター・過去コラム】
154Hunting「開花目前！橋本宇宙選手」
153Hunting「車券下手の罪悪感」
152Hunting「三谷竜生の地元記念連覇」
151Hunting「大我くんから田中大我選手へ」
150Hunting「北井選手の異次元の強さ」
149Hunting「2024年万車券初め」
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147Hunting「玉野競輪初のS級ミッドナイト」
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145Hunting「並びの思惑」