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2023/12/12

P-Navi編集部

シクロクロスJCX第3戦・幕張クロス

シクロクロスJCX第3戦・幕張クロス

千葉県千葉市の幕張海浜公園でJCXシリーズ第3戦「幕張クロス」が11月5日、開催された。このレースは全日本選手権への出場資格となるポイントが付与されるJCFシクロクロスシリーズにも認定されている。

今年も晴天にめぐまれ、11月とは思えない暖かさ。午後には気温は24度にも達した。常設のMTBコースに芝生エリアを組み合わせて設営されており、森林のパンプトラック、直登の登りなど、テクニカルなセクションも含まれる。幅の狭い区間も多く、追い越しにも制限がかかってくる。昨年よりも難度が上がっており、コーナーの数も多く、気が緩め
ば、ミスも出やすくなるだろう。とはいえ、ペースアップができる平坦区間も長くコースはドライ。例年通り、ハイスピードのレースが予想された。


「昨年度より難しくなった」というコース。コーナーやアップダウンが多く、さらに加速できる直線区間も長い。力の差が出るコースだ

忍者返し
どのカテゴリーも大混戦となる名物の難所「忍者返し」

男子最上位カテゴリーのME1には90名がエントリー。全日本チャンピオンで第2戦を独走で制した織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は幕張クロス4連覇中。圧倒的な優勝候補だ。鈴木来人(OnebyESU-ICV)、さらには、今シーズンを最後に、長く所属したチームを移籍する小坂光(宇都宮ブリッツェン)などが最前列に並んだ。

幕張クロスのスタート
全日本チャンピオンジャージ姿の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)を中央にラインナップ

豪快にスタート。まず、キレのあるスタートダッシュを見せたのは副島。そのまま先頭で最初のコーナーを回る。後には鈴木らが続く。

幕張クロスのスタート
一気に選手がコースになだれ込む

副島達海(大阪産業大学)、と柚木伸元(日本大学)がしばらく先頭を行くが、織田が二人を軽やかにかわし、先頭に躍り出た。


早くも独走態勢に入った織田

副島達海と柚木伸元
追う副島達海(大阪産業大学)、柚木伸元(日本大学)

織田は、早くも他の選手たちを振り切り、2周目から独走態勢に入った。追走はまとまらず、副島や柚木は単独で織田を追う形となった。

織田聖のバニーホップ
バニーホップでシケイン(障害物)を跳ぶ織田

その後に続くのが、鈴木と小坂、加藤健悟(臼杵レーシング)の3名。だが、追走のペースは上がらない。
織田は悠々と先頭を走り続け、そのまま単独でフィニッシュ。幕張クロスの5連覇並びに、JCXシリーズでも連勝を決めた。

優勝した織田聖
独走で大会5連覇とJCXシリーズ連覇を決めた織田

織田聖と渡辺航
祝福する弱虫ペダル作者の渡辺航氏

幕張クロスの表彰台
優勝した織田、2位の副島、3位の柚木

2位には副島、3位には柚木が入っている。

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【結果】
JCX第3戦 幕張クロス エリート男子(ME1)

1位/織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)57:39.69
2位/副島達海(大阪産業大学)+00:21
3位/柚木伸元(日本大学)+01:47
4位/鈴木来人(OnebyESU-ICV)+02:50
5位/小坂光(宇都宮ブリッツェン)+03:12

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