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2024/03/27

P-Navi編集部

富士山サイクルロードレース2024

富士山サイクルロードレース2024

静岡県富士市を舞台に「Jatoco presents 富士山サイクルロードレース2024」が3月2日、3日の2日間にかけて、開催された。3日は富士市役所前の大通りを交通封鎖した特設コースを使い、メインレースは国内のプロリーグと学生リーグの選手たちが頂上決戦を展開するクリテリムレース「富士クリテリウムチャンピオンシップ」。大会は、今年で3回目となり、多くの観客が会場を訪れた。

富士クリテリウムチャンピオンシップの決勝には、1日目に開催された予選を勝ち抜いた76名が参加する。2日目には、U15、ジュニア、マスターズ、エリート、女子のレースと、予選を突破できなかったメンバーによるレースが開催された。


女子レースは2日間に渡って開催された


一般向けレースも同じコースで開催

コースは富士市の中心部を通る「青葉通り」に設定された。両端にヘアピンカーブを据えた1周1.8kmのシンプルなもの。ほぼ平坦だが、ラスト200mがわずかに上っており、ゴール勝負をする上では、よりパワーを必要とする設定になっている。


道路を往復するサーキット。シンプルだが、選手たちの姿が何度も見られ、観戦を十分に楽しめる


コースの両端には180度の折り返しターンが設定されている


富士山を背景にウォーミングアップする選手

3日は、青い空が広がり、気温も安定しており、観戦日和。富士山もくっきりと姿を現した。冷たい雨に見舞われた前年度と比べると天国のような天気に恵まれ、朝からコースやメイン会場は観客たちでにぎわっていた。


メイン会場にはキッチンカーが並ぶ


地元店もブースを構え、施術を行った

この週末は風が強く、1日目朝には設営したテントが全て飛散し、修復に時間を要した経緯もあり、この日も万が一に備え、全チームがテントを畳んでからスタートラインに着いた。


押し寄せた多くの観客の前でスタートが切られた


コース脇を埋め、走行する選手たちに声援を送る観客

レースはコースを30周する54kmに設定された。多くの観客に見守られながら選手が定刻にスタート。


スタート後すぐにアタックがかかり、2名が飛び出し、ハイペースな展開を予期させた

スタート直後からアタックがかけられ、会場は沸く。スピードが上がった集団は長く伸び、観客の目と鼻の先を駆けていく。


アタックの掛け合いでハイペースの展開が続くレースを観客が見守る


頻繁にアタックがかかるが、逃げがなかなか決まらない

集団はしばらく抜け出しが決まらず、不安定な状態が続いた。そんな中で7名が先行し、メイン集団との差を開いた。
この先頭集団には昨年Jプロツアーを制した中井唯晶(シマノレーシング)、全日本チャンピオンの経験を持つ山本元喜(キナンレーシングチーム)らが含まれており、緊張が走る。


有力なメンバーを含む7名が集団から抜け出した

メイン集団から、追走が発生し、シクロクロスとMTBで全日本チャンピオン経験を持つ沢田時(宇都宮ブリッツェン)や地元チームの床井亮太(レバンテフジ静岡)らを含む9名が先頭を追った。

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