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2024/01/09

P-Navi編集部

伊勢崎オートG1(準決勝戦)レポート

伊勢崎オートG1(準決勝戦)レポート

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
伊勢崎オートG1シルクカップ準決勝戦の第11レース
加賀谷建明がフライング。0線から1・新井日和が好ダッシュを決めるも、10線から好スタートを決めた4・松本康が2番手、6・長田稚也が3番手に付ける。逃げる新井の内を松本が狙うが、そのさらに内を長田が突いて2車抜き成功。先頭に躍り出た長田が、後続を引き離して1着ゴール。2着に松本が粘り、優勝候補の一角だった高橋貢(3着)、荒尾聡(4着)は優出を逃した。

長田稚也
1着/長田稚也(飯塚期)
競走タイム3.341
競走車名:ロシナンテ
ランク:S17
今節の成績:1着・2着・5着・1着
G1優勝回数:1回(23年飯塚:ダイヤモンドレース)

昨年はG1初優勝、SG初優出、そして年末のSS王座決定戦トライアルに初出場と「充実の1年」を過ごした。今年も初戦からG1優出。準決勝戦は試走3.27でメンバー中トップ、さらに競走タイム3.341は今節のトップタイムで快勝した。「整備して試走から良くなってきました」と、マシンは好ムード。準決勝戦はフライングがあったが、スタートは「2回とも切れました」。優勝戦は準決勝戦と同様に6枠から。昨年の勢いそのままに、2個目のG1タイトルを手にする可能性も。

松本康
2着/松本康(伊勢崎32期)
競走タイム3.360
競走車名:モササウルス
ランク:S38
今節の成績:3着・5着・4着・2着
G1優勝回数:0回

今節ここまでは2連対はなかったが、準決勝戦は10線の最内から、「普段はいかないスタート練習に3回行って、自信をもって切れました」と好ダッシュから好展開を作った。G1優出は昨年3月山陽の令和グランドCC以来で、シルクカップは2年連続の優出に「嬉しいです」と笑顔。優勝戦も6人並び、10線の最内。「同期の藤本(梨恵)がSSガールズ王座を勝って、浜松の開幕戦で吉原恭佑が優勝。次は僕が獲りたい」。同期の流れに乗れるか。

11Rレース結果

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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
伊勢崎オートG1シルクカップ準決勝戦の第12レース
スタートは0線外から2・鈴木静二が決めて逃げていくが、10線大外から永井大介がカマシを決めて、1周回で2番手まで浮上する。8・青山は1周回目で中団付近に付ける。逃げる鈴木を2周回3コーナーで永井がかわして抜け出すと、2番手に6・木村、さらに青山も3番手まで浮上してくる。青山は5周回目に木村のインに入り2番手に上がるが、抜け出した永井はセーフティーリード。永井が1着、青山は追い上げるも2着。3着は木村が入線した。

永井大介
1着/永井大介(川口25期)
競走タイム3.354
競走車名:ビンテージ
ランク:S12
今節の成績:4着・2着・6着・1着
G1優勝回数:26回(23年川口:開設記念レース)

10線大外から鮮烈なスタートを決めると、早々に0mハンデの2車をかわして先頭に立つ速攻劇を見せた。ヘッド回りの整備をしたことで、エンジンは「今日が一番よかったです」。スタートも「いい感じで切れた」が、抜け出してからは「タイヤが滑った」ため、優勝戦に向けては交換していく。準決勝戦と同様に7枠で、10m後ろから青山周平が追い上げてくる。再度の速攻戦で、11年ぶりとなる伊勢崎でのG1優勝を目指す。

青山周平
2着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.353
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・2着・3着・2着
G1優勝回数:23回(23年浜松:プレミアムカップ)

年末のSGスーパースター王座決定戦を制覇。G1シルクカップは4連覇を目指す中で、課せられたスーパーハンデ。1着こそ初日のみだったが、連日、懸命な追い込みを見せ、オール掲示板入りでの優勝戦進出を決めた。エンジン自体は「安定して良い」状態で、通常ハンデなら問題ないが、今節はスーパーハンデだけに「なかなか思ったように進まない」と、さらに一段階上の仕上がりを求められる。優勝戦はただひとり20線のスタート位置で「厳しいですね」。現在、伊勢崎では7連続優勝中。大会4連覇の偉業を目指して、スーパーハンデからの追い上げに期待が高まる__。

12Rレース結果

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 
1/三浦康平(伊勢崎28期)0m
2/松本康(伊勢崎32期)10m
3/松尾啓史(山陽26期)10m
4/早川清太郎(伊勢崎29期)10m
5/丹村飛竜(山陽29期)10m
6/長田稚也(飯塚34期)10m
7/永井大介(川口25期)10m
8/青山周平(伊勢崎31期)20m

優勝戦は伊勢崎勢が4名、山陽勢が2名、飯塚、川口が1名ずつで、0mハンデに三浦、10mハンデに6名、20mハンデに青山が並ぶ構成となった。
シルクカップ3連覇中で、スーパーハンデから優勝戦に駒を進めた青山周平の動向が最も注目を集めそうだが、スピード、捌きある選手がそろっており、厳しい位置であることに変わりはない。
序盤は三浦が0mからスタートを決めて引っ張りそうだが、まずは10mハンデから先手を奪うのは誰か。準決勝戦を好タイムで上がった長田稚也、丹村飛竜、大外から永井大介がスタートを決めれば、さらにハイペースの流れになるだろう。今節オール2連対の早川は、スタート後手を踏むと厳しいが、準決勝戦のように好位を確保できれば、機力的にもチャンスは十分か。

最終日の天気は晴れで、午後過ぎからは曇りの予報。日中の気温は前日よりも上がる予報ではあるが、北寄りの風もうけて、優勝戦の時刻は、やはり冬特有の冷えた走路での決戦となりそうだ。
オートレース界の今年最初のグレードレース、G1シルクカップを制して、2024年の好発進を決めるのは、どの選手か。
注目の最終日・優勝戦は17時発走予定です。

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【G1シルクカップ・プレイバック】
G1シルクカップ(23年1月)
優勝者:青山周平
G1シルクカップ(22年1月)
優勝者:青山周平
G1シルクカップ(21年1月)
優勝者:青山周平
G1シルクカップ(20年1月)
優勝者:池田政和

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