【SGオールスターオートレース】青山周平が逃げ切りV

2024年4月29日　飯塚オート
SG第43回オールスターオートレース（最終日）

今年は2開催目となるオートレースのSG競走「第43回オールスターオートレース」。
2月の全日本選抜では金子大輔が、鈴木圭一郎、青山周平の「2強」を破り9年ぶりのSG制覇を成し遂げたが、今開催の話題を初日から独占したのは鈴木圭一郎だった。オールスター前までに積み重ねた連勝は「13」で、その勢いは今開催もとどまるところを知らず、初日のスターセレクションから連戦連勝。3日目にはオートレース史上最多の「16連勝」の新記録を樹立。さらに4日目と準決勝戦も勝利して、18連勝でSGオールスター4連覇に王手をかけた。
一方の青山もしっかりと優勝戦に駒を進めると、飯塚勢からは有吉辰也、中村杏亮、長田稚也の3名が優出を決めて、今回も好メンバーによる0mオープン＆10周回は激戦が予想された。

※準決勝戦レポートはこちら

【12R＝優勝戦】
＊10周回5,100ｍ　0mオープン戦
斑走路＝走路温度23度
1／青山周平（伊勢崎31期）3.27
2／鈴木宏和（浜松32期）3.36
3／長田稚也（飯塚34期）3.28
4／鈴木圭一郎（浜松32期）3.34
5／有吉辰也（飯塚25期）3.31
6／佐藤摩弥（川口31期）3.32
7／佐藤貴也（浜松29期）3.30
8／中村杏亮（飯塚33期）3.27
※右数字は試走タイム

前日までは最終日の飯塚は雨予報が出ていたが、朝から降っていた雨が昼過ぎには止み、第1レースの開始時には晴れ間も見えるほどに。4レースから良走路になるまで回復した。だが、最終レースの試走後に小雨が降り出し、走路は斑（ぶち）発表となった。
試走は3.27で青山と中村がトップ。3.28で長田が続いて、鈴木圭は3，34とタイムは振るわず。試走を経て、青山が一番人気に推され、対抗一番手は鈴木圭、長田、有吉、中村ら飯塚勢も支持を集めた。

ファンファーレとファンの拍手とともに優勝戦がスタート。飛び出したのは青山で、佐藤摩が2番手で続く。佐藤摩も逆転を狙うが、青山が10周回を抑えきって優勝のチェッカー。SGは昨年末のスーパースター王座決定戦以来、通算16回目。オールスターは2016年以来2回目の制覇。青山は通算101回目の優勝をSGで果たし、ナンバーワンの力を改めて誇示した。一方、試走から劣勢だった鈴木圭は4着に終わり、連勝記録は18でストップした。

■レース展開

スタートで1・青山が先制し、2番手には6・佐藤摩、3番手に8・中村、4番手に有吉で、鈴木圭はスタート浮いて7番手に置かれる。青山が逃げ態勢に入り、佐藤摩がぴたりと続く。3番手から中村も仕掛けを試みるが、逆転とはいかず。佐藤摩もアウトから捲りを狙うも、これも青山がおさえていく。4周回で有吉が中村をかわして3番手に浮上して前の2車を追う。青山の逃げに対して、佐藤摩が幾度と仕掛けるが、青山も先頭を譲らない。最後の直線も佐藤摩が切り返して逆転を狙うが、青山が振り切って優勝。2着に佐藤摩、3着に有吉が入線した。

【SGオールスターオートレース・優勝戦】
2連単1-6　4,440円（12番人気）
3連単1-6-5　26,440円（64番人気）

優勝／青山周平（伊勢崎31期）
競走車名：ハルク・73
ランク：S1
競走タイム：3.361
今節成績：3着・1着・1着・2着・1着・1着
次走出場予定：伊勢崎（5月3日～6日）

今日は晴れと思っていきました。
試走から昨日と変わらないか、感触は良かったと思います。
スタートは目一杯、切っていきました。なかなか後ろから迫ってくる選手がいたので、すごく苦しかったです。
（後ろが）摩弥ちゃんだなのは分かっていたので、末恐ろしい選手と思いながら走っていました。
何とか先頭でゴールできて良かったです。
準決勝戦の前に下回りの整備を手伝ってもらった皆のおかげと、支えてくれた周りの方々のおかげですね。
6日間は長いので、5日間がいいです（笑）。
6日間を全力で戦って疲れましたが、ファン投票をしていただいたことを胸に1走、1走を走りました。また次も頑張ります。

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【SG・プレミアムカップ優勝戦ポイント状況】
SG優勝：金子大輔
SG優勝：青山周平
1位　鈴木圭一郎　27
2位　有吉　辰也　19
3位　佐藤　摩弥　13
4位　荒尾　　聡　9
5位　黒川　京介　7
6位　中村　杏亮　6
6位　加賀谷建明　6
8位　佐藤　貴也　5
9位　中村　雅人　4
9位　長田　稚也　4
11位　鈴木　宏和　3
12位　高橋　　貢　2
13位　松本　康　1

※ポイントのみの順位です。