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2024/03/09

P-Navi編集部

川口オートG1(準決勝戦)レポート

川口オートG1(準決勝戦)レポート

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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
川口オートG1開設記念グランプリレース4日目準決勝戦11レース
11レースのみ0‐10mのハンデ戦。スタートで10mの最内から2・佐藤裕二が1・福田裕二を叩くと、4・木村も好スタートを決めて、1周回3コーナーで佐藤をかわして先頭に立つ。8・青山周平は1周回で3番手までポジションを上げ、さらに2周回で佐藤をとらえて2番手に浮上し、逃げる木村を追う。青山は徐々に木村との差を詰めると、4周回2コーナーで木村をとらえ先頭奪取。青山がそのまま1着。3番手から7・荒尾聡も追い上げるが、2着に木村。

青山周平
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.360
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・1着・2着・1着
G1優勝:24回(24年伊勢崎:シルクカップ)

3日目は泉田修佑の前に、僅か届かずの2着だったが、準決勝戦は攻め鋭くシリーズ3勝目。枠番選択では、1番目の選択順で、笑顔の1枠即決。当大会は2014年に優勝歴あり。昨年のMVPが、盤石のレースで今年3回目、通算99回目の優勝となるか。

※公開勝ち上がりインタビューより
一杯いっぱいでした。試走は、昨日よりも感じ良く乗れて、今節の中では一番良かったと思います。スタートは内側の選手が皆、速いのですが、自分なりに精いっぱい切りました。エンジンも昨日より上向いて、展開も何とか自分に向いてくれた感じ。一杯いっぱいで追いかけて、何とか先頭に出られました。(優勝戦に向けて)何かしないといけないかなと思います。

木村武之
2着/木村武之(浜松26期)
競走タイム:3.367
競走車名:ワント
ランク:S21
今節の成績:2着・4着・5着・2着
G1優勝:17回(22年浜松:ゴールデンレース)

準決勝戦では鮮やかなスタートダッシュで展開を作った。近況はグレード戦線で準決勝戦が壁になっており、G1は昨年9月浜松での特別G1以来(優勝戦6着)以来の優出。枠番選択は8番目で、5枠があいており、この枠をどう活かすか。優勝なら、開設記念グランプリレースは実に21年ぶりとなる。

※公開勝ち上がりインタビューより
久々なので嬉しいですね。今節の中では一番いい手応えでした。良いスタートが切れましたね。序盤よりも、周回を重ねるとタイヤに負担かかったので、ペースが落ちました。周平が速かったので、タイヤを滑らせないように走っていました。周回を重ねてもタイヤに負担が来ないようなセッティングをしたい。タイヤも考えます。

※11レース結果
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
川口オートG1開設記念グランプリレース4日目準決勝戦12レース
10m最内から1・岩田裕臣が先制して、主導権を握っていく。2番手に2・泉田修佑が続き、スタート中団につけた6・永井大介は1周回3コーナーから捲りで3番手まで浮上する。2周回目に永井は泉田を捲ると、さらに岩田のインに飛び込んで先頭に躍り出る。8・鈴木圭一郎は5番手で攻めあぐねるが、4周回目に4・上和田拓海をかわすと周回ごとにポジションを上げ、最終周回で泉田をとらえて2番手に上がる。最後は鈴木も外から詰め寄るが、永井が押し切り1着。2着に鈴木、3着に泉田が入線。

永井大介
1着/永井大介(川口25期)
競走タイム:3.344
競走車名:ビンテージ
ランク:S12
今節の成績:4着・1着・3着・1着
G1優勝:26回(23年川口:開設記念グランプリレース)

ディフェンディングチャンピオンが、しっかりと優出を決めてきた。昨年は10mオープンの4枠から速攻を決めて、8周回を押し切った。今年の優勝戦は0mオープン戦の2枠から、大会連覇をもくろむ。

※公開勝ち上がりインタビューより
試走が全然手応えが無くて、風に負けていたのですが、スタートだけ行こうと思ったら、まさか圭一郎君に勝てるとは。上出来です。スタートは良かったですが、内の皆が速いので。自分なりに、良いスタートは切れました。よく覚えていないのですが、いい展開に向いたので良かったです。試走は風に負けたので、あまり大きいところを走らず。タイヤも良くて、上出来です。あがりタイムも出たので、電気位置をやったのが少しいい方向に向いたのかな。微調整でいきます。すごいメンバーですけど、連覇を目指して頑張ります。

鈴木圭一郎
2着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.347
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・2着
G1優勝:16回(24年浜松:スピード王決定戦)

準決勝戦はスタートから後手を踏み、なかなか前を打破できずにいたが、後半からは、しっかりと追い上げて8番目の優出シートをつかんだ。手前がない症状が続いており、優勝戦までにどう修正してくるか。今年は30走して、2月浜松の優勝戦以外、29走で2連対(1着23回、2着6回)の「超」ハイアベレージ。5番目の順番で選択した大外「8枠」から、No,1ランカーが、どんなパフォーマンスを見せるか。

※公開勝ち上がりインタビューより
スタートが遅すぎて、どうしようかなという感じです。試走は今節の中では一番良かったです。(スタートは)いろいろ練習でも切り方を変えているのですが、前節と比べて、持っていく感じがないので、たぶんエンジンからだと思います。今節はずっと手前がなくて、エンジンが上がってくるまでに3周くらいかかってしまう。これでは明日は勝てないので、考えます。後半はエンジンは少し良くなってくる感じ。でも、明日はメンバーもすごいので、何かしたいと思います。

※12レース結果
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 0mオープン戦
1/青山周平(伊勢崎31期)1番目
2/永井大介(川口25期)2番目
3/佐藤励(川口35期)3番目
4/中村杏亮(飯塚33期)4番目
5/木村武之(浜松26期)8番目
6/佐藤貴也(浜松29期)6番目
7/小林瑞季(川口32期)7番目
8/鈴木圭一郎(浜松32期)5番目
※右数字はハンデ

優勝戦は、0mオープン戦の枠番選択となった。
準決勝戦1着選手のうち、得点上位から順に枠番を選び、2着も同様に選択していく。
最初の指名となった青山が笑顔で1枠を取ると、永井、佐藤励、中村と順番に内枠から埋まる。5番目の鈴木が8枠を選択すると、佐藤貴は6枠、小林が7枠に入り、最後の選択だった木村があいている5枠に入り、枠番が決定した。

豪華メンバーの激突となった優勝戦。
中でも、準決勝戦を勝利して今節3勝、オール連対で勝ち上がってきた青山が、選択した1枠からレースを支配すれば、優勝最有力となろう。だが、大会連覇を狙う永井、動き激変した佐藤、中村らのスピードも侮れず、青山に挑む。鈴木は準決勝戦も納得の動きではなかっただけに、優勝戦に向けてどう態勢を立て直してくるか。この8枠選択が、どう出るのかも注目だろう。

今節は雪あり、雨あり、天気の変化が激しかったが、最終日は4日目同様に、晴れ予報が出ており、良走路で決戦を迎えられそう。
実力者の安定した強さ、若手の台頭、地元勢の活躍と、楽しみなメンバー構成となった優勝戦。さらなる高速戦となりそうな一戦を制するのは!?

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【川口オートG1開設記念グランプリレース・過去レポート】
23年2月G1開設71周年記念グランプリレース
優勝:永井大介
22年2月G1開設70周年記念グランプリレース
優勝:小林瑞季
21年3月G1開設69周年記念グランプリレース
優勝:有吉辰也
19年12月G1開設68周年記念グランプリレース
優勝:若井友和

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