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2022/05/26

森泉宏一

『森泉宏一の実況天国』Vol.78

『森泉宏一の実況天国』Vol.78

優勝回数2回は、佐藤大地選手(浜松34期)古城龍之介選手(山陽34期)野本佳章選手(伊勢崎34期)の3名です。


佐藤大地選手(写真提供:公益財団法人JKA)

佐藤選手のデビュー節は、不成立となったレースを除いた全てのレースで車券絡みの活躍と、上々のスタート。(この開催では師匠である浅野浩幸(浜松25期)選手が自身8年ぶりの優勝を飾る)。
その後も同期の中では安定した成績を残し、試走タイム自己ベストを出したデビュー10走目で初勝利をマーク。
そして昨年6月の地元・浜松で行われたアーリーレース。同じく初優勝を狙う交川陽子選手(浜松33期)選手を残り2周でとらえ、2度目の優出でデビュー初優勝を達成しました。そして、10月末の山陽開催で2度目の優勝。
ここまで2度の優勝は、いずれも7車立て。8車立ての優勝も達成して、さらに自信を深めてほしいところ。
同じ福島県出身である早川清太郎選手(伊勢崎29期)に続く「みちのくレーサー」としての活躍も期待したいです。
個人的に、最近の大地選手とは車券相性が良くなっている“仲”ということもあり(笑)、今後もより注目したい存在であります。(私の今年度初万車券は大地選手から。しかも大地選手の出身地である福島県滞在中に的中という偶然も!)

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古城龍之介選手(写真提供:公益財団法人JKA)

今年初優勝を飾ったのは古城選手。
古城選手はデビュー2走目で初勝利。その後、2019年12月の飯塚開催の前検日に負傷し、約1年間の欠場と苦しい時期を過ごします。翌2021年1月から復帰し、ジワジワと実力をつけて迎えた2022年、ナイター開催となった地元山陽。
丹村飛竜選手(山陽29期)や鈴木宏和選手(浜松32期)など好メンバーが揃う一戦でした。道中は地元の先輩・西村龍太郎選手(山陽25期)がピッタリとマークする展開も、見事に逃げ切り、デビュー初優勝!
そして翌月にはミッドナイト開催でも優勝を飾るなど昇り調子。2月から3月にかけては白星量産中です。
4月の地元G1では記念初勝利を飾るなど、アピールを続けています。

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野本佳章選手(写真提供:公益財団法人JKA)

野本選手はバイクやスポーツなどの全国優勝経験者、海外での成績優秀者らが対象となる入試特例選手の1人。
2016年にはバイク・トライアル世界選手権出場の経歴を持ちます。
昨年3月の地元開催では、師匠である塚越浩之選手(伊勢崎23期)と共に優出。師弟対決を制し、ホーム走路でデビュー初優勝を決めました。スタート力に目を見張るものがあり、レース序盤から沸かせてくれる選手の1人です。

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石川哲也選手(写真提供:公益財団法人JKA)

石川哲也選手(伊勢崎34期)は石川岳彦(伊勢崎19期)選手との父子鷹。
高校は野球の名門・栃木県の文星芸大附属高校出身。自身も投手として栃木県大会ベスト4進出を経験。
2020年8月の川口開催では師匠の新井淳選手(伊勢崎23期)選手と共に優出。これが石川選手自身初の優出に。
さらに翌年10月の川口開催でデビュー初優勝!
初優出も初優勝も川口と縁起のいい走路となっているだけに、川口あっせん時は特に注視したいところ。

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石本圭耶選手(写真提供:公益財団法人JKA)

そしてまだ優勝未経験ではあるものの、オートレースファンの皆さんとしては石本圭耶選手(飯塚34期)の活躍を期待されてる方も多いでしょう。昨年は一級車に乗り替わった途端に、2節連続優出と大きなインパクトを与えました。
その後はケガによる長期欠場もありましたが、近況は優勝戦進出だけでなく、展開次第では優勝もあるのでは? と予感させてくれるところまできています。近いうちに初優勝も期待できそうです。

また、先日(5月20日)は道智亮介選手(飯塚34期)が地元ミッドナイトで初優出・初優勝を達成!
そして、34期女子レーサーで最初の優勝者となるのは、どの選手なのか。ここにも注目したいところですね。

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