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2024/01/22

鈴木奈央

鈴木奈央の「自転車ストーリー」Vol.28

鈴木奈央の「自転車ストーリー」Vol.28

新年あけましておめでとうございます。
2024年が始まって、もうすぐ1カ月が経ちますね。
皆様はどんな1カ月でしたか?

私は、年明けは斡旋(あっせん)が入らなかったので、実家に帰り、ゆっくりお正月を過ごすことができました。ですが、日本では、新年早々から大地震がおきたり、飛行機事故があったりと、良くないことが続きました。被害に遭われた方のご冥福をお祈りします。一刻も早く元の生活に戻ることを願います。私は、実家が海の近くにあるため、災害が起きたら、どうやって、どこに逃げるかを、家族と改めて確認し直しました。

さて、今年の一発目のレースは松山ナイター競輪(1月8日~10日)でした。
静岡県もみかんが有名ですが、松山に行く楽しみのひとつは、みかんを食べることです!(笑)。今回は、前泊のホテルの近くに『JAえひめ中央太陽市』というところがあったため、ワクワクしながら、みかんを買いに行きました。『紅まどんな』を目当てに行ったのですが、残念ながら、もう時期は終わってしまったみたいで、ひとつも置いてなくて……。直売所に、みかんを納品しにきた農家のおじちゃんに、「今は何のみかんが旬ですか?」と質問して、おじさんおすすめの『甘平』というみかんを買いました。糖度が高く、とてもあまくて、美味しかったです! 実家やお世話になっている方にも送り、とても喜んでもらえました! お土産を買うのは、遠くの競輪場へ行く時の楽しみでもあります。

松山での成績は、3着2着3着で、成績をまとめることはできましたが、1着を取ることができませんでした。
実は、1月はメールでの追加斡旋(あっせん)をいただいていたのですが、12月も3本レースがあり、まとまった練習ができていなかったので、それを断って、1月は基礎アップするために時間を取ろうと思っていました。松山が終わってからの練習計画を立てていたのですが、松山から帰ってきてから、体調を崩してしまい……。さらに、予定していたイベントにも出ることができず……良い1年のスタートを切ることができませんでした。
体調管理も、選手であるからには、しっかりしなくてはならないのですが、次から次へとレースはあります。疲れ果てて、免疫力の落ちた状態で、飛行機や新幹線に乗ったり、移動を行ったりしなければならないため、もっと感染対策をしっかりとしないといけないなと改めて感じました。
1月後半からは、気を取り直して、気合いも入れ直して、頑張っていきます。

そして、普段一緒に練習しているアマチュアの赤池七虹ちゃんが、日本競輪選手養成所の試験に合格しました! 良い報告を受けたので、私も頑張らなきゃ!と、気持ちが入りました。一緒に写っている山口真未さんも、静岡競輪で地元優勝をしました。私の今年の目標は、静岡競輪場で地元優勝すること! G1に出場して決勝に進むこと!です!
目標達成するための過程が重要だと思っているので、毎日の練習を、練習仲間と切磋琢磨して頑張ります。

今年も1年、よろしくお願いします!!

(今後の予定)
1月26日~28日 川崎F2ナイター(チャリロト杯)
2月4日~6日 西武園F2ナイター
2月12日~14日 別府F2ミッドナイト
2月25日~27日 小倉F2ミッドナイト

※本文中の掲載写真は選手本人より提供。

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【過去のコラムはこちら】
鈴木奈央の「自転車ストーリー」
Vol.27「チャレンジを続けた2023年」
Vol.26「伊東温泉で完全優勝」
Vol.25「経験を積んだ10月」
Vol.24「大切な1カ月」
Vol.23「練習と休息のバランス」
Vol.22「2回目の函館へ」
Vol.21「初のG1パールカップ」
Vol.20「デビュー当時の思い出」
Vol.19「通算100勝達成!」
Vol.18「アップからレースまで」

【略歴】

鈴木奈央(すずき・なお)

1997年2月9日生 静岡県出身

ガールズケイリンでは110期生(ガールズ5期生)として日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入り、在校1位の成績を上げる。2016年7月に静岡競輪場でデビュー。2戦目の平塚で初優勝。2023年12月の前橋で通算14回目の優勝を果たしている。また、2023年3月7日に佐世保競輪場で通算100勝達成した。
自転車競技では2017年11月にUCIトラックサイクリングワールドカップ第2戦(イギリス・マンチェスター)において女子チームパシュートに出場、同種目の日本初となる銅メダルを獲得した。

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