ストロベビー・生いっちょう『ラインの力とは』

皆様、こんにち脇本ーーー！！
お久しブフリーーー！！
どーも、ストロベビーの生いっちょうです！！

ゴールデンウイークの昼下がり、ちょっと遅めの起床をすると、学校休みの娘が駆け寄って来ました。
その両目の周りには、なんと、青あざが！！
「どーした！？　何があった！！？」と、慌てまくり。
ただ、娘はケロッと「いいでしょ！　お化粧した！」。
なんだよ～と安心したオレは「ハロウィンぽくていいね！！」
と、その時の精いっぱいの褒め言葉をかけると、何を取り違えたのか、
「このまま公園行く！！」と言い出して聞かない。
あんまり状況をつかめてない嫁も「いいじゃん。行ってきなよ」と軽く言う。

いや、下手すりゃオレ捕まるわ！！

娘よ。ちょっとさみしい気はするけど、早く化粧、上手くなってくれ。

我が家でのゴールデンウイークはこんな感じ（どんな感じだよ！）でしたが、いわき平のゴールデンウイークは驚きと歓喜に包まれましたね！！
そう、関東のライオンこと、平原康多選手がS級S班返り咲きのダービー復活V！！

決勝には5車が勝ち上がるという関東勢大活躍！
全員にチャンスをと吉田拓矢選手－平原選手－武藤龍生選手と、小林泰正選手－諸橋愛選手に分かれることに！
そして古性優作選手、清水裕友選手、山口拳矢選手、岩本俊介選手は単騎戦を選択。
この単騎勢も言わずもがな、かなりの強単騎。

ただ、ラインができた関東勢。かなり有利のはずだが、一抹の不安が！！
悪夢は今年の正月から始まっていた！
1月の大宮記念決勝。地元埼玉から5車が勝ち上がり。
太田龍希選手－宿口陽一選手－平原康多選手－中田健太選手－山田義彦選手の2段、いや3段駆けも辞さない構え。
しかし、それは清水裕友選手によって、儚くも崩されました。
そして、4月の西武園記念決勝。ここも地元埼玉から5車勝ち上がると、またまた強自力の深谷知広選手、眞杉匠選手の前に敗れてしまう。

ラインは長ければ長いほど有利という定説が、圧倒的個人力の前に敗れてしまう。いやいや、圧倒的個人力を倒すために、ラインは生まれたはず。ラインとはなんぞやの哲学を考えさせられました。

第78回日本選手権競輪決勝最終HS
日本選手権競輪・決勝の最終ホーム

そんな中、迎えたダービー決勝。
古性選手が吉田選手をおさえる。後ろには清水選手、山口選手が付いていく。小林選手がそれをおさえる。岩本選手が切り替えなかったため、吉田選手は6番手に。
「おっ！？　捲りか！！？」
なんて思った瞬間、仕掛ける吉田選手！！
しかし、中団にいる古性選手がそれに合わせて仕掛け、、、ない！！？
あの古性選手が仕掛けない！！
そう、これが単騎の弱みだ！！　古性選手の後ろには、清水選手そして山口選手が！！　それぞれ単騎のため当然、守ってはくれない敵同士。早目に仕掛けると、ただの引っ張り役になってしまう。吉田選手の巻き返すタイミングが少しでも遅かったら、古性選手は合わせて行っていたでしょう。あのタイミングが、ベストオブベスト！！　岩本選手まで連れて、ごっそり出ていった吉田選手。さすが！！

慌てて山口選手が捲るが、時すでに遅し。
内から諸橋選手が迫るも、ライン3番手の武藤選手がしっかり内を締める。これぞ、ラインの力！！
直線で岩本選手、古性選手に迫られるが、安心して見れるくらいの差。ラインの力を有利さを存分に生かし、平原選手が盤石の差しでダービー王に！！

第78回日本選手権競輪優勝平原康多
初のダービー王に輝いた平原康多選手