Jプロツアー2021第3戦「広島さくらロードレース」Day1・レポート

11名の先頭集団はJCF強化指定選抜チームの留目と山田らが中心となって牽引し、1周17分台という速いペースでコースを回る。追走集団も追うが、差は縮まらない。
追走集団は先頭との差を思うように縮められなかった
そのあとも差は縮まらず、最終周回にはメイン集団が追走のメンバーを吸収した。先頭集団は、後続に2分以上の差をキープしており、この集団の中での優勝争いとなることが決定的となった。
最終周回、上りで加速するフランシスコ・マンセボ
ラスト4km。上りの中でマンセボがアタック。一気に加速すると、集団内のメンバーを全て引き離し、独走のままゴールに飛び込び、第3戦にして、今季2勝目を上げたのだった。
独走に入り、そのまま単独でフィニッシュラインを越えたマンセボ
マンセボは、世界最高峰のレース、ツール・ド・フランスでも、個人総合で4位という成績を収めた経歴を持つ。この3月に45歳になった大ベテランだが、レース勘だけでなく、パワーも衰えることがない。この日もまた、圧倒的な存在感を示したのだった。
早くも今季2回目の勝利を収めたマンセボ
2位争いは井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム)が制している。
この日先頭集団に入り、すばらしいペースで集団を牽引したJCF強化指定選抜チームの留目と山田に敢闘賞が贈られた。
プロリーダージャージはマトリックス・パワー・タグチーム内でトリビオからマンセボに移動し、U23リーダージャージは4位に入った平井光介(EQADS)の手に移った。
敢闘賞を獲得した留目夕陽、山田拓海(JCF強化指定選抜チーム)
プロリーダージャージを着るマンセボとU23リーダージャージの平井光介(EQADS)
先頭集団の前方でペースを作る平井、留目、山田選手。育成チームで経験を積む若手選手の健闘が目立った
翌日には、同じ会場で周回数を変え広島さくらロードレースDay-2が開催される。
***************
【結果】広島さくらロードレースDay-1 73.8km
1位/フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)1時間45分50秒
2位/井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム)+9秒
3位/平井光介(EQADS)+9秒
4位/留目夕陽(JCF強化指定選抜チーム)+9秒
5位/徳田優(TEAM BRIDGESTONE Cycling )+11秒
6位/大町健斗(eNShare Racing Team)+16秒
【中間スプリント賞】
平井光介(EQADS)
【山岳賞】
留目夕陽(JCF強化指定選抜チーム)
【敢闘賞】
留目夕陽(JCF強化指定選抜チーム)、山田拓海(JCF強化指定選抜チーム)
【Jプロツアーリーダー】
フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
【U23リーダー】
平井光介(EQADS)
画像提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)
12
Recommend
New Article|自転車競技
2024/08/25
2024/08/24
2024/08/20
2024/08/20
2024/08/03
Recommend
NEW
2024/09/25
NEW
2024/09/25
NEW
2024/09/17