Jプロツアー「東日本ロードクラシック」レポート

積極的にアタックが仕掛けられ、だが、すべての動きが集団に吸収され、飛び出す選手が出てこない。この頃までに、メイン集団は20名あまりにまでメンバーが絞り込まれていた。
終盤は激しいアタックの掛け合いに
ラスト3km、増田が強烈なアタックを仕掛け、集団を振り切りにかかった。
最終周回、増田がアタック
最終周回の上りで窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が増田をかわし、単独で先頭へ
これに反応したのは窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)。残り2kmからの登りで先行する増田に追いつき、さらには増田を抜き去り、先頭へ。
2年ぶりのJプロツアー優勝を決めた窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
窪木はそのまま独走でフィニッシュラインを越え、2019年6月以来となるJプロツアー優勝を決めた。TEAM BRIDGESTONE Cyclingにとっては、今季2つ目の優勝だ。2位には、スプリンターの岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が入っている。
上位3名の表彰台
窪木は2015年のロード全日本選手権を制するなど、ロードレースにも強みを持つ選手だが、トラック競技でもナショナルチームのメンバーとなり、リオ五輪には日本代表として出場、ロードとトラックの双方でリザルトを残して来た。日本競輪選手養成所に入所し、この春に卒業。競輪選手としての道も歩み始めているが、TEAM BRIDGESTONE Cyclingに籍を置き、競技にも継続して参加しながら、世界への挑戦を志していく。この日は1週間後に競輪のデビュー戦となるルーキーシリーズを控えてのロードレース出場だったが、堂々と優勝を飾ることになった。(5月1日からのルーキーシリーズでも窪木はデビュー戦で初勝利を飾っている)
ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がリーダージャージを守った
この日の敢闘賞は単独で逃げた今村駿介が獲得している
リーダーのトリビオは4位に入り、ポイントをがっちりと獲得。リーダーの座を守った(増田はオープン参加につきリザルトなし)。ネクストリーダージャージも平井光介(EQADS、このレースはJCF強化指定選抜チームでの出場)が守っている。
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【結果】東日本ロードクラシック 150km
1位/窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)3時間40分19秒
2位/岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)+5秒
3位/中井唯晶(シマノレーシング)+5秒
4位/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+5秒
5位/入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)+6秒
6位/横山航太(シマノレーシング)+6秒
【敢闘賞】
今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
【山岳賞】
平井光介(JCF強化指定選抜チーム)
【中間スプリント賞】
1回目/該当なし
2回目/小森亮平(マトリックスパワータグ)
3回目/今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
【Jプロツアーリーダー】
ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
【U23リーダー】
湯浅博貴(EQADS)
画像提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)
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