Mt.富士ヒルクライム(前編)

この日は時折、真っ青な空が顔をのぞかせる薄曇り。試乗車を含めた完成車だけでなく、ウェア、サプリメント、メンテナンス、トレーニング機器と自転車関連の幅広いジャンルのブースが並び、過ごしやすい天候の中、多くの参加者が、買い物やブースめぐりをのびのびと楽しんだ。
参加者の名前が盛り込まれた記念撮影用のパネル。多くの来場者が自分や仲間の名前を探し、撮影を楽しんでいた
人気ブランドの最新モデルの試乗を楽しむ来場者たち
インドアトレーニングを実際に試すことができる体験型のブースも
メンテナンス方法を実際に教えてくれるサービス
パワフルな走行を支えるサプリメントの特価販売も好評
足つりを予防するミネラルのサプリメントも登場
カジュアルウェアを販売するブースも
だが、午後になって数日前まで好天を示していた日曜の天気予報が、時間を追うごとに悪化。それなりの降水量の雨が降り、気温も下がる可能性を示唆し始めた。ヒルクライムレースでは下山に備え、防寒具を前もって預けるのだが、スタート方式が変わったことで、この荷物預かりは前日午後6時締め切りになっていた。幸い、エキスポ内にアウトレットの防寒具や雨具の販売をするブースもあり、急遽購入し、装備を整えた参加者もいたようだ。
受付で渡される専用の袋に下山用の防寒具を入れ、預ける。スタートとゴールで気温が10度ほど異なることもあり、例年防寒具の準備は必須
この大会には、過去の大会リザルトや、他の主要大会の結果から、事務局がセレクトした主催者選抜クラスが設定されており、選ばれた選手たちの多くは、このレースに照準を当て、仕上げてきている。この2年、集団で行うヒルクライムレースは全国的にほぼ開催されない状況だった。その空白の2年が、結果にどのような影響を及ぼすのだろうか。
翌日に向け、気合の入る主催者選抜クラスの選手。どのようなレースが展開されるのだろう
笑顔でガッツポーズ。試走の最高記録はなんと55分34秒(大会記録は57分10秒)と驚愕のタイムを語った池田隆人選手
会場からは、時折、富士山の美しい姿を見ることができる。翌日は皆がこの山に挑むのだ。訪れた参加者の気持ちの高揚がまだ漂うような空気の中、サイクルエキスポは幕を下ろした。
神々しい富士山が雲の間からふと姿を見せることも。この大きさ、オーラに圧倒される
翌日はいよいよヒルクライム本番だ。朝6時半の主催者選抜スタートから、参加者それぞれのチャレンジが始まる__。
(後半レポートはこちら)
画像:Mt.富士ヒルクライム大会実行委員会、編集部
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