Jプロツアー第18戦・今治クリテリウム

JBCFロードシリーズの最高峰リーグJプロツアーは、今年初開催となる愛媛県今治市でのクリテリウムで10月29 日、最終戦を迎えた。
10月30日に国内外から7000名の参加者を招いて4年ぶりに「サイクリングしまなみ」が開催。この「今治クリテリウム」は、イベント前日に多くの参加者を迎える今治市を舞台に、今治商工会議所設立120周年事業として開催された。四国で初めてのJプロツアーレースの開催となる。
しまなみ観光親善大使の道端カレンさんらを迎えたパレード走行
レース前には、今治市の徳永繁樹市長らを先頭にクリテリウムコースを1周するパレードライドが行われた。この日、設定された特設コースは、今治港に面した公道を用いたもので、1周1.4kmのショートサーキットだ。このコースを32周する44.8kmの設定で競われる。コース内には、500mほどの長いストレートが設定されているが、コーナーの数は12カ所にも上り、そのうち4カ所は減速と加速を強いられるテクニックを求められる種類のコーナーである。さらにコース後半は道幅が狭まる区間があり、集団はレイアウトに応じ、何度も引き伸ばされることになる。スピードの変化によるダメージが大きくなる集団後部に追いやられた選手たちが脱落し、人数は自然と削られていくことになるだろう。
リーダーの座を守り抜いた小林海(マトリックスパワータグ)の名がコールされる
徳永今治市長らを先頭に記念撮影
多くの観客を迎えたにぎやかな会場で、選手がスタートラインにつく。先頭には、故障もあったが、個人総合首位を守り切り、レッドジャージを着た小林海(マトリックスパワータグ)とマトリックスパワータグのメンバーらが並び、大きな拍手の中、スタートした。
スタートラインにつく選手
パレードラップで今治港横を走る
パレードラップとして設定された1周を終え、フラッグが振られ、リアルスタートが切られた。多くの観客を迎えての最終戦とあり、選手たちのモチベーションは非常に高く、ペースが一気に上がる。
集団のペースを引き上げる入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)
スピードが上がり、引き伸ばされた一列棒状の集団が駆け抜ける。後方では食らいつけなくなった選手の間に中切れが発生し、早くも隊列は千切れ、短くなっていった。
サーキットを埋める観客
高速でテクニカルなコースを走り続ける集団から、10周目に超ベテランのフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が単独で飛び出した。マンセボは10秒前後の差をつけて先行する。
フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が独走を始めた
集団の先頭に立ち、コントロールを始める愛三工業レーシングチーム
メイン集団はスプリント勝負に持ち込みたい愛三工業レーシングチームがコントロールに入るが、単独で走るマンセボとの距離が縮まらない。それどころか、中盤から終盤にかけて、その差はジリジリと広がっていった。
衰えぬペースで、マンセボが集中を切らさず独走を続ける
長く伸びた集団。先頭は変わらず愛三工業レーシングチームが占める
※独走するマンセボ!追う集団!勝利を手にするのは……!?
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