Jプロツアー第2戦・第1回志布志クリテリウム

逃げ続ける意思を示し、最後まで粘った先頭7名
徐々に先頭との差を詰めるメイン集団。前方には、ゴール勝負を担うメンバーを連れ、チームごとに有力チームが固まり始める
ペースアップし、長く伸びた集団が晴天の下を走る
最終周回に入る直前、先行していた7名が吸収され、レースは一つの集団に戻った。
先頭7名を吸収し、先頭争いが始まる
ゴール勝負に向け、シエルブルー鹿屋、シマノレーシング、キナンレーシングチームなどが集団前方にそれぞれ集まり、位置取り合戦を始めた。ラスト400mの最終コーナーを最初にクリアしたのは、愛三工業レーシングチーム。スプリンター岡本隼を従え、先頭を走る。
牽引から解き放たれた岡本が渾身のスプリントを爆発させる
最終牽引役の草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)の後方から岡本が放たれ、パワフルに加速、スプリント態勢に入った。この爆発的なスプリントに太刀打ちできるものはおらず、そのままトップでフィニッシュ。前日の鹿屋・肝付ロードレースに続き2連勝を決めた。
圧倒的なスプリントで連勝を決めた岡本
シャイな岡本も、連勝という最高の結果に、はにかんだ笑顔を浮かべた。前日と同じ展開に持ち込ませまいとするライバルチームをどう抑えるかというところが課題になったようだ。「その中でも、うまくまとめてスプリントに持ち込めて、最後決められた(勝てた)ことがすごく嬉しい」と、顔をほころばせる。「前日、チーム一丸となって得た勝利が、メンバーにとって、よい自信になった」とレースを振り返る。最後まで、草場選手とともに、脚力を使わず温存し、満を持して臨んだスプリントだったという。
2位には岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)が、3位には津田悠義(キナンレーシングチーム)が入った。
連勝した岡本は2位の岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)、3位の津田とともに表彰台で笑顔を見せた
プロリーダージャージ、U23のリーダージャージ、ともに岡本、津田がキープしている。
リーダーを守った岡本と津田
次のレースは3月末の袋井・掛川ロードレースだ。エコパスタジアムを使った初開催となるレースであり、どのようなレースが展開されるのか、岡本はリーダーを守れるのか、注目したい。
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【結果】
第1回志布志クリテリウム 49.3km
1位/岡本隼(愛三工業レーシングチーム)1時間5分55秒
2位/岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+0秒
3位/津田悠義(キナンレーシングチーム)+0秒
4位/河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)+0秒
5位/横山航太(シマノレーシング)+0秒
【Jプロツアーリーダー】
岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
【U23リーダー】
津田悠義(キナンレーシングチーム)
画像提供:JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)
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【Jプロツアー2023・レポート】
Jプロツアー開幕戦!鹿屋・肝付ロードレース
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