Jプロツアー最終戦・かすみがうらロードレース

JBCFロードシリーズの最高峰リーグであるJプロツアーは10月22日、かすみがうらロードレースで2023年の最終戦を迎えた。
コースは、前日の個人タイムトライアルでも使用した、霞ヶ浦湖畔部分をベースに構成されている。1周4.8kmの中、ほぼ平坦ではあるが、コース幅の急激な変化や、直角コーナーの連続などが盛り込まれ、ショートサーキットを回る中で、選手たちは周回ごとに、頻繁に減速と加速を強いられる。集団が引き伸ばされると、後部の選手たちは、集団の分
断で取り残されるリスクも負ってしまう。コース終盤には、斜度が急激に立ち上がる登坂が含まれ、集団の分裂を誘発させる要素が点在する走りにくいコースと言えよう。昨年は、完走率の低いサバイバルレースとなった。この日は、このサーキットを23周する110.4kmの設定で競われた。
霞ヶ浦湖畔をベースに設定された4.8kmのショートコース
最終戦。最前列には、個人総合首位の中井唯晶(シマノレーシング)が赤いリーダージャージで、U23首位の岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)が白のリーダージャージで並んだ。
二人のリーダージャージとチーム最上位のシマノレーシングのメンバーを先頭にラインナップする選手たち
スタートすると、レースは早くも1周目から激しい展開に。
リアルスタートを迎えると、選手たちは道幅いっぱいに広がって臨戦態勢に入る
チームブリヂストンサイクリングがペースを上げ、集団を長く引き伸ばして2周目に入る。この動きにリーダーを擁するシマノレーシングも同調。この動きで集団が分裂し、淘汰され、3周目までに13名の先頭集団が形成される形になった。
ペースを上げるチームブリヂストンサイクリング
シマノレーシングも同調し、ペースアップ
ここには、チームブリヂストンサイクリングから4名、シマノレーシングから6名、弱虫ペダルサイクリングチームから2名、シエルブルー鹿屋から1名が入っており、この日、出走した主要チームの主要メンバーがほぼ入っているとも言える構成になっていた。
13名の先頭集団が形成された
この集団のペースは衰えず、メイン集団は長く引き伸ばされ、分裂していく。
秋晴れでにぎわう公園の横を進む集団
チームブリヂストンサイクリングが先頭を固め、ハイペースをキープ
30秒ほどの差で10名の第2集団、50秒から1分差で20名ほどの第3集団が続くが、その後もタイム差はじわじわと拡大していく。
湖畔をゆく集団
しびれを切らせた金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)らが追走集団を作り、先頭を追い始めた
前日のタイムトライアルで優勝した金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)を含む5名が追走集団を形成し、合流を目指したが、30秒前後の差を維持するのが精いっぱいで、終盤にかけて差は1分以上まで開いてしまい、合流の可能性は極めて低くなった。
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