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2024/01/03

P-Navi編集部

弱虫ペダル スーパークロス野辺山(2日目)

弱虫ペダル スーパークロス野辺山(2日目)

続いて、男子の最高位カテゴリーME1(男子エリート1)がスタートを迎えた。この日も、国内の主要選手がスタートラインに並ぶ。晴天の下、大声援を受けながらレースが始まった。


ME1(男子エリート1)のスタート

真っ先に飛び出したのは、今季存在感を増している柚木伸元(日本大学)。先頭を切って、ファーストコーナーを回る。
1周目に、前日もこのレースを制した現全日本チャンピオン 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、沢田時(宇都宮ブリッツェン)、副島達海(大阪産業大学)、柚木ら6名の先頭集団が形成された。


早々に先頭集団が形成された

ここから沢田がリードし、追随して抜け出した4名が、やや先行する形で2周目に入った。


今季好調を見せるトップ選手4名の先頭パックが出来上がる

織田がアタックし、柚木と2名で先行する形となった。


軽やかにキャンバーを跳び越える織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)

織田は好ペースを刻み、耐えきれなくなった柚木が遅れ、この日も先頭の独走を始める。リカバリーした沢田が柚木を捕らえ、2名の集団に。織田はさらにリードを広げ、先頭をひた走る。


織田に食らいついた柚木伸元(日本大学)


メカトラの対応で遅れたが、じりじりと前へ上がる沢田時(宇都宮ブリッツェン)

転倒などのトラブルもあったものの、織田は先頭を守り抜き、自身のチャンピオンジャージに記された「弱虫ペダル」のロゴを指差しながら、誇らしげにフィニッシュ。前日に続き、UCIレースとなったこの日のレースも優勝し、「弱虫ペダル」が単独の冠を引き受けたレースで、連勝を飾る最高の結果となった。


笑顔でフィニッシュした織田。今季負けなしの快進撃が続く

2位争いは、MTBに加え、ロードへのトップレースへの参戦で鍛え、多様なレースで活躍する沢田が、最終周回で馬力を見せ、柚木を振り切ってフィニッシュ。柚木は3位でレースを終えた。


織田、沢田、柚木の表彰台。男子も前日と同じ顔ぶれ、同じ順位での表彰となった

2日間にわたって開催された、スーパークロス野辺山。吹雪にまでなった悪天候の1日目、汗ばむほどの晴天となった2日目と、ドラマチックな大会となった。
今年はこれまでのメインスポンサーだったサイクルアパレルブランドである「rapha」が降りたため、弱虫ペダル単独の冠となって開催された。現時点では、来年以降の開催は確約できない形だという。大会を愛してきた多くのファンたちが会場を訪れ、特に好天に恵まれた2日目は華やかな開催となった。
全国から、参加者、観客が訪れる人気の大会であり、日本のシクロクロスブームの火付け役ともなったスーパークロス野辺山。来年以降の開催を続ける道が開けることを切に願いたい。

画像:弱虫ペダル スーパークロス野辺山(Kei TSUJI)

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【結果】
弱虫ペダル Supercross NOBEYAMA2023 day2 ME1(UCI)

1位/織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間3分19秒
2位/沢田時(宇都宮ブリッツェン)+19秒
3位/柚木伸元(日本大学)+22秒
4位/竹之内悠(slash Cinelli – Vision)+47秒
5位/副島達海(大阪産業大学)+1分14秒

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【JCXシリーズ2023-2024・レポート】
第4戦・スーパー野辺山クロスday1
第3戦・幕張クロス
第2戦・わたりラウンド

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