関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ

続いて開催された、男子エリート。全日本チャンピオンジャージを着た織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、沢田時(宇都宮ブリッツェン)らが最前列に並ぶ。
スタートに並ぶ男子エリートの選手
海外からは、ゴセ・ファンデルメール(Bombtrack Bicycles p/b Hunt Wheels)がオランダから、マックス・ホブソンとマーカス・チャンドラー(ともにAustralian Development Team)がオーストラリアから参戦。
号砲が鳴ると、最初に飛び出したのは、圧倒的優勝候補の織田だった。すぐに柚木伸元(日本大学)と中島渉(MiNERVA-asahi)が織田を追うが、難セクションでもスピードが落ちない織田は、力みのない走りで飛ぶように駆けていく。
好スタートを切り、そのまま先頭を走る織田聖
このまま織田は他の選手らを振り切り、独走態勢に入った。後続まではすぐに20秒近い差が開く。ファンデルメールが、柚木ととともに織田を追った。
差を広げる織田
副島達海(大阪産業大学)、柚木伸元(日本大学)らが先行する織田を追う
巧みにキャンバー区間を走るゴセ・ファンデルメール(Bombtrack Bicycles p/b Hunt Wheels)
ファンデルメールは単独2位の位置へと上がったが、先頭で快走を続ける織田には届かない。柚木、副島達海(大阪産業大学)らがこの後ろを走る。
快走を続ける織田
横山航太(シマノレーシング)と競り合う柚木。表彰台争いは順位を入れ替えながら展開された
後続のパックでは、表彰台争いが展開され、選手たちが順位を入れ替えながら推移するが、先頭を行く織田はむしろ差を開き、格の違う走りで、遥か前方を淡々と独走していく。
織田はこのまま、観客らとハイタッチしながら悠々とフィニッシュ。2位以下に、1分以上の差をつけての優勝で、連勝を続けるJCX戦の勝利も積み増した。
終始独走で後続に1分の差を開き優勝した織田。まさに王者の走りだった
2位にはファンデルメールが入った。柚木が競り合った副島から少し先行して3位争いを制し、UCIレースの表彰台を確保した。
表彰台の織田、ファンデルメール、柚木
織田はオランダへと渡り、年末年始にワールドカップを含む欧州でのレースを転戦するという。またひとまわり成長した織田の走りが期待された。
***************
【結果】
男子エリート(ME)
1位/織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)59:56.3
2位/ゴセ・ファンデルメール(Bombtrack Bicycles p/b Hunt Wheels)+1:01
3位/柚木伸元(日本大学)+1:22
4位/副島達海(大阪産業大学)+1:24
5位/横山航太(シマノレーシング)+2:00
***************
【JCXシリーズ2023-2024・レポート】
第5戦・スーパー野辺山クロスday2
第4戦・スーパー野辺山クロスday1
第3戦・幕張クロス
第2戦・わたりラウンド
12
Recommend
New Article|自転車競技
2024/08/25
2024/08/24
2024/08/20
2024/08/20
2024/08/03
Recommend
NEW
2024/09/25
NEW
2024/09/25
NEW
2024/09/17