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2024/03/04

P-Navi編集部

関西シクロクロス 二色の浜グランプリ

関西シクロクロス 二色の浜グランプリ

国内のシクロクロスのリーグ戦であるJCXシリーズの今季最終戦「関西シクロクロス 二色の浜グランプリ」が2月11日、大阪府貝塚市の二色の浜公園ならびに二色の浜海水浴場を舞台に開催された。このレースはJCF(日本自転車競技連盟)シリーズのレースとしても位置付けられ、最終戦となっている。それぞれのリーグの今季のランキングが確定する重要なレースである。

大阪南部に位置する二色の浜は、春から初夏までは潮干狩りが人気のお出かけスポット。夏は海水浴でにぎわうビーチとなる。この海水浴場でシクロクロスレースが開催されるのは、今回が初めてだ。
コースは、二色の浜海水浴場と、隣接する二色の浜公園の松林を組み合わせたエリアに設定された。前半は、松林の間を縫うように走り、後半は、海水浴場の砂浜の中を走る。テクニックと、砂区間を乗り切るパワーが重要になると予想された。バイクを担いで上がる階段はあれど、大きなアップダウンはない、ほぼ平坦の設定だ。


海水浴場と松林を組み合わせ、設計されたコース。平坦だが、難所が含まれ走りごたえのあるコースに仕上がっている

曇天の下、女子エリートが開催された。好スタートを切った鵜飼 知春(and more)を先頭にいっせいにスタート。石田唯(TRKWorks)が、ぐんぐんと加速し、ホールショットを取ると、そのままの勢いを保ち、先頭でコースに飛び出して行った。ここに大蔵こころ(早稲田大学)が付き、ひとりで石田を追う。


鵜飼知春(and more)を先頭に女子エリートがスタート

大倉は、すぐ後ろにつけ、視界に入る距離を保ち、石田を追うものの、この差が詰まらない。石田は難所である砂区間も力強くペダルを踏み込みながら、淡々と走り、先頭を譲らない。大倉は、じわじわと離されて行った。


ホールショットを取った石田唯(TRKWorks)が単独で先頭を行く


大蔵こころ(早稲田大学)は石田のすぐ後ろに付け、その差を詰めるべく走る

石田は乗車が難しい区間はさらりとバイクから降り、押して走り、ロスなく先行して行く。


淡々と先頭を走り続け優勝を飾った石田。終始ペースが緩むことはなかった

石田は一度もトップを譲ることなくそのまま独走でフィニッシュ。2位以下に大差をつけての優勝となった。琵琶湖に続く勝利である。


優勝した石田、2位の大倉、3位の鵜飼。石田と大倉は、JCX、JCFシリーズでも表彰台に上がる好成績を収めた

2位には大蔵、3位には鵜飼が入った。

JCXシリーズの総合優勝は渡部春雅(明治大学・このレースは欠場)が決めていた。石田は2位を確定させ、3位に大蔵が入った。

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【結果】
関西シクロクロス 二色の浜グランプリ
女子エリート

1位/石田唯(TRKWorks)50:34
2位/大蔵こころ(早稲田大学)+2:42
3位/鵜飼知春(and more)+3:49

【JCXシリーズ年間総合ランキング・女子】
総合優勝/渡部春雅(明治大学)1,000点
2位/石田唯(TRKWorks)920点
3位/大蔵こころ(早稲田大学)700点
4位/小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)620点
5位/鵜飼知春(and more)570点

【JCFシリーズ総合成績・女子】
1位/渡部春雅(明治大学)
2位/石田唯(TRKWorks)
3位/大蔵こころ(早稲田大学)

※男子エリートの結果は次のページへ→

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