【玉野記念G3】脇本雄太が捲りV、通算300勝達成
2022年3月29日玉野
開設71周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」(最終日)
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玉野競輪開設71周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」G3は、本日最終日を迎えた。新施設として1年半ぶりのグランドオープンとなった今開催は、待ちに待ったファンによる熱い応援が響き、連日のイベントでも場内は賑わいを見せていた。
シリーズは、地元の新鋭・山根将太が連日の先行策で決勝に勝ち上がり地元ファンを熱くすると、S級S班の松浦悠士や佐藤慎太郎、吉田拓矢らもレース巧者ぶりを発揮。また、圧倒的な先行力を持つ脇本雄太もスピードの違いを見せて、決勝進出を果たすなど、新・玉野で熱戦が繰り広げられた。
互いに優勝すると300勝達成となる松浦と脇本の動向と、吉田の戦略が注目された決勝__。
果敢に攻めた山根の先行と番手・松浦の牽制を、豪快に仕掛けた脇本が最終BSで捕らえて優勝。昨年9月の向日町記念以来となる9回目の記念優勝を決めるとともに、通算300勝も同時に達成。再始動した玉野競輪最初の「瀬戸の王子」の座に輝いた。
【ここまでの開催レポート】
3月25日(前検日)
3月26日(初日)
3月27日(2日目)
3月28日(3日目)
【最終日・12R=S級決勝】
1/柏野智典(S1・岡山88期)
2/吉田拓矢(SS・茨城107期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/志村太賀(S2・山梨90期)
5/松浦悠士(SS・広島98期)
6/山根将太(S2・岡山119期)
7/脇本雄太(S1・福井94期)
8/松岡辰泰(S2・熊本117期)
9/和田圭(S1・宮城92期)
【レース展開】
誘導以下、7脇本-3佐藤-9和田、6山根-5松浦-1柏野、8松岡、2吉田-4志村で周回を重ねる。まず吉田が上昇すると、脇本は引いて、吉田の関東ラインが先頭に立つ。車間のあいた3番手になった山根は、一気にスパートして打鐘で吉田を叩き、中四国ラインが主導権取りに出る。脇本もすぐさま反撃に転じ、先手の中四国ラインに襲い掛かる。最終2コーナーでは番手の松浦も牽制しつつ捲りで合わせるが、脇本のスピードが上回り、最終BSで脇本が先頭に躍り出る。松浦は2番手で前を追うが、脇本がそのまま押し切ってゴール。昨年9月向日町以来の記念制覇&通算300勝を達成。2着に松浦、3着に捲り追い込んだ吉田が入線した。
【玉野記念G3・決勝結果】
2車単7-5 780円(2番人気)
3連単7-5-2 3,880円(10番人気)
決まり手:捲り-捲り
優勝/脇本雄太(S1・福井94期)
今回成績/特1着・二1着・準2着・決1着
次走出場予定/大垣F1(4月11日~13日)
あのような展開は目に見えていたし、あとは自分が腹をくくるだけだった。捲りに構えようかという(山根将太の)スピードだったので迷いどころだったが、後悔するくらいなら、しっかりと仕掛けようという感覚。リスクのある仕掛けで、紙一重の勝負でした。疲れも溜まっていたし、限界ギリギリでしたが、最後の力を振り絞った感じです。ペースを考えている余裕はなく、松浦君のブロックに対して、いかに前に出られるか、でした。2020年のオールスターの決勝のような展開になるかなと思っていたので、その再戦で勝つことができて本当に良かったです。ダービーに繋がるいいレースができました。ダービーに向けてしっかり頑張りたいと思います。
松浦君と300勝勝負の変な意識がありましたが、レースが始まれば目の前の勝負という感覚。これからも油断せずに頑張っていきたいと思います。
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\最終日注目レース・ピックアップ/
【最終日・6R=S級選抜】
けん制を耐え3番手から突き抜ける
1着/成清貴之(S1・千葉73期)
2日目に脇本(雄太)の3番手を走って世界の力を痛感させられて疲れました。今まで使っていなかった部分まで使って、いい勉強になったし刺激になりました。2日目が苦しすぎて楽に感じましたし、今回はいい経験をさせてもらいました。
【最終日・7R=S級特別選抜】
頑張る気持ちが再燃
1着/横山尚則(S1・茨城100期)
武藤(龍生)さんに番手を任されて感じるものがありました。この人のために頑張りたいと、かなり熱いものがありました。最近は頑張ることができなかったので、その気持ちが芽生えた収穫は大きいレースでした。
【最終日・9R=S級特別選抜】
広い視野が欲しいです
1着/太田竜馬(S1・徳島109期)
レースは、常にリスクがありますね。身体と力とが噛み合ってきた感じがあります。レースを振り返ったらいくらでも修正点が分かるのですが、いざレースになるとミスをしたりするので、もっと視野が広くなりたいです。本当は決勝に行きたかったですけどね。また1着を目指して頑張ります。
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\新・玉野競輪グランドオープン!記念最終日の場内レポート/
3月29日、記念開催の最終日を迎えた玉野競輪。今日も先着入場プレゼントや大道芸パフォーマンス、そして玉野競輪マルシェが開かれ、場内は賑わいを見せていました。
先着1,000名にプレゼントされた、車輪をかたどった手触りのいいハンドタオル
日本チャンピオンの腕前を披露「リスボン上田」によるジャグリングショー
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