TOP > 競輪 > ガールズケイリン10周年記念記者会見

競輪

2022/06/27

P-Navi編集部

ガールズケイリン10周年記念記者会見

ガールズケイリン10周年記念記者会見

「ガールズケイリン10周年記者会見」が6月27日、都内ホテルにて行われた。

2012年7月1日、平塚競輪場でスタートした「ガールズケイリン」。
開始当初は、第1期33名だった選手数も、現在は179名(6月1日現在)に増え、今年で10年目の節目を迎える。
そして6月29日から7月1日には、「ALL GIRL’S 10th Anniversary」(12Rすべてガールズケイリン戦)が、ガールズケイリン発祥の地・平塚競輪場において開催される。
10周年を記念して行われた会見には、ガールズケイリンから小林莉子、石井寛子、佐藤水菜の3選手も参加した。

【会見参加選手】
小林莉子選手(女子1期 初代GGP女王)
石井寛子選手(女子2期 2017年GGP女王、現在ガールズケイリン最多勝)
佐藤水菜選手(女子7期 2021年世界選手権銀メダリスト)
【参加者】
ALL GIRL’S 10th Anniversary開催施行者 平塚市公営事業部 木川大成部長
公益財団法人JKA 八子洋介執行理事
公益財団法人JKA 沖美穂(女子1期~6期生教官)

***************
ガールズケイリン10周年を記念して、新しいレーサーパンツのデザインも発表された。

***************
【ガールズケイリン3選手、沖美穂氏によるクロストーク】
※抜粋

◆ガールズケイリンとの出会い
石井寛子選手「高校から自転車競技を始めて、大学に入ってもやっていましたが、そこで(2008年から)エキシビションが始まるというお話をいただいて、ぜひ出たいと思いました」

小林莉子選手「ソフトボールを引退した段階で、エキシビションを見学させていただいたことがあって。その時に、走られていた方々がすごいと思って、走りたいと思いました」

佐藤水菜選手「(2008年は)小学校3年生でした。私が幼稚園の頃、父が競輪場に行って趣味で自転車に乗っていました。週末は競輪場に行って、父の横で応援して、ピザとカレーパンを食べていました(笑)。エキシビションは知らなかったのですが、ガールズケイリンを知ったのは106期の金田洋世(引退)さんに声をかけてもらったのが一番最初です」

石井寛子
石井寛子選手

◆2008年からの歩み
沖美穂氏「私も当時はまだ選手を辞めたばかりで、すごい選手熱がありました。日本に帰ってきて、2010年、11年にガールズケイリンの話をお聞きして、裏側でお仕事されている皆様の情熱がすごくて。これはいけるんじゃないか、ヨーロッパでやってきたことを少しでも伝えられればという情熱がありました」

◆1期生のデビュー
小林選手「正直、大変だったという記憶は無くて。本当に、ただガムシャラに自分がどこまで強くなれるかを考えて一年を過ごしました。余裕がなかったなと思いますね。1期生は個性が豊かだったので、ぶつかることも結構ありましたけど、その分、みんなで切磋琢磨してデビューできたかなと思います」

沖氏「1期生はいろいろな分野から来られた方が多かったので、色々大変なことも多かったと思いますが、すごく1期生が頑張ってくれた、気持ちは一つだったかなという印象があります」

石井選手「学校の生活では常に目標をもって、それに対して練習なり、レースなりをしていたので、1着を取ることだけを考えていました。卒業してからは、1期生のメンバーが土台を作ってくれていたので、2期生はそのまま、すんなりと入れて。レースではライバルでしたけど、感謝することが多かったです」

佐藤選手「先輩方が土台を作ってくださったおかげ。走りやすい環境で、ただレースを頑張れる状況でした。大変だったというお話は一杯聞きましたが、ありがたいと心から感謝しています」

佐藤水菜
佐藤水菜選手

◆10年前を振り返って
小林選手「(2012年7月1日の)デビュー戦は鮮明に覚えています。今まで走った中で、お客さんの熱気と、始まったんだなと言うことを感じて走りました。当時から、1期生がデビューした1年でしっかりとお客さんを掴まないと、この先、続いていかないから頑張ろうと、1期生で話していました。PRさせていただく機会を作ってくれたことも、逆にありがたかったです。売り上げも、毎回ドキドキしながら見ていました。始まってすぐは、ガールズケイリンは3年、もって5年と言われ続けていたので、絶対に軌道に乗せるという気持ちでいました。1期生は33名しかいないので、同じようなレースで売上が落ちてきた時も、2期生が入って、また売り上げが戻って。それが続いて、やっと今、10年迎えられた。先輩、後輩に感謝しています」

石井選手「(1期生ほど)危機感は、そんなになかったんじゃないかなと思います。1期生とどう戦うか、どう仲良くするかという思いが強かったですね。当時、仲良い人もいて、戦わなければいけない厳しい世界に入ってきたなとは思っていました」

佐藤選手「まだ10年。この先50年、60年、100年と続いた時に、今、私に映っている世界が、どう見えているのかなと頭の中で考えています。歴史の1ページに残るようになればいいなと思っています」

沖氏「ガールズケイリンがどうなるんだろうというワクワクもありましたが、どんどん売り上げも上がっていって、選手たちのレベルもすごくアップしている。見ごたえのあるレースも増えてきているので、今後また10年、たくさんのガールズケイリン選手が増えた時、どうなっていくのか楽しみなところがあります」

小林莉子
小林莉子選手

◆お客様へメッセージ
小林選手「この10年を迎えられたのは、お客様のおかげ。この先の10年も貢献していけるように、自分自身も頑張っていきたいと思います」

石井選手「10年間応援、ありがとうございます。これからの10年もガールズケイリンの応援をよろしくお願いします」

佐藤選手「私は7期生で、先輩方が7年間作ってくれた土台があって、今、自分がこの場に立って活躍できています。私も土台を作れるように、そして、ガールズケイリンがもっとメジャースポーツとしてのお仕事になれるように頑張っていきます」

沖氏「私はこれから10年、ガールズケイリンをどう盛り上げていくか、どのようにできるのかを、よく考えて進めていきたいと思っています。ガールズ選手がずっと大好きで、応援しています。今日はありがとうございました」

***************
ガールズケイリン10周年記者会見

ページの先頭へ

メニューを開く