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競輪

2023/07/24

P-Navi編集部

福井競輪G3(準決勝)レポート

福井競輪G3(準決勝)レポート

2023年7月24日 福井競輪
開設73周年記念「不死鳥杯」G3(3日目)

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【福井競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
福井競輪開設73周年記念不死鳥杯G3。3日目10RS級準決勝
赤板で抑えた脇本勇希がそのまま先行態勢に入っていく。近畿ラインの主導権取りで、4番手に渡邉一成、6番手に松井宏佑、8番手に佐々木豪の隊列で最終HSを通過。脇本マークの藤井栄二は後ろを警戒しつつ、最終BS前から捲り発進。抜け出した藤井が1着入線。渡邉マークの佐藤慎太郎が内から差し脚を伸ばして2着。近畿3番手回りだった鷲田幸司が3着に入線した。

藤井栄二
1着/藤井栄二(S2・兵庫99期)
今回成績:一2・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(20年3月久留米)
※4日制は初

(脇本勇希が)凄くかかっていたので、後続も仕掛けて来られないだろうというスピード感でした。正直、僕も脚が溜まっている感じはなかったです。最終BSでは、後ろの仕掛けを見てからでは合わせられないほどの力の差があると思ったし、(脇本)勇希の頑張りが無駄になると思って、番手から出させてもらいました。無我夢中でした。脚の感じはいいです。

決勝は、自力。先行基本です。4日制の記念決勝は初めてです。

佐藤慎太郎
2着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:10回(22年4月平塚)

打鐘で、(脇本勇希が)かなり吹かして行ったので、(渡邉一成は)仕掛けにくかったのだと思います。最後、踏んだ距離は短かったのですが伸びているので、(状態は)悪くないと思います。

決勝は、位置を決めず。先手ラインから。

鷲田幸司
3着/鷲田幸司(S2・福井92期)
今回成績:一3・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初

(脇本)勇希の、力を出し切る意識が凄く強かったですね。最後は、自分のスピード不足で車間が空いたのですが、とにかく最短コースを走って行けるところまでと思いました。(佐藤)慎太郎さんは突っ込んでくると思ったが、その後ろを振り切れたので調子はいいと思います。

決勝は、(藤井)栄二、脇本(雄太)の後ろ。

10Rレース結果

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【福井競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
福井競輪開設73周年記念不死鳥杯G3。3日目11RS級準決勝
打鐘で吉田拓矢が仕掛けて真船圭一郎を叩き、レースの主導権を握っていく。最終HSで8番手の清水裕友が捲りを打つと、逃げる吉田を最終3コーナーでとらえて先頭に立つ。清水マークの柏野智典がゴール前で差し脚を伸ばして1着。中国ラインを追った古性優作が外伸びて2着。清水が3着に粘った。

柏野智典
1着/柏野智典(S1・岡山88期)
今回成績:一2・二4・準1
G3優勝:0回
G3決勝:22回目(23年2月奈良以来)

(清水裕友が)赤板で内のコースに入っていったので、「よくないなぁ」と思ったのですが、それで逆に腹をくくれたのか、(最終HS手前)えらく(スピードが)出ていたので慌てて付いて行きました。最後は、抜けると思っていなかったです。ここ2カ月くらい自分では調子がいいと思っていましたが、成績が伴っていなかった。少しずつ成績が出るようになってきたので、よかったです。

決勝も、清水君の番手。

古性優作
2着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:7回(23年6月前橋)

自分の甘さが出ました。仕掛けなければいけないところがありましたが、キツかったですね。地元勢に付いてもらったが、何もできなかった。力不足です。

決勝は、自力。

清水裕友
3着/清水裕友(S1・山口105期)
今回成績:特5・二3・準3
G3優勝:8回(22年11月防府)

(赤板HSで)真船(圭一郎)さんが突っ張った時、遅れました。引いてもう一度仕掛けようと。打鐘で立ち遅れたことで、かえって開き直って仕掛けられました。ワンツーを決めないといけないところだったと思います。少しスカスカしますが、捲りきれているので。厳しい戦いになると思いますが、頑張ります。

決勝は、自力。

11Rレース結果

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【福井競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
福井競輪開設73周年記念不死鳥杯G3。3日目12RS級準決勝
打鐘から7番手の脇本がスパート。前では古屋琢晶も踏み込むが、最終HSで脇本は古屋をかわして先手を奪取する。脇本には稲毛健が続き、3番手の岡崎智哉は連携離れ、古屋マークの河野通孝が切り替えて、近畿両者を追う。後方からの北津留翼の捲りはは不発。主導権を握った脇本が押し切り1着ゴール。2着に稲毛健太が続いて、近畿ワンツー。3着には河野通孝が入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特7・二1・準1
G3優勝:14回(23年4月武雄)

仕掛けたいところで行けているので、状態は悪くないのかなと思います。疲れもあり、反省したいところもありますが、徐々に調子が戻ってきているのかなと。いつも通り、気負わずに頑張りたいです。

決勝は、藤井(栄二)君の番手に行きます。古性(優作)君には申し訳ないのですが、昨年の段階で、(藤井)栄二にタイミングがあったら番手に回りたいと宣言していた。そのタイミングが回ってきたと思っています。

稲毛健太
2着/稲毛健太(S1・和歌山97期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:15回目(22年12月高松以来)

北津留(翼)さんがいたので、(脇本雄太が)打鐘で仕掛けるかなあと。最終HSはキツかったですね。河野(通孝)さんは乗り越えないとあかんなと思っていました。昨日が一番、身体が軽かったですね。

決勝は、古性(優作)君の番手。

河野通孝
3着/河野通孝(S2・茨城88期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(21年2月いわき平以来)

古屋(琢晶)君が頑張ってくれました。(最終HS)踏み出しに余裕があれば、もっと脇本(雄太)君に抵抗できたのですが…。後続のラインが脚を使っていない状態だったので、油断はできなかったですね。周りを見る余裕が若干あるので、いいのかなと思います。

決勝は、藤井(栄二)の番手に。普段、自分がやってきているスタイルを通して。気持ちで負けたくない。位置を取り切って優勝する気持ちで走ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/清水裕友(S1・山口105期)
4/河野通孝(S2・茨城88期)
5/柏野智典(S1・岡山88期)
6/鷲田幸司(S2・福井92期)
7/古性優作(SS・大阪100期)
8/藤井栄二(S2・兵庫99期)
9/稲毛健太(S1・和歌山97期)

注目の並び想定は
8藤井-1脇本・4河野(競り)-6鷲田
3清水-5柏野
7古性-9稲毛
2佐藤(単騎)

決勝は、藤井栄二の番手に脇本雄太、鷲田幸司が続く兵庫、福井の近畿3車ライン。
その番手で河野通孝が競りを選択。
清水裕友の番手に、柏野智典が付く中国2車。
古性優作には、稲毛健太が付く大阪、和歌山の近畿2車ライン。
そして佐藤慎太郎は決めずの単騎となった。

別線の戦いとなった近畿勢。今開催好調の藤井が脇本を連れて主導権を握る可能性が強いが、その番手を河野も主張。地元記念6回目の優勝を目指す脇本にとっては、まずこの競りをどう凌ぐかが最大の焦点になろう。
また、鋭い捲りの清水やS級S班で百戦錬磨の古性、位置を決めずに戦う佐藤の動向も非常に気になるところだ。
大混戦になりそうな決勝戦は、最終日の第12レース、16時30分に発走予定です。

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