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競輪

2024/05/13

P-Navi編集部

武雄競輪G3(準決勝)レポート

武雄競輪G3(準決勝)レポート

2024年5月13日 武雄競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「大楠賞争奪戦」G3(3日目)

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【10R=S級準決勝】
武雄競輪開設74周年記念大楠賞争奪戦G33日目10RS級準決勝
打鐘で岡崎智哉が磯島成介をおさえると、伊藤颯馬も仕掛けて、岡崎を叩き先行態勢に入っていく。伊藤には山田英明が続き、岡崎が3番手で最終HSを通過。伊藤の番手で山田は車間を開けて後続を警戒する中、最終2コーナー8番手から川口聖二が捲りを打つ。川口は九州ラインまで迫るも、伊藤マークの山田が直線抜け出し1着ゴール。岡崎マークから直線伸びた稲川翔が2着、磯島マークの大槻寛徳は中部ラインにスイッチしてが外から伸びて3着に入線。

山田英明
1着/山田英明(S1・佐賀89期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:3回(20年9月向日町)

(伊藤颯馬が打鐘で)すかさず仕掛けたので、さすがだなと思いました。最終BSでどうにか援護したかったのですが、川口(聖二)も調子がいいので、1着を取りに行きました。状態は、ダービーに比べるといいと感じています。展開と流れで勝負できたらいいなと。地元記念優勝、もう1回味わいたいですね。

決勝は、清水(裕友)君の後ろ。(競り)

稲川翔
2着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特8・二3・準2
G3優勝:2回(18年1月松阪)

岡崎(智哉)は、ライン2人にチャンスのある位置を演出してくれたと思います。僕は、最後コースを探しながらでした。2人で決勝に乗れたら良かったですね。状態は急に良くならないですが、できるだけ自分らしく走れたらと思いながら走りました。体調は、問題ないです。

決勝は、清水裕友の後ろ。(競り)

大槻寛徳
3着/大槻寛徳(S2・宮城85期)
今回成績:一5・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:21回目(23年12月広島記念in玉野以来)

イナショウ(稲川翔)のブロックで、磯島(成介)が。そこで頭を切り替えて、すぐに川口(聖二)の3番手にスイッチできたのが、すごくよかったです。最後は、やからなかったのですが、届いてくれればと思っていました。無我夢中でした。今、調子がいいので、チャンスが来ればいつでも(G3決勝に)乗れるかなと思っていました。今日は、(決勝に)乗れると思っていなかったので、自信になりました。練習も自転車のセッティングも迷いがありません。

決勝は、阿部(力也)君の後ろ、4番手。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
武雄競輪開設74周年記念大楠賞争奪戦G33日目11RS級準決勝
打鐘で志田龍星が坂本貴史をおさえると、深谷知広がスパートして志田を叩いていく。志田マークの浅井康太は深谷マークの神山拓弥をけん制、深谷の番手に志田が入る。神山と浅井は並走となるが、浅井が取り切り、神山は後退。深谷の先行で、最終2コーナー8番手から松本秀之介が捲りを打つも、中団付近まで。直線で志田、浅井が追い込むが、深谷が押し切り1着。2着に志田、3着に浅井の中部勢が入線した。

深谷知広
1着/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特7・二1・準1
G3優勝:19回(23年8月松戸)

レース全体的にペースが早かったのが想定外でした。残り1周で志田(龍星)が後ろだと分かっていたので、志田がラインを外した瞬間に踏み直そうと思っていましたし、仕掛けづらいようにペースを作っていたので、上手くいったと思います。疲れを感じていますが、今のところ悪い感じではないので、状態をしっかりキープできるように注意を払いたいです。

決勝は、根田(空史)さんの後ろ。

志田龍星
2着/志田龍星(S1・岐阜119期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(23年11月大垣以来)

弱いですね。最終BSで仕掛けられたら良かったのですが、迷いました。(深谷知広の番手に入り)余裕はあったのですが、最終BSで(仕掛けのタイミングを)整えられなくて慌てました。力を出し切れなかったです。明日は、力を出し切って終われるようにしたいです。

決勝は、自力。

浅井康太
3着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特3・二1・準3
G3優勝:34回(24年2月高松)

志田(龍星)君が冷静に走ったのかなと。志田と深谷(知広)君の踏んだタイミングがバッチリあったので、行かれるかなと。その後は、(志田が)飛び付けるよに神山(拓弥)君をけん制しましたが、厳しい展開で脚力を使いました。(最後の)直線踏みましたが、脚が無かったですね。久しぶりに出し切りました。状態は徐々に上がってきていますが、感触としては昨日の方がいいのかなと。志田君とはさらに連携実績を高めて、G1やG2など上位のレベルでやっていけたらいいですね。

決勝は、志田(龍星)君の後ろ。

11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】
武雄競輪開設74周年記念大楠賞争奪戦G33日目12RS級準決勝
橋本瑠偉が赤板過ぎに根田空史を抑えて先頭に立つと、清水裕友が4番手、根田は7番手に引く。根田は打鐘から仕掛けると、3番手の開坂秀明は連携崩れるも、マークの阿部力也とともに橋本を叩いて主導権を握っていく。清水もすぐに巻き返していくが、最終3コーナーで阿部がけん制。逃げ粘る根田を、阿部がゴール前で差し切り1着。2着に根田。阿部のけん制を受けた後も、再度直線で迫った清水が3着。地元G3連覇を狙った山田庸平は直線外から迫るも4着まで。

阿部力也
1着/阿部力也(S1・宮城100期)
今回成績:一1・二3・準1
G3優勝:1回(19年9月向日町)

根田(空史)とは、本当に相性がいいので後輪だけ見て。(根田が)先頭に出てからは、しっかり仕事をしてと思っていました。そうすれば必ず(決勝進出が)決まると。脚に余裕はあったし、清水(裕友)の動きも見えていたし、タイミングも合わせられたので良かったです。(根田は)無風のようなかかりで強かったです。(G3の優勝は)いつも獲れそうで獲れない感じなので、欲を出さずにやるべきことをしっかりやってからですね。

決勝は、南関東の後ろ。3番手。

根田空史
2着/根田空史(S1・千葉94期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:1回(17年2月奈良)

今日は、風が強かったので、前からの組み立ての方が脚質に合うと思いました。打鐘で仕掛ければホームストレッチは追い風なので、そこで(脚を)回せると。疲労がきついのですが、岩本(俊介)さんのダービーを見て火がついたので、気持ちで乗り切れている感じです。ここまで、持ち味を出せずに終わったりしていたが、自分のレースはしようと思っていたし、決勝に残れたので、すごく良かったです。しっかり疲労を取ります。

決勝は、自力です。

清水裕友
3着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特5・二2・準3
G3優勝:11回(24年2月静岡)

打鐘で一度前に出るべきでした。最終HSのスピードが、昨日もそうでしたが一段上がり切らない感じがありました。(山田)庸平さん、地元勢に申し訳ないですね。初日は悪くないと思っていたのですが。

決勝は、自力自在です。

12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/深谷知広(SS・静岡96期)
3/志田龍星(S1・岐阜119期)
4/根田空史(S1・千葉94期)
5/山田英明(S1・佐賀89期)
6/大槻寛徳(S2・宮城85期)
7/稲川翔(S1・大阪90期)
8/阿部力也(S1・宮城100期)
9/浅井康太(S1・三重90期)

注目の並び想定は
1清水-5山田・7稲川(競り)
4根田-2深谷-8阿部-6大槻
3志田-9浅井

決勝は清水裕友の番手は、山田英明と稲川翔の競り。
根田空史の後ろには、深谷知広。南関東の2車の後ろに阿部力也、大槻寛徳と続く南関東と宮城勢の4車ライン。
志田龍星には、準決勝同様に浅井康太が付く中部の2車となった。

連日先行策でオール2着で結果を残している根田が、ここも主導権を握ってくるに違いない。そうなると、番手有利に深谷の優勝やラインで上位独占が見えてこよう。
ただ、今シリーズらしさに欠けるが、勝負強さを発揮するS班の清水や、メキメキと力をつけてきた志田も応戦必至。志田をマークする浅井は通算500勝にリーチをかけており、優勝で記録達成の期待も高まるところ。また、清水の後ろで競りとなった山田と稲川の争いの行方も気になるところ。
主導権争い、競り、さらに節目勝利まで、競輪の醍醐味が詰まった注目ポイントが多い決勝。手に汗握る一戦に注目です。

※武雄競輪G3(3日目)注目選手ピックアップは次のページをご覧ください→

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