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2024/07/16

P-Navi編集部

ツアー・オブ・ジャパン2024東京ステージ

ツアー・オブ・ジャパン2024東京ステージ

国際ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」最終日の「SPEEDチャンネル 東京ステージ」が5月26日、東京都大井埠頭特設コースで開催された。

当日は晴天に恵まれ、3万人を超える観客を迎えての華やかなレースとなった。
コースは、大井埠頭に設定された1周6.5kmの周回コース。アップダウンがなく、完全フラットで、例年高速レースとなり、最後にはスプリンターたちの迫力ある競合いが展開される。折り返しで両車線を使うため、観戦しやすく、例年多くの観客が訪れる人気レースだ。レースはこのコースを16周する104kmの設定で競われる。



完全フラットな6.5kmコースを16周回する

最終ステージ、スタートライン最前列には、各賞のリーダーが立った。個人総合首位のジョバンニ・カルボーニ(JCLチーム右京)は次点に2分7秒の差をつけている。平坦で集団ゴールが多く、タイム差がほぼつかない最終ステージでこの差が覆されることは、まずないだろう。山岳賞の中井唯晶(シマノレーシング)も、大会の山岳賞ポイントの設定が終わっているため、トラブルなくゴールすれば、山岳賞リーダーが確定する。


スタートラインに並ぶ4賞リーダー。レッドジャージの中井唯晶(シマノレーシング)とグリーンジャージのジョバンニ・カルボーニ(JCLチーム右京)、ブルージャージの寺田吉騎(シマノレーシング)、ホワイトジャージのニコラス・ヴィノクロフ(アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)©️TOJ2024

ポイント賞の寺田吉騎(シマノレーシング)は次点のカルボーニと3点差、3位とは9点差であり、覆される可能性は十分に残っている。最終ステージのスプリントポイントは3回設定され、各回の1位通過には5ポイントが付与される。フィニッシュの優勝ポイントは25であり、寺田がリーダーを守るには、レース中のスプリントポイントと共に、レース自体も上位でフィニッシュする必要がある。
新人賞ジャージのニコラス・ヴィノクロフ(アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)も、次点ザッカリー・マリッジ(チーム・ブリッジレーン)と25秒差であり、集団ゴールになった場合は問題ないが、展開によっては、逆転の可能性もあるだろう。

ゲストライダーのセレモニー走行後、レースが始まった。

ツアーオブジャパン2024東京ステージのスタート
フラッグが振られ、レースがリアルスタートを迎える©️TOJ2024

ツアーオブジャパン2024東京ステージはハイペースの展開に
レースはいきなりハイペースの展開に©️TOJ2024

スタートは、一気にハイペースになり、長く伸びた集団が大井埠頭を駆け抜けていく。
逃げ出しをかけて多くの選手が飛び出したが、日本人の2枚のリーダージャージを守るべく、シマノレーシングが集団の先頭を固め、コントロールを行った。

寺田吉騎のためにシマノレーシングがレースをコントロール
寺田のポイント賞を守るため、シマノレーシングがレースをコントロール©️TOJ2024

寺田吉騎
寺田は期待に応え、着実にスプリントポイントを獲得していく©️TOJ2024

寺田は、1回目(4周目完了時)と、2回目(8周目完了時)のスプリントポイントをしっかりと1位通過。10ポイントを加算した。
10周目に入るころ、抜け出しが決まり、7名が先頭集団を形成し、先行した。

ツアーオブジャパン東京ステージ7名の先頭集団
7名の先頭集団が形成された©️TOJ2024

集団内で走るヴィノクロフ
集団内で走るヴィノクロフ©️TOJ2024

メイン集団の前方には、最終ステージでなんとしても勝利をもぎ取りたい愛三工業レーシングチームやJCLチーム右京らも加わりペースアップ。少しずつ、7名との差を詰めて行った。

※ラスト3周へ!大集団でのスプリント勝負を制したのは……
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