オールスター競輪G1(5日目)レポート
2022年8月14日 西武園競輪
第65回オールスター競輪G1(5日目)
※ガールズケイリンはこちら
アルテミス賞 ガールズドリームレース
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【オールスター競輪(5日目)9R=S級準決勝】
深谷知広を打鐘で菊池岳仁が叩いて先行態勢に入る。太田竜馬もスパートしていくが、関東ラインを捕えるには至らず。最終BS前に太田マークの松浦は自力に転じて捲りを打つと、菊池マークの吉澤純平も合わせて応戦。両者の争いを、直線で深谷マークだった守澤太志が一気に差し切り1着。2着に松浦、3着に吉澤が入線した。
1着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:オ2・一2・二2・準1
G1優勝:0回
G1決勝:8回目(2022年5月日本選手権以来)
オールスター決勝:3年連続3回目
太田(竜馬)君の巻き返しが少し早くて難しい展開になりました。周回中から調子がいいと感じていたし余裕もあったので、しっかり1着までいけて良かったです。昨日の休みもプラスになったと思います。状態は、ダービーの時よりもいいと思います。G1の決勝では、3着までしかいけていないのでそれ以上目指して頑張ります。決勝は、北日本の3番手です。
2着/松浦悠士(SS・広島98期)
今回成績:ド3・一1・シ7・準2
G1優勝:3回(2021年5月日本選手権)
オールスター優勝:1回(2020年8月名古屋)
菊池(岳仁)君がすごく強かったですね。(最終BS3番手から)踏み込んだ感じでは(関東ラインを)越えられるかなと思ったのですが、吉澤(純平)さんの出脚がかなり良くて、合わされた感じになてしまったので、我慢をして4コーナーでもう一度踏み直すイメージで行きました。状態は、ドリームレースが一番良くて、今日が2番目です。決勝は、自在に走ります。
3着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:一3・一2・二2・準3
G1優勝:0回
G1決勝:4回目(2019年2月全日本選抜以来)
オールスター決勝:初
(菊池岳仁が)いいスピードでかかっていた。(2コーナー手前で)太田(竜馬)が止まってくれたので、なんとか2人でという気持ちでした。関東の若手選手が頑張ってくれて、決勝に乗れた形ですね。連日番手を回らせてもらっているので、一走一走、調子を上げられるような気持ちで調整しました。初日よりよくなってきている感じがします。しっかり優勝を狙いたいです。決勝は単騎。
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【オールスター競輪(5日目)10R=S級準決勝】
打鐘で新山響平を清水裕友が抑えて、そのまま先行態勢に入る。8番手となった脇本雄太は最終HS8番手から捲り発進すると、最終BS過ぎには逃げる清水を捕えて先頭に立つ。脇本の仕掛けを追う形になった新山が2着、新山との連携は崩れるも成田和也が3着に入線した。
1着/脇本雄太(S1・福井94期)
今回成績:ド1・一1・シ1・準1
G1優勝:6回(2022年5月日本選手権)
オールスター優勝:1回(2018年8月いわき平)
雨が降って気温が下がったり、ジメジメした感じなど気候に合わせて体調を調整したいなと思います。昨日の休みは苦にならなかったです。オールスターは、最初に獲ったG1ですし、験(げん)のいい大会だと思いますが、まだナイターの感覚が掴めていないところがあります。僕らしく、優勝を目指して頑張るだけ。決勝は、寺崎浩平君の番手です。
2着/新山響平(S1・青森107期)
今回成績:一2・一6・二3・準2
G1優勝:0回
G決勝:4回目(2021年11月競輪祭)
オールスター決勝:初
脚を使わずに脇本(雄太)さんと勝負したいと思ったので前を取りました。先行するつもりでいたのですが、清水(裕友)の勢いが良くて、先頭に出られてしまい、その後は頭を切り替えて3番手で勝負しようと。(昨日の中止順延は)だいぶ休めました。上り調子です。3番手に付いてくれた内藤(宣彦)さんが決勝に勝ち上がれなかったのですが、その分の思いを背負って、決勝で北日本から優勝者が出るように頑張ります。決勝は、自力です。
3着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:一1・一2・二2・準3
G1優勝:3回(2013年6月高松宮記念杯)
オールスター決勝:2年連続4回目
最終BSで(新山との)連結を離してしまったのですが、運がありましたかね。昨日は、いい休養になりました。今日はバンクコンディションもよく、自分としては走りやすく感じました。対戦相手もすごいので、頑張りたいと思います。決勝は、北日本の4番手です。
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【オールスター競輪(5日目)11R=S級準決勝】
赤板2コーナーから山田庸平が踏むと、新田祐大は突っ張っていく。打鐘からは吉田拓矢も仕掛けて、新田と踏みあいになると、最終HSで寺崎浩平が一気にカマシて主導権を奪取。寺崎マークの古性が巻き返す新田を牽制し、差し脚を伸ばして1着。新田マークの小松崎が内から抜け出し2着。3着には寺崎が粘った。
1着/古性優作(SS・大阪100期)
今回成績:ド2・一1・シ2・準1
G1優勝:3回(2022年6月高松宮記念杯)
オールスター優勝:2021年8月いわき平
寺崎(浩平)君が力を出し切ってくれればチャンスはあると思ったので、ラインのおかげで助かっているなと思っています。状態は、シンプルにタテ脚が無いなと感じていますが、疲れはないです。決勝は、近畿の3番手でしっかり頑張りたいと思いますし、ラインで決まるように援護したいと思います。
2着/小松崎大地(S1・福島99期)
今回成績:一3・一1・二1・準2
G1優勝:0回
G1決勝:5回目(2022年6月高松宮記念杯以来)
オールスター決勝:初
新田(祐大)に全て任せていたので、後は連結を外さないようにすることだけでした。新田が本当にがんばっていたので、自分が弱気になることは許されないと思いながら走りました。決勝は、新山(響平)君の番手を回れせてもらうことになりました。G1の決勝は最高の舞台。そこで走れることに感謝しながら、精一杯走りたいと思います。
3着/寺崎浩平(S1・福井117期)
今回成績:一1・一2・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:初
最終4コーナーからの直線はすごく長く感じましたし、脚力が残っていなかったです。スピードの乗りはすごく良かったのですが、最終バックくらいから脚力が残っていませんでした。残れると思っていなかったでの、(決勝進出は)正直に嬉しいです。G1の決勝で脇本(雄太)さんに前を任せてもらえたので、しっかり役目を果たせるよう頑張りたいです。決勝は、近畿の先頭です。
※G1優勝の( )は前回G3優勝開催
※ド=ドリームレース、オ=オリオン賞、シ=シャイニングスター賞を示す
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【オールスター競輪(最終日)11R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/守澤太志(SS・秋田96期)
4/小松崎大地(S1・福島99期)
5/吉澤純平(S1・茨城101期)
6/寺崎浩平(S1・福井117期)
7/成田和也(S1・福島88期)
8/新山響平(S1・青森107期)
9/脇本雄太(S1・福井94期)
注目の並びは
6寺崎-9脇本-1古性
8新山-4小松崎-3守澤-7成田
2松浦(単騎)
5吉澤(単騎)
決勝は、G1初決勝の寺崎浩平に、強さ際立つ脇本雄太と古性優作が続く近畿3車ライン。
上り調子と話す新山響平を先頭に、近況冷静な競走が光る小松崎大地、伸び脚が鋭い守澤太志、そしてベテランの成田和也が結束した北日本4車。
位置取り巧みな松浦悠士と吉澤純平は単騎戦となった。
今開催を唯一の4連勝で勝ち上がった脇本の前で、ナショナルチームで切磋琢磨してきた寺崎が主導権を握る競走を敢行すると、脇本の優勝は濃厚なものになりそう。ドリームレースやシャイニングスター賞で脇本をかわせていないが、タテ脚のある古性も不気味な存在。
新山に先頭を任せた北日本ラインは4車の厚みを活かしたいところ。こちらが主導権を握れば、思いを力に変える小松崎や調子を取り戻した守澤、俊敏にコースをついてくる成田が固めるラインは強固だ。
位置取りが巧みな松浦悠士は、脇本との戦いで手応えを掴んだ様子。さらに地元関東地区からは唯一の優出となった吉澤の動向も気になるところだ。
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