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競輪

2022/08/22

P-Navi編集部

富山競輪G3(3日目)レポート

富山競輪G3(3日目)レポート

2022年8月22日 富山競輪G3
富山競輪開設71周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」(3日目)

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【富山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
10RS級準決勝ゴール前勝負
嘉永泰斗が山口拳矢を赤板で抑えて、先行態勢に入っていく。九州勢の先制で山口は5番手、宿口陽一が7番手で打鐘を通過。最終HSから宿口が仕掛けると、中団の山口も合わせて捲り発進。嘉永マークの荒井崇博も番手から捲りで応戦するも、山口が捲り切って1着。2着に荒井、3着に宿口が入線した。

山口拳矢
1着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:一3・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(22年3月大垣記念以来)

嘉永(泰斗)君が、もっとスピードよく仕掛けるようだと引けないと思っていたのですが、流した感じだったので、位置を確保してと考えました。昨日の反省を活かして、車間を空けすぎないようにして脚力は残していたので、3着以内には入れるかなという感じでした。脚の調子は上がってきているので、明日もう少しよくなればと思います。
決勝は、自力です。

荒井崇博
2着/荒井崇博(S1・佐賀82期)
今回成績:特6・二1・準2
G3優勝:16回(21年11月武雄G3)

あそこで1着を取れないのはどうしようもないね。(山口拳矢は)末脚がしっかりしている。仕掛けに合わせたと思ったのですが。明日も頑張ります。
決勝は、自分でやります、自力。

宿口陽一
3着/宿口陽一(SS・埼玉91期)
今回成績:特9・二3・準3
G3優勝:1回(21年10月前橋G3)

中団を取り切ってから勝負と思っていたのですが、山口(拳矢)君の方が位置取りが上手でした。あの展開になったら山口君より先に仕掛けないと後ろについてくれている2人にも勝負権がないので、無理やり仕掛けました。地元のG1の後なので心が疲れていますが、戦えていると思うので頑張ります。
決勝は、吉澤(純平)君の後ろ、番手です。

10Rレース結果

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【富山競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
11RS級準決勝平原康多の捲り
赤板前に根本哲吏が前を抑えると、赤板から土生敦弘が叩いて先手を奪う。3番手には竹内雄作が続き、根本が4番手となる。最終HS8番手から佐々木悠葵が仕掛けると、竹内も捲りを打って抜け出しを図る。佐々木マークの平原は最終BS前から自力に転じて捲りを打って1着。2着に竹内、直線外を追い込んだ和田圭が3着に入線した。

平原康多
1着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特1・二3・準1
G3優勝:31回(22年7月弥彦記念)
※富山は06年にふるさとダービーでビッグレース初優勝

佐々木(悠葵)が打鐘で無理矢理に仕掛けてくれた。仕掛けるなら、あそこしかなかったですね。最終1コーナーで仕掛けて出た竹内(雄作)とスピードが合ってしまったので、佐々木の上を仕掛けていくしかないと感じ、踏み出しました。脚に負担があったわりには、自転車が進んでいた気がします。なんとか決勝に辿り着いた感じですね。
決勝は、関東の3番手。

竹内雄作
2着/竹内雄作(S1・岐阜99期)
今回成績:一5・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:24回目(22年久留米記念以来)
※2016年に当地の共同通信社杯でビッグレース初優勝

赤板1センターで仕掛けるタイミングがあったので、仕掛けていれば森川(大輔)と前に出られたと思うのですが、土生(敦弘)君の動きに任せていたところがあるので、そこが反省点です。最終1コーナーで3番手から出た時、(土生君)簡単にあわされていたので無理かと思ったのですが、気持ちで乗り越えられたので、そこは収穫かなと思います。
決勝は、山口(拳矢)君の番手です。

和田圭
3着/和田圭(S1・宮城92期)
今回成績:特4・二2・準3
G3優勝:1回(18年4月西武園記念)

レースの流れと、その判断が遅かったです。最終HSでも動きを見てしまって。(最終2コーナー)後ろに大槻(寛徳)が付いていたので、思い切り前に踏み出して、ダメもとで仕掛けてみました。最近の中では一番いい出来ですね。もっと上位で戦えるようにしたいと思っています。
決勝は、関東の4番手に。

11Rレース結果

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【富山競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
12RS級準決勝最終BS先頭にたつ松浦悠士
赤板過ぎに志田龍星が前を叩いて先手を奪うと、松浦悠士は追い上げて3番手を確保。松浦は最終HSから仕掛けると、最終BS前には志田をとらえて先頭に立つ。松浦マークの小倉竜二は、吉澤純平の捲りを好牽制。松浦が1着で、2着に小倉が続いて中四国のワンツーが決まる。吉澤、小川勇介、小岩大介の3着争いは吉澤が制した。

松浦悠士
1着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:15回(22年4月川崎記念)
※当地記念は19年に優勝歴あり

志田(龍星)君が楽に仕掛けるとマズいなと思い、早めに巻き返す形で。先手ラインが流すようだったら、叩いて出ようかなと思っていました。仕掛けた感じは、昨日、一昨日に比べると、踏んだ感触があまり良くなかったです。叩き切っていっぱいになった感じで、小倉(竜二)さんの牽制がなかったら、厳しかったかもしれないですね。疲労だと思います。
決勝は、自力自在に頑張ります。

小倉竜二
2着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:特5・二1・準2
G3優勝:8回(21年5月前橋記念)

打鐘で、内にいた6番車(金ヶ江勇気)がけっこう抵抗してきたので、踏み込みながら牽制して、脚にきていたところ、最終HSですぐに(松浦悠士が)仕掛けていったのでキツかったです。追走できたので、調子は悪くないと思います。3日間、苦しい戦いが続いているので、しっかり体調を整えます。
決勝は、松浦(悠士)の番手です。

吉澤純平
3着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:特3・二1・準3
G3優勝:4回(22年6月取手記念)

ゴール勝負で、勝っている感じがしなかった。確定が出るまでは、勝てていたらいいなというくらい、わからなかったです。今シリーズは、初日を除いて自力で脚を使っているので、刺激が入って感触が良くなっている気がします。
決勝は、平原さんも(宿口)陽一も前で戦いたいところを、自分のわがままを聞いてくれたので、関東の前で頑張ります。自力です。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は前回のG3優出開催

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【富山競輪G3(最終日)11R=S級決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/荒井崇博(S1・佐賀82期)
3/小倉竜二(S1・徳島77期)
4/和田圭(S1・宮城92期)
5/松浦悠士(SS・広島98期)
6/竹内雄作(S1・岐阜99期)
7/宿口陽一(SS・埼玉91期)
8/山口拳矢(S1・岐阜117期)
9/吉澤純平(S1・茨城101期)

注目の並びは
9吉澤-7宿口-1平原-4和田
5松浦-3小倉
8山口-6竹内
2荒井(単騎)

決勝は、ラインの先頭を志願した吉澤純平の番手に宿口陽一、平原康多と続く関東3車に、和田圭が4番手に付いて、関東と北日本の混成ライン。
準決勝と同様に松浦悠士と小倉竜二が連携する中四国2車。
山口拳矢と竹内雄作が結束する岐阜勢に、荒井崇博は単騎を選択した。

感触が良くなってきていると話す吉澤が、ラインの長さを活かして主導権を握る競走ならば、後ろを固めるS級S班の宿口、平原に有利な展開になりそうだが、位置取りが巧みで冷静な判断力を持つ松浦の戦いぶりが気になるところ。そして、今シリーズ2勝を挙げて調子を上げている様子の山口も、地元地区の記念で手ごたえをつかんで、9月に控える地元・中部地区の共同通信社杯へ弾みをつけるチャージがありそうだ。また好調をキープしている荒井の動向も気になり、好レースが期待される注目の一戦となった。

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【富山競輪G3・プレイバック】
2021年7月富山競輪G3
優勝:稲垣裕之
2020年8月富山競輪G3
優勝:稲垣裕之
2019年9月富山競輪G3
優勝:松浦悠士
2018年9月富山競輪G3
優勝:浅井康太
2017年6月富山競輪G3
優勝:牛山貴広

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