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競輪

2022/10/17

P-Navi編集部

【寛仁親王牌特集】加藤慎平×小松崎大地(特別対談)

【寛仁親王牌特集】加藤慎平×小松崎大地(特別対談)

【第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント/特集】
加藤慎平×小松崎大地(特別対談)

元競輪選手で現在は解説者として活躍している加藤慎平氏が、10月のG1レース「第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」(前橋競輪場)に出場するトップレーサーに迫ります。今回はチャリレンジャーから小松崎大地選手(S1・福島99期)が登場。過去に2回決勝進出も果たしている相性の良いG1で、初のタイトル奪取を狙います__。

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重責を背負いながら、まだまだ成長の日々

加藤「まず今年を振り返ってもらいたいのだけれど、G1は2回決勝に乗っているし、ここまでの自分の競走はどう評価する?

小松崎「ビッグレースに関しては、すごくレースの流れにしっかりと乗って走れている感じがありますね」

加藤「小松崎選手も40歳で、ベテランの年齢に差しかかっているけど、(佐藤)慎太郎選手や成田和也選手だったりと重たいものを背負って走る一方で、超ダッシュがある選手の番手も走る。なかなか大変な立場だと思うけど、自分が置かれている役割に関してはどう思う?」

小松崎「そうですね。重たい番組の時もありますし、フレッシュな勢いのある選手の番手を回ることもあります。今の北日本地区は、個々は強いですが、今のG1戦線を戦っている選手の層が薄いので、連携回数は多くなりますし、そこにすごく強さは出てきていますね。でも、今は下からの突き上げが少ない地域なので、そこは何とかしないといけないです。自分もラインの力を引き出してもらって、今の走りができていると思うので」

加藤「毎回、重責を背負う位置だと思うけれど、だからこそ、今なお成長できているというのがあるのかな?」

小松崎「はい。すごく緊張感を持って走れていると思いますね。若い選手が上がってきて、ここに入ってきてくれれば、成長できるスピードもすごく速くなるはずなんですけどね。そこは心待ちしているのですが、まずは自分の置かれた位置で頑張ろうと思っています」

加藤「年齢重ねるごとに、体の変化とかは?」

小松崎「少しずつは、変化を感じてきていますね。でも、何かができなくなったとは、まだ感じていないので。昔より苦しいな、回復が遅いかな、くらいです。そこはしっかりとケアを入れながら、やっていきたいと思っています」

加藤「ここまでG1の決勝には5回進出。まだ優勝には届いていないけれど、そろそろ一本獲りたいという気持ちは?」

小松崎「そうですね。タイトルを獲る目標でずっとやってきていますし、そこに関しては、いまだに目指して頑張っているところです」

加藤「今年G1を勝っている脇本雄太や古性優作、そして最近では眞杉匠など若手の自力型も活躍しているけど、戦う上でどこが違う?」

小松崎「まず大前提として、そのレベルの自力選手と比べたら、圧倒的に脚力が下なんです。でも、それがすべての敗因になるかというと、そうならないのが競輪だと思っています。まずはしっかりレースの流れに乗ったり、腹をくくるところでくくれば、勝負になるかなと思っているので」

加藤「小松崎選手は、脚力差はあるにしろ、今持っている力をすべて出して、同じステージで互角に戦っている選手の筆頭だよね」

小松崎「こうすればよかったのか、ああすればよかったのか、という部分がレースごとに、まだまだ出てきています。そういうことを感じ取ってきたことで、少しずつですが、成長できているのかなとは思います」

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