【奈良競輪G3】三谷竜生が地元記念を制す

2023年2月5日 奈良競輪G3
開設72周年記念「春日賞争覇戦」最終日
奈良競輪場を舞台に、2月2日より5日までの日程で行われた開設72周年記念「春日賞争覇戦」G3は、熱戦の傍ら、S級S班の脇本雄太が急性腰痛症により2日目から欠場。3日目には平原康多が落車のアクシデントに見舞われ、古性優作も失格により姿を消すなど、波乱のシリーズが展開された。その中で、力を発揮したのは唯一3連勝の活躍をみせた地元の三谷竜生。さらに、中西大、山田久徳、栗山俊介と近畿勢は4名が決勝に勝ち上がる活躍を見せた。また、あわや落車の危機を寸前で交わし猛進を見せた新田祐大や、連日ラインの先頭で好走した小松崎大地の思いをしっかり着で応えた佐藤慎太郎が、S級S班の意地を見せて決勝に進出した。
その決勝は、中西大が主導権を握り、番手の山田久徳が最終HSから捲り発進。山田に続いた三谷竜生が、最終BSで新田祐大を牽制しながら前に踏み出して1着でゴール。約3年ぶりとなった記念優勝は、2度目の地元記念制覇(前回は2018年)で、しかも完全優勝での達成。奈良競輪に詰めかけた地元ファンの前で、今後のさらなる活躍を誓った。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/三谷竜生(S1・奈良101期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/柏野智典(S1・岡山88期)
4/皿屋豊(S1・三重111期)
5/新田祐大(SS・福島90期)
6/栗山俊介(S2・奈良103期)
7/山田久徳(S1・京都93期)
8/阿部拓真(S2・宮城107期)
9/中西大(S1・和歌山107期)
【レース展開】
誘導以下、8阿部-5新田-2佐藤、9中西-7山田-1三谷-6栗山、4皿屋-3柏野で周回。まず青板から皿屋が上昇するも、青板BSで阿部が突っ張る。すぐさま中西がスパートして、阿部を赤板で叩いてレースの主導権を握る。栗山は連携崩れ、4番手には阿部が入る。最終HSで中西の番手の山田が捲りを打つと、最終HS過ぎに新田も自力に転じて捲りで迫る。新田の捲りを、山田マークの三谷が好ブロックすると、三谷はそのまま捲りで抜け出す。新田も粘るが、三谷が振り切って優勝ゴール。新田マークの佐藤が2着、皿屋の捲りから柏野が内から伸びて3着に入線した。
【最終日12R=奈良競輪G3決勝】
2車単1-2 2,970円(10番人気)
3連単1-2-3 18,400円(53番人気)
決まり手:捲り-差し
優勝/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回戦績:一1・二1・準1・決1
次走出場予定:全日本選抜G1(2月23日~2月26日)
前受けからのレースが組み立てやすいと思っていましたが、前は取れませんでした。それでも、(中西大、山田久徳が)しっかり戦ってくれましたし、気持ちの入ったレースをしてくれたので、なんとか優勝をしないといけないと思っていました。本当に嬉しいです。ラインのおかげだと思っています。今回、地元記念を優勝する気持ちできましたし、気合も入っていたので、ゴール後は嬉しさが込み上げてきました。昨年から調子は良かったのですが、結果が出ていませんでした。今回、結果を出すことができて、嬉しく思っています。また、ワッキー(脇本雄太)、古性(優作)がいない中で、決勝に近畿4人が勝ち上がり、こうして優勝することができたことで、近畿勢としてしっかり戦える証明ができました。これからのG1でもしっかり結果を出していきたいです。
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