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競輪

2023/12/16

P-Navi編集部

佐世保競輪G3(準決勝)レポート

佐世保競輪G3(準決勝)レポート

2023年12月16日 佐世保競輪
開設73周年記念「九十九島賞争奪戦」G3(3日目)

※レインボーカップチャレンジファイナル(前検日)レポートはこちら
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【佐世保競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
佐世保競輪開設73周年記念3日目準決勝10レース
九州5車ラインが注目を集めた一戦。赤板から東矢圭吾が仕掛けるが、北井佑季も突っ張って、激しい主導権争いとなる。北井が先手を譲らずに先行する中、打鐘後に、東矢マークの伊藤颯馬は3番手の位置を渡邉一成から奪取。伊藤は最終2コーナーから捲りで逃げる神奈川ラインを最後の直線でとらえていく。伊藤との連携は崩れたが、6番手から井上昌己が直線一気の差し脚で1着。井上は一次予選から3連勝。2着に伊藤、井上を追走した塚本大樹が3着に入り、九州勢が上位独占した。

井上昌己
1着/井上昌己(S1・長崎86期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:10回(15年12月佐世保)

初手は想定外でした。(佐々木)雄一が内にかかっていたのが分からずに油断しました。東矢君も緊張したと思いますよ。(3連勝は)できすぎですが、ホッとしています。(調子は)良いと思っていてください。明日もしっかり頑張ります。

(決勝は)九州の4番手。

伊藤颯馬
2着/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(23年3月松山以来)

初手は前か中団かでしたが、最悪の並びになりました。でも、落ち着いて(東矢)圭吾が行ってくれましたね。前々に踏んでくれたおかげです。でも、キツすぎました。体調はマシになってきていると思います。(ライン上位独占は)良かったですし、感謝です。決勝に向けて、いつも通り休んで、整えたいと思います。

(決勝は)先頭で、自力で頑張ります。

塚本大樹
3着/塚本大樹(S1・熊本96期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(23年10月熊本記念in久留米以来)

皆、強かったですね。番組が出て悩みましたが、地元記念がない颯馬がやりたいようにと。今日はキツかったです。必死で3着に入ったかもわからず、偶然、3着だった感じ。(ライン上位独占で)良かったです。

(決勝は)九州の5番手。

10Rレース結果

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【佐世保競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
佐世保競輪開設73周年記念3日目準決勝11レース
立部楓真が打鐘で小川真太郎を叩くと、打鐘後1センターから坂井洋がスパート。坂井は逃げる九州ラインを最終BS前にかわして、平原康多との関東両者が抜け出す。ゴール前で番手から平原が差し脚を伸ばすが、関東後位に切り替えた久島尚樹が鋭く差し切り1着。2着に平原、7番手から捲り追い込んだ小川真太郎が3着に入った。

久島尚樹
1着/久島尚樹(S2・宮崎100期)
今回成績:一4・二3・準1
G3決勝:初

立部(楓真)が頑張ってくれたので決めたかったのですが、止めることができずに行かれてしまったので、スイッチしました。立部は落ち着いて仕掛けてくれましたが、(けん制が)難しかったです。自分が行けば、松岡(貴久)さんもと思ったんですけどね。平原(康多)さんが残しに行った分、(1着まで)いけたと思います。

(決勝は)伊藤(颯馬)君につけます。番手です。

平原康多
2着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特・二1・準2
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

(坂井洋は)持つ位置から駆けたと思います。日本トップのダッシュですから、もうギリギリでした。でも、その分、失速幅がありました。残したかったし、もっとやりようがあったかなと。どこを、どう走っていても、やる気持ちは変わりません。また上を目指して、挑戦したいと思っています。

(決勝は)小林君に。やるべきことをやりたいと思います。

小川真太郎
3着/小川真太郎(S1・徳島107期)
今回成績:特2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:15回目(23年11月四日市以来)

余裕がありましたね。しっかりと中団を取って、自分で組み立てられらので悪くないです。捲り追い込みですが、届いてよかったですが、柏野(智典)さんと決められなかったのは、申し訳なかったです。最近は自分の中で、掴んだものが練習でありました。上がってきていると思います。

決勝は単騎。一発を狙って頑張ります。

11Rレース結果

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【佐世保競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
佐世保競輪開設73周年記念3日目準決勝12レース
打鐘で6番手から松本秀之介が仕掛けを試みるが、4番手から新田祐大も合わせて踏み出し、最終HSでは新田と松本の先行争いとなる。これは新田が最終2コーナー前に踏み勝つも、松本マークの荒井崇博は新田の後位に切り替えていく。最終2コーナーから鈴木裕が捲りを打って前団に迫るも、逃げる新田の番手を取り切った荒井が差し脚を伸ばして1着。2着に鈴木、大外伸びた小林泰正が3着に入った。逃げる展開の新田だったが、4着で優出を逃す結果に。

荒井崇博
1着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:16回(21年11月武雄)

最終HS過ぎの1コーナーくらい、(松本秀之介を)俺が入れる余裕がなかったですね。もう、スピードに乗り切っていたので。とりあえず、どこか1回で3人を飛ばすところを警戒していたら、須永が遅れてきてくれた。あとは、そこで踏み勝てばよいかなという感じ。とりあえず、明日ですね。(3連勝は)状態どうこうではないです。明日1着を取らないと、今までの1着が水の泡になりますから。

(決勝は)九州の3番手。

鈴木裕
2着/鈴木裕(S1・千葉92期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:1回(11年7月松戸)

単騎でも何かができたのが収穫です。内に詰まったりはしたくなかったし、前が詰まったから、行ってから考えようと。風のわりに余裕もありましたし、久しぶりに捲りを出しました(笑)。今年最後の記念で決勝に乗れて気持ちいいですね。

決勝は、関東の後ろ。3番手です。

小林泰正
3着/小林泰正(S2・群馬113期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(223年8月和歌山以来)

後ろからだと、(松本秀之介に)突っ張られてチャンスがなくなるので、外よりも内の方がチャンスがあるかなと思っていました。新田(祐大)さんが1人なのに気づいて、いったん、踏むのをやめたら、荒井(崇博)さんに入られてしまいました。あそこは反省ですね。でも、余裕があったし、脚の状態は良いです。ラインから優勝者が出せるように、明日もしっかりレースをしたいです。

決勝は自力。平原さんとの連携は何回もありますが、久しぶりですね。頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

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【佐世保競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/荒井崇博(S1・長崎82期)
2/小林泰正(S2・群馬113期)
3/小川真太郎(S1・徳島107期)
4/塚本大樹(S1・熊本96期)
5/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
6/久島尚樹(S2・宮崎100期)
7/平原康多(SS・埼玉87期)
8/鈴木裕(S1・千葉92期)
9/井上昌己(S1・長崎86期)

注目の並び想定は、
5伊藤-6久島-1荒井-9井上-4塚本
2小林-7平原-8鈴木
3小川(単騎)

まず5車が決勝進出を果たした九州勢は、伊藤を先頭に、番手に久島、純地元の荒井、井上、そして塚本の並びで結束。
関東両者は小林に、平原が付き、その3番手を鈴木裕が固める。
小川真太郎は単騎戦を選択した。

やはり注目は5車連携の九州勢の動向だろう。先頭の伊藤が主導権取りに出れば、記念初優出の久島が番手から抜け出し、さらに、ここまで3連勝で勝ち上がってきた荒井、井上の地元ベテラン両者がチャンスを掴むか。
2分線で小林の動向も注目。九州勢が先手を奪取すれば、苦しい流れになることは明白なだけに、どのような策を練ってくるか必見だろう。そして実績最上位のS班・平原は、今年はケガにも泣き、グランプリ連続出場こそ逃したものの、この一年をどう締めくくるか。
九州勢がラインの厚みを活かして上位独占を狙うか、それとも__。
注目の決勝は、最終日野第12レース、16時35分に発走予定です。

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