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競輪

2024/01/07

P-Navi編集部

大宮競輪G3(準決勝)レポート

大宮競輪G3(準決勝)レポート

2024年1月7日 大宮競輪
東日本発祥75周年「倉茂記念杯」G3(3日目)

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【大宮競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
大宮競輪東日本発祥75周年記念倉茂記念杯G33日目10RS級準決勝
打鐘で森田優弥が鈴木裕を抑えて先頭に立つと、後続を警戒しながら先行態勢に入っていく。最終HSで7番手の北津留翼がスパートして、7番手で最終HSを通過。森田も抵抗するが、北津留が最終HS過ぎに先頭に躍り出る。北津留マークの井上昌己は、森田のけん制を凌いで直線伸びてくるが、森田マークの宿口陽一が九州後位から大外一気に差し切り1着。2着に井上、3着に北津留が入線した。

宿口陽一
1着/宿口陽一(S1・埼玉91期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:3回(23年10月小田原)

(最終BS過ぎに)森田(優弥)と井上(昌己)さんが絡んで、森田が踏み負けていた。瞬時の判断でしたが、(前に)踏まないといけないと思いました。それが正解なのか分からないので、複雑な気持ちがあります。脚力を使っておらず、踏み込んだ感じは良かったので、(武藤)龍生まで連れ込めるかなと思ったのですが、自分の技量不足でした。3走して今日が一番軽かったので、このまま明日を迎えたいです。

決勝は、太田(龍希)の後ろ。番手。

井上昌己
2着/井上昌己(S1・長崎86期)
今回成績:特7・二4・準2
G3優勝:10回(15年12月佐世保)

絶対に森田(優弥)が(攻めて)来ると思ったので、あたり負けしないように、なんとか頑張れました。余裕はありましたね。最後は抜かれたのですが、宿口(陽一)は気合いが入っていましたね。コンディションは、日に日に良くなってきていると思います。2024年の一発目に決勝に乗れたので、ホッとしています。

決勝は、(北津留)翼の番手。

北津留翼
3着/北津留翼(S1・福岡90期)
今回成績:特1・二1・準3
G3優勝:6回(22年6月久留米)

一瞬、仕掛けるタイミングをずらして、(最終HS)森田(優弥)選手が少し流したところで追いつく形で、いい展開になったと思います。500メートルは長いですね。残ったかなと思ったのですが、皆に抜かれそうになり、ヒヤッとしました。コンディションは、いつも通りだと思います。

決勝は、自力です。

10Rレース結果

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【大宮競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
大宮競輪東日本発祥75周年記念倉茂記念杯G33日目11RS級準決勝
打鐘で清水裕友が太田龍希をおさえると、最終HSで三谷竜生が清水をかわしていく。太田が仕掛けると、三谷も踏んで両者の先手争いに。最終3コーナーで三谷、浅井康太、鈴木玄人が落車のアクシデント。この落車を回避した太田マークの山田義彦が1着。清水が2着、太田が3着に入線した。

山田義彦
1着/山田義彦(S2・埼玉92期)
今回成績:一1・二4・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(17年9月向日町以来)

(太田)龍希の気持ちが前々だったので、それに乗っかるだけでした。アクシデントがありましたが、その後も冷静に走れたと思います。全力で踏みました。ゴール前、(清水裕友に)差されたと思ったし、龍希を残せるか分からなかった。龍希が3着に残ってくれて良かったです。久々の地元なのですが、いつものように気負いがなく、落ち着いて走れていると思います。チャンスがあれば確定板。あわよくば1着を狙えるように頑張りたいです。

決勝は、地元の5番手。

清水裕友
2着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特5・二2・準2
G3優勝:9回(23年11月防府記念in玉野)

5番車(鈴木玄人)が危ないレースをするイメージがあったので、一度整えてからと思ったら、音がしました。結果、引いて良かったですね。でも、レースできてない感じがして、情けないですね。状態は悪くないのですが、体が起きてない感じがします。明日は、叩き起こします。

決勝は、自力。

太田龍希
3着/太田龍希(S2・埼玉117期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:0回(初優出)

今日は、競走得点差もあったし、行けるところから行こうと。最終HSで緩んだので、仕掛けてみました。三谷(竜生)さんの横まで行けたので、感触は良かったと思います。地元記念の決勝に進めて良かったです。自分のできることを精いっぱいやって、ひとつでも上の着順を狙いたいです。

決勝は、自力です。

11Rレース結果
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【大宮競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
大宮競輪東日本発祥75周年記念倉茂記念杯G33日目12RS級準決勝
赤板から取鳥雄吾が上昇をはじめ、前受けの深谷知広に並びかける。打鐘過ぎに深谷が取鳥を突っ張り、さらに仕掛けてきた高橋晋也も突っ張って、深谷が主導権を握っていく。最終HS過ぎから取鳥が再度仕掛けると、逃げる深谷を最終BSでとらえて、番手の稲垣裕之を連れて先頭に立つ。取鳥ラインに、深谷マークの平原康太がスイッチすると、平原後位から中田健太が鋭く差し切り1着。2着に平原で埼玉ワンツー。3着に稲垣が入線した。

中田健太
1着/中田健太(S1・埼玉99期)
今回成績:一2・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(23年4月四日市以来)

(深谷知広と高橋晋也の主導権争いが)長引いてしまいました。それでも止めないところが、深谷知広という選手の偉大さだと感じました。最後は、平原(康多)さんが踏んでから自分が踏むと思っていました。そこは冷静に待てたと思います。地元記念の決勝は、感慨深いです。タイトルホルダーの2人がいるので、あくまでも脇役で頑張りたいと思います。

決勝は、地元埼玉の4番手。

平原康多
2着/平原康多(S1・埼玉87期)
今回成績:特6・二1・準2
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

(深谷知広は)凄いですね。勝たなければいけない立場で、あの走りは、なかなかできないと思います。本当に気持ちが伝わります。(中田)健太、強かったですね。体は、踏み出しで腰がピリッとくるのですが、脚はだんだん力が入るようになってきているので、不安なくいけるようになってきています。

決勝は、太田(龍希)君の後ろを主張したのですが、宿口(陽一)がそこで頑張りたいと。S班から落ちて以降、そう言ってこなかったので、気持ちを汲んで陽一の後ろになりました。埼玉の3番手。

稲垣裕之
3着/稲垣裕之(S1・京都86期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:8回(21年7月富山)

近畿、中部地区の選手に付いたのが初めてだったので、葛藤もありましたが、取鳥(雄吾)君はいい選手なので付いて良かったと思います。目一杯、踏み込んで付いていっただけです。自力選手3人が凄かったです。上位で走り続けるには、変わっていかないと。今日は、良いキッカケになったかなと。状態はいいと思います。

決勝は、清水(裕友)君の番手。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/平原康多(S1・埼玉87期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/北津留翼(S1・福岡90期)
4/稲垣裕之(S1・京都86期)
5/宿口陽一(S1・埼玉91期)
6/山田義彦(S2・埼玉92期)
7/井上昌己(S1・長崎86期)
8/太田龍希(S2・埼玉117期)
9/中田健太(S1・埼玉99期)

注目の並び想定は、
8太田-5宿口-1平原-9中田-6山田
2清水-4稲垣
3北津留-7井上

決勝は、太田龍希の番手に宿口陽一、平原康多、中田健太、山田義彦と並ぶ地元埼玉の5車ライン。
清水裕友には稲垣裕之が付く2車。
北津留翼の番手には準決勝同様、井上昌己が続く九州の2車ライン。

注目は、5車で結束した埼玉勢。他のラインよりも圧倒的優位にレースを進めるに違いなく、太田が主導権を握れば、宿口や平原が地元記念優勝のチャンスが高まり、ラインで上位独占もありそうだ。
しかし、S級S班で唯一決勝に進んだ清水が黙っているはずがなく、いかなる作戦を練ってくるのか気になるところ。
また強烈は捲りを武器にする北津留の動向にも注視が必要だ。
今年最初のG3開催で、力を発揮して、最高のスターを切るのはどの選手か。2024年の勢力図を読み解く鍵にもなりそうな一戦に注目です。

※大宮競輪G3(3日目)注目選手ピックアップは次ページをご覧ください。

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