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競輪

2024/01/20

P-Navi編集部

川崎競輪G3(準決勝)レポート

川崎競輪G3(準決勝)レポート

2024年1月20日 川崎競輪
川崎市制100周年
開設74周年記念「桜花賞・海老澤清杯」(3日目)

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【10R=S級準決勝】
川崎競輪開設74周年記念「桜花賞・海老澤清杯」G310RS級準決勝
赤板で高久保雄介が新村穣を抑えて先頭。その3番手は内で新村、外に清水裕友で並走となる。打鐘過ぎに渡邉雄太が追い上げるも、最終HSで3名が落車。近畿ラインが主導権を握り、高久保マークの稲川翔は後方をけん制しつつ、最終2センター付近から抜け出して1着。外並走から稲川を追った清水裕友が2着。落車を避けた堀内俊介が直線外を伸びて3着に入線した。なお、外帯線内進入で渡邉雄太が失格となった。

稲川翔
1着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特9・二3・準1
G3優勝:2回(18年1月松阪)

(高久保雄介は)先行したらすごく強いので、もっといい連携をしていきたい感じなのですが、今日はアクシデントがあったのと(清水)裕友が上手かったですね。高久保がいいレースをしてくれたので、なんとかしたかったです。明日もう1日、しっかり気持ちを入れて頑張ります。

決勝は、1人で何でもやります。

清水裕友
2着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特4・二2・準2
G3優勝:10回(24年1月大宮)

今までだったら、状態が悪ければ飛んでいた。とりあえず勝ち上がれた感じですかね。最近、仕掛けられなくなっています。腰痛が少し出ていますね。だいたい日ごとに良くなるのですが、状態は初日が一番良かったです。

決勝は、自力。

堀内俊介
3着/堀内俊介(S1・神奈川107期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(21年7月富山以来)

新村(穣)にしっかり追走できていなかったので、そこが申し訳なかったです。最終BSでは、しっかり決勝にと思って走りました。清水(裕友)さんは強いし、高久保(雄介)さんも調子が良さそうだったので、まさか(決勝に)乗れるとは思わなかったです。地元記念の決勝に初めて乗れて嬉しいです。前が頑張ってくれているおかげで、ここまで来られたので、明日はしっかり頑張ります。

決勝は、松谷(秀幸)さんの後ろ。南関ラインの4番手。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
川崎競輪開設74周年記念「桜花賞・海老澤清杯」G311RS級準決勝
東矢圭吾を北井佑季が打鐘で叩いて、南関東ラインが主導権取りに出る。最終HS前から8番手の佐々木悠葵がスパートするも、4番手から東矢も捲りで合わせていく。だが、東矢の捲りも北井をとらえるまでには至らず。ゴール前で北井マークの松谷が差し脚を伸ばして1着。3番手の福田知也が2着で、神奈川ワンツー。久米康平の後位から松浦悠士が直線外を伸びて3着に入線した。

松谷秀幸
1着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:特6・二2・準1
G3優勝:3回(20年3月奈良)

北井(佑季)は、すごく気持ちが強いなと思いました。ゴールでは、1着の手応えはなかったのですが、4車だったので、誰かしら決勝にと思って、早めに前に目一杯、踏みました。昨日は深谷(知広)の仕掛けに離れたので心配だったのですが、今日は初日の感じで走れたので、悪くないと思います。

決勝は、郡司(浩平)の後ろ。南関の3番手。

福田知也
2着/福田知也(S1・神奈川88期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:1回(22年10月松山)

恵まれました。北井(佑季)のかかりが良かったし、松谷(秀幸)も余裕がありそうでした。2人でワンツーが決まって良かったです。北井は強いから、追走で流れるフレームにしてきました。21年目にして初の地元G3決勝。ラインのおかげなのですが、素直に嬉しいです。感謝の気持ちを持って、明日は北井君の分まで頑張ります。

決勝は、堀内(俊介)君の後ろ。南関5番手。

松浦悠士
3着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二3・準3
G3優勝:19回(23年7月小松島)

前の2人が頑張ってくれたので、なんとか届きましたね。(ゴール前の)踏み出した感じは良かったです。(久米)康平も届くと思ったのですが…。走路が重たいわりには、踏み込めている感触があります。初日に(清水)裕友と連携し、刺激が入り、日に日に良くなっていると思います。

決勝は、(清水)裕友の番手。今の状態でできる限りのことを精いっぱいやって、裕友と確定板に乗れたらと思います。

11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
川崎競輪開設74周年記念「桜花賞・海老澤清杯」G312RS級準決勝
赤板で酒井雄多が深谷知広を抑え、打鐘前に中島詩音が酒井をかわすと、深谷も仕掛けて、中島との先手争いとなる。深谷は最終HS過ぎに中島を叩き切り、マークの郡司浩平とともに主導権取り。中島が3番手で続く。郡司は車間をあけて後続を警戒しつつ、ゴール前で差し脚を伸ばして1着。中島マークの諸橋愛、恩田淳平が直線伸びて、2、3着争いは混戦となり、2着は恩田、逃げた深谷が3着に粘った。

郡司浩平
1着/郡司浩平(S1・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:19回(23年9月松阪)

(深谷知広の)踏み出しに集中、信頼して付いていきました。中島(詩音)君が後ろから追いかけてきていたので、(ゴール前で)外に踏んだ時のことも考え、なるべく内のコースを閉めながら、最後の直線で番手のコースを外すイメージ。かなり余裕を持って走れました。初日からいい状態で臨めていますし、気持ちも入って、集中できています。

決勝は、深谷(知広)さんの番手。

恩田淳平
2着/恩田淳平(S1・群馬100期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(23年8月富山以来)

4、5番手を回ってゴール前に帰ってこられたので、確定板に乗るチャンスがあると思って踏みました。初日は悪かったのですが、当たりがあって、踏み込めている感じがあります。今までは、この成績で勝ち上がれていないので、状態はいいのかなと思います。ケガをした時に、ここで復帰したいと思っていたのですが、感触といい時とのズレを知りたかったので、前走の四日市F1を走りました。それが活きて来ているのかなと。

決勝は、清水(裕友)君、松浦(悠士)君の後ろ。

深谷知広
3着/深谷知広(SS・静岡96期)<
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準3
G3優勝:19回(23年8月松戸)

力でねじ伏せにいこうと思ったのですが、(中島詩音が)強かったですね。残り半周は、何も残っていなかったです。ゴールが遠かった。着に残れて、助かりました。先行してない中で、今日の先行だったので、苦しかったのですが、限界を迎えてから、少し粘れている。そこを乱さずに我慢できたのは、良かったと思います。しかし、仕上がりは、まだまだですね。

決勝は、前を任せてもらえたので自力。しっかり準備します。

12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/郡司浩平(S1・神奈川99期)
3/稲川翔(S1・大阪90期)
4/福田知也(S1・神奈川88期)
5/清水裕友(SS・山口105期)
6/堀内俊介(S1・神奈川107期)
7/深谷知広(SS・静岡96期)
8/恩田淳平(S1・群馬100期)
9/松谷秀幸(S1・神奈川96期)

注目の並び想定は
5清水-1松浦-8恩田
7深谷-2郡司-9松谷-6堀内-4福田
3稲川

決勝は、清水裕友の番手に松浦悠士、その後ろに恩田淳平が続く3車ライン。
そして、深谷知広の後ろには、準決勝同様に郡司浩平が続き、さらに松谷秀幸、堀内俊介、福田知也が結束する南関東の5車ライン。
稲川翔は単騎の競走となった。

注目は、5車で結束した南関ラインだろう。連日、力と意地を見せる競走の深谷が、ここも主導権を握る可能性が濃厚で、そうなると番手を回る郡司に地元記念4連続優勝のチャンス、さらに南関ラインの上位独占もありそうだ。
調子が今ひとつと話す清水だが、ここは巧みなレース運びで応戦してくるだろう。そうなると、準決勝も鋭い追い込みを見せるGP覇者の松浦の動きに注意が必要か。また、単騎の稲川がどんな作戦を打ってくるのかにも注目が集まりそう。

今年ここまでの記念開催はS班が優勝。今回もS班が強さを見せつけるのか、今年の巻き返しを誓う郡司をはじめ、南関東勢が地元記念から幸先良いスタートを切るのか。注目の決勝は第12レース、16時35分に発走予定です。

※3日目のピックアップレース&過去の大会プレイバックは次ページへ!

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