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競輪

2024/02/24

P-Navi編集部

奈良競輪G3(準決勝)レポート

奈良競輪G3(準決勝)レポート

2024年2月24日 奈良競輪G3
令和6年能登半島地震復興支援競輪
開設73周年記念「春日賞争覇戦」(3日目)

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【奈良競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級準決勝10R
新山響平が上昇していくと、近畿ライン先頭の小森貴大が突っ張っていく。赤板から藤井侑吾が仕掛けると、打鐘後に小森をとらえ、小森マークの中井太祐が番手へスイッチ。最終2コーナー前から中井は捲りを打つと、続いた東口善朋が捲りで抜け出し1着。2着に近畿4番手の松岡健介。直線鋭く伸びた守澤太志が3着に入った。

東口善朋
1着/東口善朋(S1・和歌山85期)
今回成績:特8・二4・準1
G3優勝:1回(18年1月和歌山)

新山(響平)、藤井(侑吾)は徹底先行で、前に出られたら巻き返すチャンスは少ないと思ったし、ライン4車だったので、前からレースを進める感じでしたね。(最終1センター付近は)(番手から出た)中井(太祐)が(藤井に)合わされているように見えたので、新山君も1回しか踏んで無かったので、巻き返されたらしんどいと思い、難しい判断でしたが、(松岡)健介も付いていたので、前に踏ませてもらいました。2人でも(決勝に)乗れたので、結果として良かったのかなと。状態は悪くないのですが、もう1日頑張りたいと思います。

決勝は、脇本(雄太)さんの番手。

松岡健介
2着/松岡健介(S2・兵庫87期)
今回成績:一3・二3・準2
G3優勝:2回(19年5月平塚)

僕は、しっかり付いていくだけでした。昨日、藤井(侑吾)君の強さを身を待って体感したが、今日は東口(善朋)がけん制を受けたのに前に出切ったので、すごいと思っていました。意外と余裕を持って走れたと思います。

決勝は、大阪2車の後ろ。3番手。

守澤太志
3着/守澤太志(S1・秋田96期)
今回成績:特2・二1・準3
G3優勝:4回(23年12月別府)

(打鐘から)(新山)響平には苦しい展開になってしまいました。最終BSから内のコースは全部ガラガラだったので、どこまで行けるかでした。最後は無理やり。3日間の中で、今日が1番いい状態だったかなと思います。

決勝は、菅田(壱道)君の番手。

10Rレース結果

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【奈良競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級準決勝11R
前団をおさえた近藤隆司を、赤板で末木浩二がかわして先頭に立つ。末木がペースを上げて先行態勢に入っていく中、古性優作は追い上げて打鐘前に中団をキープ。最終2コーナー前から古性が捲りを打つと、逃げる関東ラインを最終BS過ぎにとらえ、そのまま押し切り1着。古性マークの南修二は道中で並走になるも、しっかりと古性の番手をキープして2着、3着にもライン3番手の三谷将太が続き、近畿ラインの上位独占が決まった。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:9回(24年1月和歌山)

レース中の間合いが少し悪かったのですが、感触は昨日より良かった。ですが、今日を凌ぐための乗り方をした感じなので、今日に限ってはいいのですが、長期的に考えると良くない乗り方かなと。疲れはありますが、展開が向き、ライン3人で決まったので良かったです。

決勝は、自力自在です。

南修二
2着/南修二(S1・大阪88期)
今回成績:特7・二2・準2
G3優勝:1回(15年8月富山)

(打鐘過ぎからの並走を)凌げて良かったです。ゴール前の伸びはイマイチですが、技術的に修正できる範囲だと思います。

決勝は、古性(優作)君の後ろ。番手。

三谷将太
3着/三谷将太(S1・奈良92期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:1回(21年5月奈良)

(打鐘過ぎに)松谷(秀幸)さんと並走になったのでキツかったのですが、しっかりと凌げたと思います。最後、小沼(良)さんのところを迂回した分、少し前と離れましたが、問題なかったと思います。ファンが多くて、それが力になりました。手応えは抜群にあるので、明日も頑張ります。

決勝は、(三谷)竜生の後ろ。番手。優勝して帰りたいです。

11Rレース結果
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【奈良競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級準決勝12R
赤板2コーナー付近から7番手の脇本雄太が一気にスパートすると、打鐘過ぎに松坂洋平を叩いて先行態勢に入っていく。脇本マークで三谷が続き、3場番手は山本伸一で近畿ラインが主導権を握る。脇本が快調に飛ばし、ゴール前に三谷も差を詰めるが、脇本が逃げ切り1着。2着に三谷で近畿ワンツー。4番手に追い上げた菅田壱道が捲り追い込んで、ゴール前で山本をかわして3着に入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:14回(23年4月武雄)

初手の位置はこだわってなかったです。どこかでしっかり仕掛け、先行できたら先行したいし、捲りでも仕方がないと思っていました。追求点はありますが、納得できる内容だったのかなと。調子など、少しずつ良くなっていると思います。

決勝は、自力。近畿ラインが二手に分かれても良かったのですが、4番手になった人に権利がなくなってしまう。決勝はお互いに悔いのない戦いをしたいと思い、僕が3つに分かれることを提案しました。近畿別線は、やりづらいところがありますが、しっかり優勝を目指して頑張りたいと思います。

三谷竜生
2着/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:6回(23年2月奈良)

脇本(雄太)君、強かったですね。踏み込んだ感じは、もう少しの感じですが、調子は徐々に良くなっているし、追走にも余裕がありました。明日に向けて、調整したいと思います。決勝まで来られたので、連覇する気持ちで走りたいと思います。

決勝は、自力です。力を出し切って走りたいです。

菅田壱道
3着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:4回(22年7月福井)

脇本(雄太)君が前を取って、突っ張っられると捲れる選手は誰もいないので、前の方にいたいと思っていました。打鐘過ぎは、サラ脚で外のコースを踏めたので、あの位置(近畿ラインの4番手)が取れたと思いますし、切り替える時や中団4番手から、もう一度踏める余裕があったので、奈良の短い直線でよく抜けたと思います。今日、自力で戦ってみて、調子はいいと思いました。

決勝は、自力自在。自分のやれることを精いっぱいやって、完全燃焼したいと思います。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/三谷竜生(S1・奈良101期)
2/守澤太志(S1・秋田96期)
3/古性優作(SS・大阪100期)
4/菅田壱道(S1・宮城91期)
5/脇本雄太(SS・福井94期)
6/松岡健介(S2・兵庫87期)
7/南修二(S1・大阪88期)
8/三谷将太(S1・奈良92期)
9/東口善朋(S1・和歌山85期)

注目の並び想定は
1三谷竜-8三谷将
4菅田-2守澤
3古性-7南-6松岡
5脇本-9東口

決勝は、三谷竜生の後ろに三谷将太が付く、地元奈良の兄弟ライン。
菅田壱道には、守澤太志が続く東北の2車。
古性優作の番手には準決勝同様に南修二が付き、その後ろを松岡健介が固める3車ライン。
脇本雄太には東口善朋が付く2車ラインの4分戦となった。

注目は、7名が優出して、3つに分かれた近畿ライン。地元の三谷、古性、脇本とタイトルホルダーがそれぞれラインの先頭を担い力勝負する。主導権を握るのは、大会連覇のかかる三谷か。それとも、唯一の3車結束でラインの長さを生かす古性か。ここ一番、先行も辞さないスタイルで臨みそうな脇本か。
また、近況の組み立てや動きがいい菅田も近畿の牙城を崩すべく、策を練ってくるに違いないく激戦模様だ。
奈良の333バンクを舞台に、力と力がぶつけ合う好レースに注目です。

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