ケイリン専門用語辞典「ケイリンガル」
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GIRL'S KEIRIN(がーるずけいりん)

女性の競輪選手による競輪として、2012年7月1日から復活した女子競輪(じょしけいりん)の正式な愛称。
レースは最大7車立てで行われる。

ガールズグランプリ(がーるずぐらんぷり)

GIRL'S KEIRINで好成績を収めた選手7名が一発勝負で覇を競う競輪の競走F2
レースは年末に行われる。

ガールズケイリンコレクション(がーるずけいりんこれくしょん)

年3回、一発勝負で行われるガールズケイリンの特別レース。各回で選考基準が異なり、平均競走得点、ガールズ総選挙の結果、コレクショントライアルレースからの勝ち上がり、がある。ビッグレースの開催中に同時開催で実施されるので、毎回多くの注目を集めている。

外帯線(がいたいせん)
バンク図

バンクの内側にある2本の線のうち、外側に引いてある線のこと。 この線より内側を走っている選手を、さらに内側から抜くのはご法度。

失格 13条
選手は、外帯線の内側を前走する選手に対し、内側への差込み及び内側からの追抜きを行ってはいけない。


アウト(失格になることが多いケース)
1:外帯線の内側を前走する選手の内側に差し込み(突っ込んでいき)、又はそのことによりふらついたりして、その結果次の支障が生じたとき
→自ら落車し、又は他の選手を落車させた場合。
→自ら自転車を故障し、又は他の選手の自転車を故障させて、その後の競走に重大な支障が生じた場合。
2:外帯線の内側を前走している選手を内側から追い抜いた場合。

セーフ(失格になりにくいケース)
1:急激に速度をおとした前走する選手を避けた走行で、かつその走行以外に方法がなかった場合。
上記1の補足
 ・先行選手が他の選手の妨害や危険行為、または相当のあおりを受けた時に、先行選手との車間があいていなかった場合。
 ・速やかに前の選手をおいかける姿勢がみられること。
 ・妨害や危険行為、または相当のあおりを与えた選手とのスピード差があること。
 ・外側に迂回できないこと。
2:落車した選手を避けた走行で、かつその走行以外に方法がなかった場合。
3:他の選手の妨害行為若しくは危険行為又は相当のあおりを受けたことによって、衝突又は接触を避けた走行で、かつその走行以外に方法がなかった場合。
4:外帯線の内側を前走している選手を内側から追い抜いた場合で、1、2及び3以外の事由により、一時的に違反状態となってしまったが、他の選手の走行に支障を生じさせることなく、急激に速度を低下させ元の状態に復した場合。

⇒参考:「失格」「失格13条」「失格14条」「イエローライン」「内圏線

カカリ(かかり)

加速がつくこと。「カカリが良い」とは「鋭い加速力」のこと。

拡大二連勝複式(かくだいにれんしょう ふくしき)

車券の種類のひとつ。通称・ワイド。3着までに入る2車(2人の選手)の組み合わせを、車番(番号)で当てる。全通り買うと36通り。たとえば、1-3を購入しておくと、1着から3着までに1番車と3番車が入れば当たり。比較的当たりやすい車券。当たる喜びを味わいたいならコレ!!
⇒参考:その他の車券の種類 車番三連勝単式三連単)、車番三連勝複式三連複)、車番二連勝単式二車単)、車番二連勝複式二車複)、枠番二連勝単式(枠単)、枠番二連勝複式(枠複)

カマシ(かまし)

他の選手がスピードを上げていないうちに、一気にスパートして先頭に立ち、そのまま先行する戦法。一種の奇襲作戦。「不意をつく」ということ。(⇔押さえる)。
⇒参考:技の色々 「イン粘り」 「飛びつき」「捌く」「競り」「突っ張る」「中割り」「張る」「番手まくり」「ブロック」「ハンドル投げ」。

カマシ先行(かましせんこう)

実況で「○○が一気にカマシた~!」などと聞くことが多いが、これはカマシ先行のこと。この戦法は、他の選手がスピードを上げていないうちに、一気にスパートして先頭に立ち、そのまま先行するという奇襲作戦。踏みだすときに、ダッシュが必要な戦法なのでスプリンター向きだが、長距離を走りぬく脚力がないと1着にはなれない
⇒反対語:押さえ先行

神山雄一郎(かみやまゆういちろう)

【栃木県・61期】
競輪界で3人しか達成者がいないグランドスラマーの1人。またケイリン界NO.1の生涯獲得賞金額保持者であり、まだまだ記録更新中。その金額は2012年に25億円を突破している。
G1の制覇も16回と、こちらもケイリン史上最多記録。とくに相性抜群なのはオールスター競輪で5回も王者に輝いている(2008年現在)。このことからファンの間では「オールスター男」とも呼ばれ、オールスター競輪開催時には大注目選手ともいえる。
また2014年7月、函館競輪場で800勝を達成している。
⇒おまけ:神山選手の目標選手は、滝澤正光選手

交わしの交わし(かわしのかわし)

ゴール前まで先頭にいた先行選手を、その後ろにいた追い込み選手が抜かした後、さらにその後ろから三番手にいた選手が抜かすこと。

カント(かんと)
カント

バンクの傾斜角度。直線には2~4度、コーナーには25~35度の傾斜角度がある。また、競輪場によって傾斜角度は全くちがう。

敢闘門(かんとうもん)
敢闘門

レースに出場する選手がバンクへ入場する門のこと。

関東ライン(かんとうらいん)

群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、新潟、長野、山梨の1都7県の選手が作るライン(グループ)のこと。競輪では長野県は「関東」に分類される。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン関東ライン埼京ライン栃茨ライン南関東ライン中部ライン近畿ライン中近ライン中国ライン四国ライン中四国ライン九州ライン遠征ライン東日本ライン西日本ライン同期ライン即席ラインフラワーライン

(き)

日本競輪選手養成所(旧日本競輪学校)の卒業期のこと。

ギア倍数(ぎあばいすう)

ペダルの根元にある大きいギア(大ギア)と後輪中央にある小さいギア(小ギア)の比率のこと(大ギア÷小ギア=ギア倍数)。軽いギアはダッシュ力に優れるが、トップスピードが維持しにくい。反対に重いギアはトップスピードが維持しやすいが、 ダッシュが利かないという特性を持つ。先行選手のギア倍数が大きく、追い込み選手のギア倍数が小さいのが通常のパターン。新人選手はどんなレースも走りやすい3.57(比較的、軽いギア)を良く使う。
⇒ワンポイント:ペダルの根元にある大きいギアのことも「大ギア」と呼ぶが、かつて一世を風靡した「4回転(4.00)」などの「大きいギア倍数のギア」を指すこともある。
⇒参考:大ギア四回転

北日本ライン(きたにほんらいん)

北海道、青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島の1都6県の選手が作るライン(グループ)のこと。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン関東ライン埼京ライン栃茨ライン南関東ライン中部ライン近畿ライン中近ライン中国ライン四国ライン中四国ライン九州ライン遠征ライン東日本ライン西日本ライン同期ライン即席ラインフラワーライン

機動力(きどうりょく)

先行まくりなど自分で動く(仕掛ける)力のこと。

記念競輪(きねんけいりん)

年に1回、それぞれの競輪場が開場を祝って行うレース。すべてのS級選手に出場権があり、特にホームバンクや地元地区で行われる記念競輪は選手の誰もが「一度は獲りたい」と願っているタイトルのひとつ。G3と呼ばれる。

決まり手(きまりて)

1着の選手の勝因。決まり手は「逃げ」「まくり」「追い込み(差し)」「マーク」の基本4種類。

脚質(きゃくしつ)

選手ののタイプ。大きく分けると「地脚タイプ」と「スプリンタータイプ」の2種類に分けることができる。または、選手の戦法をいうときもある。(=戦法

脚力(きゃくりょく)

自転車をこぐ力のこと。選手や競輪ファンなどは、脚力のことを「(あし)」という。
=同義語:脚

九州ライン(きゅうしゅうらいん)

福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の8県の選手が作るライン(グループ)のこと。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン関東ライン埼京ライン栃茨ライン南関東ライン中部ライン近畿ライン中近ライン中国ライン四国ライン中四国ライン九州ライン遠征ライン東日本ライン西日本ライン同期ライン即席ラインフラワーライン

競走得点(きょうそうとくてん)

レース着順(順位)によって与えられる点数のこと。この得点で選手の「強さ」や、「調子」などが判断できる。また、グレードの高いレースで勝ち上がり、良い着を取った選手ほど高得点が与えられる。
⇒参考:レースのグレード グレードの高い順からKEIRINグランプリG1G2G3F1F2

競走不成立(きょうそうふせいりつ)

競走中に選手全員が落車棄権、または選手全員が失格になった時など、ゴールに到達した選手がいなかったとき。このほか審判員が競走を停止したとき「競走不成立」となる。またこの場合、車券は全額返還となる。チャリロトも、チャリロトセレクトも全額返還となる。

共同通信社杯競輪(きょうどうつうしんしゃはいけいりん)

G2に格付けされる4日制のビッグレース。
⇒参考:レースの種類 グレードの高い順からGPG1G2G3F1F2
⇒参考:グレートレースの紹介 
GP:KEIRINグランプリ
G1:競輪祭日本選手権競輪(ダービー)高松宮記念杯競輪(宮杯)寬仁親王牌世界選手権トーナメントオールスター競輪全日本選抜競輪
G2:東西王座戦サマーナイトフェスティバル共同通信社杯競輪ヤンググランプリ

近畿ライン(きんきらいん)

大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、福井の選手で作るライン(グループ)のこと。競輪では、福井県は「近畿地区」の仲間。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン関東ライン埼京ライン栃茨ライン南関東ライン中部ライン近畿ライン中近ライン中国ライン四国ライン中四国ライン九州ライン遠征ライン東日本ライン西日本ライン同期ライン即席ラインフラワーライン

切り替え(きりかえ)

自分のラインが「不利だ」と思ったら、他のラインに乗りかえること。

くう(くう)

ゴール直前で前を走る選手を抜くこと。たぶん、漢字で書くと「食う」?

グランドスラム(ぐらんどすらむ)

競輪の6つのG1タイトルをすべて獲ること。また、グランドスラムを制した選手はグランドスラマーと呼ばれている。この偉業を達成した選手は現在3名いる。現役選手では神山雄一郎選手。引退した選手では井上茂徳氏滝沢正光氏

グランプリ(ぐらんぷり)

KEIRINグランプリ(通称・GP)のことで、年末に行われる競輪界・最高峰のレース。グランプリに出場出来るのはたったの9人で、その選考基準は、その年のG1(特別競輪)の覇者と年間獲得賞金額が上位の選手。グランプリで優勝すると、約1億円の賞金をゲットできるうえに、「その年1番強い選手」という称号が与えられる。グランプリに出場した9人は翌年グランプリレーサーと呼ばれ、S級S班に位置づけられる。略称はGP。
=同義:KEIRINグランプリGP

グランプリレーサー(ぐらんぷりれーさー)

前年にKEIRINグランプリに出場した選手のことを指す。グランプリレーサーはS級S班に格付けされる。

クリップバンド(くりっぷばんど)

選手が競走用のシューズを自転車(ピスト)のペダルに固定するためのパーツ。このバンドはペダルについている。普通の人が競走用の自転車に乗ると、このクリップバンドがとれずに、とまる時コケる。

KEIRINグランプリ(けいりんぐらんぷり)

年末に行われる競輪界・最高峰のレース。グランプリに出場出来るのはたったの9人で、その選考基準は、その年のG1(特別競輪)の覇者と年間獲得賞金額が上位の選手。グランプリで優勝すると、約1億円の賞金をゲットできるうえに、「その年1番強い選手」という称号が与えられる。グランプリに出場した9人は翌年グランプリレーサーと呼ばれ、S級S班に位置づけられる。略称はGP。
=同義:グランプリGP

競輪祭(けいりんさい)

小倉競輪場(現在は北九州メディアドーム)で競輪がスタートしたのを記念して行われるG1競走で小倉競輪場で毎年行われる。
優勝者はこの年のKEIRINグランプリ出場権が獲られる。
⇒参考:レースの種類 グレードの高い順からGPG1G2G3F1F2
⇒参考:グレートレースの紹介 
GP:KEIRINグランプリ
G1:競輪祭、日本選手権競輪(ダービー)高松宮記念杯競輪(宮杯)寬仁親王牌世界選手権トーナメントオールスター競輪全日本選抜競輪
G2:東西王座戦サマーナイトフェスティバル共同通信社杯競輪ヤンググランプリ

ケツ(けつ)

後ろにつくこと(マークすること)。選手はよく「○○クンのケツね~」という。訳すと「○○選手の後ろにつけるね~」ということになる。

欠場(けつじょう)

斡旋を受けた選手が出走しない(レースに出ない)こと。開催中にケガや病気で走ることができなくなって帰る場合は「途中欠場」または「お帰り」という。

ゴール(ゴール)

ゴール

バンク図

レースの決勝線。またの名をホームストレッチライン。(バンクに「HS」と書いてある競輪場が多い)。スタートは、このラインから25メートル手前で行われることが多い。
⇔反対:バック(バックストレッチライン)

細切れ戦(こまぎれせん)

ライン(グループ)が3つよりも細かく分かれたレース。
⇒参考:三分戦二分戦単騎

コメント(こめんと)

選手がレース前に取材に対し戦法並び、調子を話すこと。