- 内圏線(ないけんせん)
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バンクの1番内側の線。この線の内側を故意に走ると違反行為となる。
ポイント【内圏線に関する競技規則】
失格 15条
選手は、内圏線の内側に入って走行してはならない。
アウト(失格になることが多いケース)
1:選手が、自ら6秒程度以上内圏線を踏み切って継続して走行した場合。(最終周回のバックストレッチ・ライン到達前)。
2:選手が自ら4秒程度以上内圏線を踏み切って継続して走行した場合。(最終周回のバックストレッチ・ライン到後)。
3:選手が自ら内圏線を踏み切って外側を走行する他の選手を追い抜いて、決勝線(ゴール線)に到達した場合(最終周回の30メートル線到達後で、落車した選手や、自転車を故障して重大な支障が生じた選手を追い抜いた場合を除く。)
セーフ(失格になりにくいケース)
1:自転車の故障または、身体負傷により、正常な走行が困難と認められる走行で、その走行以外に方法がなかった場合。
2:前を走る選手の急激な速度の低下による追突の危険を避けた走行で、かつその走行以外に方法がなかった場合。
3:落車した選手を避けた走行で、その走行以外に方法がなかった場合。
4:他の選手の妨害行為若しくは危険行為又は相当のあおりを受けたことにより、衝突又は接触を避けた走行で、かつその走行以外に方法がなかった場合
5:スピード不足、カントの関係によるズリ落ちや、雨天時のスリップによる走行で、その走行以外に方法がなかった場合。
6:前(1)から(5)まで以外の事由により、一時的に内圏線を踏み切ったが、その後急激に速度を低下させ、内圏線の外側に戻った場合。
⇒参考:「失格」「失格13条」「失格14条」「イエローライン」「外帯線」 - ナイター(ないたー)
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その名の通り「競輪のナイター戦」。冬も行っている競輪場もあるが、夏から始まるケースが多い。キラキラとライトアップが貴方を応援してくれるので、夜の競輪場で彼女にケイリンガルっぷりをアピールするチャンス。
- 流す(ながす)
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軸(中心)になる選手を決めて、その選手と残りの選手を組み合わせて勝者投票券(車券)を買うこと。中心が1番車だと思ったら1着に1番車を固定して、2着、3着は手広く買うこと。
現在競輪場などで購入可能な車券の種類
・車番三連勝単式(三連単)
・車番三連勝複式(三連複)
・車番二連勝単式(二車単)
・車番二連勝複式(二車複)
・拡大二連勝複式(ワイド)
・枠番二連勝単式(枠単)
・枠番二連勝複式(枠複)
・チャリロト
・チャリロトセレクト - 中野浩一(なかのこういち)
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元競輪選手、自転車競技選手。競輪を知らない人でもこの名前を知らない人はいないだろう。1977年から1983年まで競輪界の賞金王に輝き、また1980年には賞金総額111,410,600円を獲得し、日本プロスポーツ選手史上初の年間獲得賞金1億円を突破した。自転車競技では1976年に初めて世界自転車選手権に参戦し、翌年1977年には世界自転車選手権プロスプリント初優勝。その後1986年まで毎年この種目で優勝し続け10連覇を達成。この偉業により競輪を国内だけでなく世界的に広めた。 現在は競輪解説者、スポーツコメンテーターとして活躍している。
- 流れ込み(ながれこみ)
- 中割り(なかわり)
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前にいる2人の選手の間にある狭い隙間を突き抜けてゴールしようとすること。時には、全然空いていない隙間を頭で強引にこじ開けて突き抜ける時もある。決まるとカッコイイが、やりすぎると失格になる可能性もあるという少々トリッキーな技。
⇒参考:技の色々 「イン粘り」 「飛びつき」「捌く」「競り」「突っ張る」「中割り」「張る」「番手まくり」「ブロック」「ハンドル投げ」。 - 並び(ならび)
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選手の作るライン(グループ)のこと。選手たちはレース前日に並びを決めて記者たちにコメントする。またレース直前にも脚みせで並びをお客さんにアピールする。
- 南関ライン(なんかんらいん)
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南関東ラインの通称。静岡、千葉、神奈川県の選手が作るライン(グループ)のこと。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン、関東ライン、埼京ライン、栃茨ライン、南関東ライン、中部ライン、近畿ライン、中近ライン、中国ライン、四国ライン、中四国ライン、九州ライン、遠征ライン、東日本ライン、西日本ライン、同期ライン、即席ライン、フラワーライン。 - 逃げ(にげ)
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レースの1番先頭で風を切って突っ走る戦法。また、そのままゴールまで先頭を走り「1着」をとった時の決まり手(勝因)としても使われている。
⇒参考:決まり手の種類 「逃げ」「まくり」「追い込み(差し)」「マーク」の基本4種類。
=同義:先行 - 逃げイチ(にげいち)
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またの名を「先行一車」。先行選手がレースに1人しかいない時をこう呼ぶ。逃げイチのレースは先行選手の後位をめぐって競りになる可能性が高く、先行選手にとって有利な戦いとなる。
- 逃げ残り(にげのこり)
- 西日本ライン(にしにほんらいん)
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日本列島を2つに分けたうちの、西日本に位置する地域に所属している選手で作るライン(グループ)。
【例】
ひとつのレースに西日本地域のラインが1つしかない時に使う場合が多い。
福島-秋田-北海道(北日本ライン)
茨城-東京-埼玉(関東ライン)
福岡-大阪-愛知(西日本ライン)
※西日本地域のライン
中部ライン、近畿ライン、中国ライン、四国ライン、九州ライン
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン、関東ライン、埼京ライン、栃茨ライン、南関東ライン、中部ライン、近畿ライン、中近ライン、中国ライン、四国ライン、中四国ライン、九州ライン、遠征ライン、東日本ライン、西日本ライン、同期ライン、即席ライン、フラワーライン。 - 二車単(にしゃたん)
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車番二連勝単式の通称。1着と2着になる車番(番号)を着順(ゴールした順番)通りに当てる。全通り買うと72通り。1着が3番車、2着が1番車、3着が6番車の場合、3-1のみが当たり。王道な買い方だが高配当も狙える。
⇒参考: 車番三連勝単式(三連単)、車番三連勝複式(三連複)、車番二連勝単式(二車単)、車番二連勝複式(二車複)、拡大二連勝複式(ワイド)枠番二連勝単式(枠単)、枠番二連勝複式(枠複) - 二車複(にしゃふく)
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車番二連勝複式の通称。1着と2着になる車番の組み合わせを当てる。全通り買うと36通り。1着が3番車、2着が1番車、3着が6番車の場合、3-1と1-3が当たり。着順(ゴールした順番)は関係なく1着、2着の組み合わせが当たっていればOK。当てやすいので、車券修行中の方におススメ。
⇒参考: 車番三連勝単式(三連単)、車番三連勝複式(三連複)、車番二連勝単式(二車単)、車番二連勝複式(二車複)、拡大二連勝複式(ワイド)枠番二連勝単式(枠単)、枠番二連勝複式(枠複) - 2センター(にせんたー)
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バンクの3コーナーと4コーナーの間の地点。その地点に「2C」と書いてある競輪場もある。
- 二段駆け(にだんがけ)
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他のラインの自力選手が格上の場合や、自分たちのラインから勝者を出したいときにもちいる戦法・作戦のひとつ。
自力選手が2人続いて走り、先頭の選手の力がなくなると、2番手の選手が引き続き先行体制に入ること。
このため、ラインの三番手にいる選手にもレースの展開が向き、1着になるケースもよくある。
●こんな時、二段駆けがあるかも?!
・若手選手が、ラインの先輩に勝ってほしいという気持ちで、かなり早めに仕掛けたとき。
・他のラインの自力選手が自分たちより格上で、太刀打ちできないと判断したとき。
●「番手まくり」との違い
番手まくりは、自力選手のうしろを走る選手が、前を走る自力選手が失速したと感じた瞬間に、自らまくりを打つこと。
この場合、前を走る自力選手が、まだまだ走れると思って頑張っている場合もあるので信頼関係が傷つく場合もある。
二段駆けは、あくまでもラインとして勝つための作戦。ラインで結束して、他のラインを倒すという技。 - 二分戦(にぶんせん)
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自力タイプの選手が2人しかいないレースによく見られる、2つのライン(グループ)による戦い。
⇒参考:三分戦、二分戦、単騎、細切れ戦 - 日本競輪学校(にほんけいりんがっこう)
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静岡県伊豆修善寺にある競輪選手になるための学校。身体能力、過去の優れたスポーツの実績を持つ者のなかで選抜された者だけが入学できる。入学後は1年間の厳しい訓練に耐え卒業し、デビューに至る。また、女子競輪の48年ぶりの復活により2011年5月より女子生徒が入学。2012年3月に女子第1期生が卒業した。
2019年5月に日本競輪選手養成所へと名称が変更された。 - 日本競輪選手養成所(にほんけいりんせんしゅようせいじょ)
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静岡県伊豆修善寺にある競輪選手になるための養成所。2019年5月に日本競輪学校から名称が変更された。これまではNKGと略されていたが、それもJIKに変わった。
- 日本選手権競輪(にほんせんしゅけんけいりん)
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毎年5月に開催される6日制のG1競走。「ダービー」の愛称でファンに親しまれている。また優勝者にはG1レースの中で最高額・賞金55,000,000円が贈られる。また優勝者はその年のKEIRINグランプリの出場権を手にすることができる。賞金・格式格式ともに競輪界で最高を誇るレースと言える。
⇒参考:レースの種類 グレードの高い順からGP、G1、G2、G3、F1、F2。
⇒参考:グレートレースの紹介
GP:KEIRINグランプリ
G1:競輪祭、日本選手権競輪(ダービー)、高松宮記念杯競輪(宮杯)、寬仁親王牌世界選手権トーナメント、オールスター競輪、全日本選抜競輪
G2:東西王座戦、サマーナイトフェスティバル、共同通信社杯競輪、ヤンググランプリ - 入着(にゅうちゃく)