【オートレースグランプリ特集】荒尾聡インタビュー
グランプリでは初の6日間ナイター開催
矢尾 さて、今年のSGオートレースグランプリは、初の6日間ナイター開催です。すでに川口オートでSGオールスターが6日間のナイター開催で実施されていますが、6日間開催はいかがでしょうか?
荒尾 今までの5日間から、たった1日増えただけなのですが、すごく長く感じました。それに、整備の上手、下手がすごく出る開催でしたね。調整できる日が1日多いだけで、そこがかなり違いました。
矢尾 勝負所も変わってくるのでしょうか?
荒尾 そこは、あまり変わらないです。ただ、整備が上手い人は、きっちりダメなところを手直ししてくるから、本当に差が出やすかったと思います。
矢尾 6日間のメンタル面はどうでしょうか?
荒尾 持たなかったですね。長いので、疲れ果てます(苦笑)。
矢尾 1日増えるだけでも?
荒尾 とにかく長く感じます。それに今回も、お盆なので暑い! この前の伊勢崎も日中は40度までいってましたから。まさに、熱風のサウナ状態。ああいう走路で、前半戦になると、後ろから走る選手にとっては負のループ。夏のナイターは、1レースと最終レースがまるで別物。だから、前半のレースだと熱走路で滑るから追えない、追えないから勝ち上がれない、勝ち上がれないから、また前半のレースになる。グランプリも初日、2日目が特に大事になってくるかな。
矢尾 1レースから優勝戦まで勝ち上がるのは、かなり厳しいということですね。
荒尾 でも、整備が上手い人は、しっかりと対応して合わせてきますからね。
矢尾 では、伊勢崎の雨走路の印象は?
荒尾 篠原(睦)さんが昨年優勝した時のように、一本道のコースになるイメージはありますけど、この前の伊勢崎で走った時は、少し外も利いたかな。もちろん、雨の降り方でコースも変わるとは思いますが。
矢尾 斑(ぶち)走路になると?
荒尾 斑はどこでも好き。みんなが気持ち悪く思うような走路の方が好きだし、大歓迎! 急な雨も大好きです。
矢尾 確かに、急な雨でもしっかりと乗りこなしていますよね。
荒尾 実は、雨走路の練習をはじめたとき、基本的には晴れタイヤでずっと練習をしていたんですよ。だから、晴れタイヤの時に雨が降っても、練習しているから、全然苦にならない。 一時期、雨が乗れずに、竹谷(隆)さんに教えてもらったことがありまして。その時に竹谷さんから、「晴れタイヤで、それを滑らせないような練習をしてこい」と言われました。みんな、そんな練習はしてないと思います。
矢尾 あまり聞いたことがないです。
荒尾 そう。だから、急な雨が降っても、斑になっても、あまり気にならない。
矢尾 よいことを聞きました。これを読んで、練習する選手がいるかもしれないですね!
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