【オートレースグランプリ特集】荒尾聡インタビュー
【オートレースグランプリ特集】
チャリレンジャー・荒尾聡選手インタビュー
「SG第26回オートレースグランプリ」が伊勢崎オートレース場を舞台に、8月10日から15日まで開催されます。オートレースグランプリが6日間のナイターシリーズで実施されるのは今年が初めて。今回はオートレースグランプリに出場するチャリレンジャーの荒尾聡選手に、インタビュアーとして矢尾明子さんが直撃! オートレース界の真夏の大一番を前にした、荒尾選手が今の思いを語ります。
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今年はかみ合わず、葛藤の日々
矢尾 今年も前半戦が終わりましたけど、ここまでを振り返ると、いかがですか?
荒尾 うーん……。昨年ができすぎだっただけに、今年を考えると、物足りない。いや、だいぶ良くないです。
矢尾 1月はポンポンと地元で2回優勝を飾りました。その後から、という感じでしょうか?
荒尾 そうですね。優勝戦に乗っても、落車したり、準決勝戦で落防したり。流れ自体が良くないし、自分で悪くしているところがあります。こういう時は、我慢するしかないのだけれど、そういう訳にもいかないので、葛藤の日々です。
矢尾 SGタイトルを獲る前にも、葛藤していた時期はあったとは思いますが、その時とは違う感じですか?
荒尾 まず、整備の仕方が当時と変わっています。以前は、ただガムシャラに、部品でも当たるだけ買ったりしていた感じでした。でも今は、そこがピンポイントでやれるようになった。買った部品の中で、性能を引き出せるような整備をやるようになったので、悪いなりにも、前みたいに無駄なことはしなくはなったかな。
矢尾 流れを変えるために、大きな整備はしたりすることは?
荒尾 しないわけではないですけれど、不思議なのは、流れが悪い時にパーツを買っても、なかなか当たらないんですよね。だから、今は我慢の時なのかな。良い流れが来た時に、良いパーツが当たれば、また必ず盛り返せるとは思っています。いろいろと交換はしていますが、整備のやり方を変えたので、今はなるべくセッティングでよいところを探している感じです。
矢尾 近況の成績を見ると、6月のG2稲妻賞あたりから、上り調子でしょうか?
荒尾 今年はあっせんの間隔が合わなくて、1回良くなったと思っても、レースの間隔があいたため、リセットされすぎて、『前回の延長』みたいな感じの整備がしづらかった感じです。それに、昼開催とナイター開催では全然違うので、その中で合わせていくことは難しい。だから、ナイター開催が増えてきた6月くらいから徐々に上がってきたのかも。
矢尾 6月の伊勢崎開催(25日~28日)は準優勝で、悔しかったですね。
荒尾 そうですね。優勝のチャンスだったし、枠的にも負けられないと思ったけど、中尾(貴志)が巧かったです。
矢尾 優勝戦は、ちょうど荒尾選手の誕生日でしたよね?
荒尾 そう、41歳の。でも、場を読めない後輩にやられました(笑)。まあ、それは冗談ですけど。気合いは入っていましたが、優勝しないといけない場面で、勝てていないので、やっぱり流れが悪いのかな。今年を象徴したレースにはなりましたね。(高橋)貢さんや強い人たちなら、ああいうところで、しっかり優勝していくと思うし、そこがまだ自分に足りないところかな。
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