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2022/11/29

P-Navi編集部

浜松オートG2(準決勝戦)レポート

浜松オートG2(準決勝戦)レポート

【10R=川口準決勝戦】
*6周回 3,100m(湿走路)
G2オートレースメモリアル準決勝戦10レース
10mオープンでトップスタートを決めたのは3・泉田修佑。2番手には捲った5・佐藤摩弥が付け、さらに外から8・加賀谷建明がスピード良く前団に迫っていく。アウトコースから攻める加賀谷が、2周目に佐藤、泉田を抜き去り先頭に躍り出る。独走態勢に入った加賀谷が、そのまま完勝。3周回1コーナーで泉田の内に入って2番手に上がった佐藤が2着。3着は泉田が入線。

加賀谷建明
1着/加賀谷健明(川口27期)
競走タイム3.810
競走車名:ビッグボス
ランク:S16
今節の成績:1着・7着・5着・1着
G2優勝回数:3回(17年飯塚:オーバルチャンピオンカップ)

「出来すぎでビックリしています」。出術により3カ月の戦線離脱を余儀なくされたが、復帰戦となった前節の飯塚G1開設記念レースで、いきなりG1初制覇の離れ業を演じた。さらに今節もG2優出と、好結果が続く。今節も2日目・3日目にタイヤ選択ミスで凡走に終わったが、準決勝戦は得意の湿走路でアウトから前団を豪快に捲り切った。前節と同じくブルーの勝負服で、勢いそのままにグレードレース連続優勝の期待も高まる。

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【11R=元船橋準決勝戦
*6周回 3,100m(湿走路)
G2オートレースメモリアル準決勝戦11レース
10線外の8・鈴木圭一郎が抜群の飛び出しで、0mハンデの1・小林悠樹をも飲み込んで早くも先頭に。2番手は小林、3番手は5・仲口武志が続いていく。大きくリードを広げた鈴木圭が、後続を寄せ付けず1着。3周回3コーナーで2番手に上がった仲口が2着。3着には7・西原智昭が入線した。

鈴木圭一郎
1着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム3.785
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G2優勝回数:5回(22年山陽:小林啓二杯)

「切れすぎなくらい切れた」と振り返るほど、8枠から一気のスタート攻勢で、元船橋のレースを掌握した。これで今節は無傷の4連勝で優出(前節からは5連勝)。だが、ドドドや滑りがあり、試走から「手応えは全くなかった」状況。走っているうちに乗りやすくなったと振り返るも、完ぺきなマシン状態を模索していく。10月に全国ランク1位に返り咲いてから、最初のグレードレース制覇へ。優勝戦の最終日(11月30日)28歳のバースデーVを飾れるかにも注目だ。

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【12R=浜松準決勝戦】
*6周回 3,100m(湿走路)

10mオープンで最内の1・浅田真吾がスタート先制も、外から6・金子大輔、8・佐藤貴也もスタートを決めて、好ポジションにつけていく。2周回3コーナーで金子が浅田の内に入り先頭を奪取。佐藤も続いて2番手に上がり、抜け出した金子を追う。両者の首位争いで、佐藤は後位でチャンスを狙うが、金子が振り切り1着。2着に佐藤で地元同期のワンツー。3着に浅田が入線した。


1着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム3.756
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S9
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G2優勝回数:3回(18年山陽:若獅子杯争奪戦)

「抜いていく走路ではなかったし、滑らせないように走った」。佐藤貴也との攻防を制して、11レースの鈴木圭に続き、今節負けなしの4連勝(前節から6連勝)で優出を決めた。6連勝以上は2018年2月以来で、さらに記念開催を4連勝で勝ち上がったのは2015年8月飯塚のダイヤモンドレース以来(優勝戦は3着)。優勝戦は3枠で、内寄りのビッグチャンス。約4年ぶりのグレードレース制覇を完全Vで達成するか。


2着/佐藤貴也(浜松29期)
競走タイム3.759
競走車名:スケートラブ
ランク:S13
今節の成績:1着・1着・1着・2着
G2優勝回数:5回(22年浜松:ウィナーズカップ)

今節は初日から3連勝。準決勝戦は金子の前に2着で連勝こそ止まったものの、得点上位でしっかりと地元グレードレースの優勝戦に進出を果たした。今年は7月に浜松でG2ウィナーズカップを優勝、さらに10月には再び浜松でG1スピード王決定戦を優勝と、地元戦での躍動が続いている。優勝戦も5枠から好スタートを切って、再び地元ファンの前で勝ち名乗りを上げるか。

※G2優勝回数の( )は直近の優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m 10mオープン戦
1/竹谷隆(飯塚23期)
2/岩崎亮一(山陽25期)
3/金子大輔(浜松29期)
4/加賀谷建明(川口27期)
5/佐藤貴也(浜松29期)
6/高橋貢(伊勢崎22期)
7/荒尾聡(飯塚27期)
8/鈴木圭一郎(浜松32期)

元船橋を含めて6地区に分かれた6レース制で争われた準決勝戦。1着6名と、2着は6名のうち得点上位の2人のみが優出という厳しい勝ち上がりをクリアして、各地区代表の8名が出そろった。
(なお、2着選手の予選3走の競走得点は、佐藤貴也が16、荒尾聡が14.6で優出、次点は佐藤摩弥の14だった)
優勝戦は1枠の竹谷から8枠の鈴木圭一郎までの10mオープン戦となった。
完全優勝を狙うのは、金子大輔と鈴木の2人。加賀谷はグレードレース連続優勝、佐藤は地元グレードレースの連続優勝がかかる。もちろん百戦錬磨の高橋貢や荒尾聡も虎視眈々とV奪取を目論む。

今開催は走路も不安定で、4日目も雨が降り続けて、1レースから最終レースまで湿走路で争われた。気になる最終日の天気だが、雨は前日の夜か明け方まで降る見込みで、30日の予報は「曇りのち晴れ」。雨がどこまで残るのかにもよるが、走路が回復する公算も高く、良走路での決戦となるか。走路状況は要チェックだろう。
初開催の「チャリロト杯G2オートレースメモリアル」で初代王者となるのは、果たして……!?


4日目の準決勝戦は時折、強い雨が走路を叩きつけた

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