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2023/09/09

P-Navi編集部

伊勢崎オートG1(準決勝戦)レポート

伊勢崎オートG1(準決勝戦)レポート

【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
伊勢崎オートG1ムーンライトチャンピオンカップ4日目準決勝戦11レース
スタートから単独0mハンデの竹内正浩がレースを引っ張り、2番手に10線最内の石川哲也が続く。早川清太郎も序盤中団から着実にポジションを上げていく。石川は3周回目に竹内をとらえて先頭奪取。早川も3周回目に3番手、さらに5周回目に竹内をとらえて2番手まで上がるも、石川が振り切って1着。2着に早川、3着に逃げ粘った竹内が入線した。

石川哲也
1着/石川哲也(伊勢崎34期)
競走タイム3.402
競走車名:ガドロ・R
ランク:A25
今節の成績:5着・3着・2着・1着
G1優勝回数:0回
※グレードレース初優出

試走からメンバー中、トップタイの3.30をマーク。準決勝戦はハンデ重化したものの、「凄く良かったと思います」と手応えあるマシンで抜け出すと、早川清太郎の追走を振り切って1着ゴールを決めた。これが念願のグレードレース初優出で、ロッカー内も「テツ、おめでとう」と仲間から、たくさんの祝福を受けた。エンジンは「先輩達から教わりながら良い状態」をキープ。先日は飯塚のダイヤモンドレースで同期の長田稚也がG1初優出・初優勝を決めたばかり。再び34期が、G1優勝戦で大仕事をやってのけるか。

早川清太郎
2着/早川清太郎(伊勢崎29期)
競走タイム3.405
競走車名:シナモン
ランク:S11
今節の成績:3着・2着・3着・2着
G1優勝回数:10回(22年川口:キューポラ杯)

今節ここまで1着こそないものの、走路コンディションに関係なくオール掲示板入り。準決勝戦は「試走の感じが良くなかったから、どうなることかと思った」が、着実に捌いて優出圏内に入った。ムーンライトチャンピオンカップとの相性の良さは周知の通りで、通算10回のG1優勝の内、この大会を5回制覇。「準決勝戦で感じたことを考えて、エンジン整備・調整します」と、万全の態勢で、6回目の大会優勝を目指していく。

11Rレース結果

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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
伊勢崎オートG1ムーンライトチャンピオンカップ4日目準決勝戦12レース
単独0mハンデの木村享平がスタートから逃げ態勢に持ち込んでいく。青山周平は10線大外からスタートを決めて、序盤は4番手から。木村が逃げて、2周回目に松本康が渋澤憲司を抜いて2番手に上がるも、4番手から青山が鋭くインに入り2車を捌いて2番手に浮上。木村も粘るが、4周回目に青山がかわして、そのまま1着ゴール。3番手から松本も追い上げて、木村のインを狙うが、木村が2着を守り切り、地元31期のワンツー決着となった。

青山周平
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.399
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・5着・1着
G1優勝回数:21回(23年伊勢崎:シルクカップ)

3日目の湿走路で5着に敗れたものの、準決勝戦は「良いスタートから巧く回れました」と盤石のレース運びで1着突破。今節ただ一人、シリーズ3勝目をあげた。「雨は巧く乗れなかったけど、晴れはずっといいし、エンジンも安定しています」。伊勢崎では先日もSGオートレースグランプリを制したばかりで、今年1月にはG1シルクカップ3連覇も達成している。もちろん、今回はムーンライトチャンピオンカップ連覇が期待される。伊勢崎3強がそろい踏みとなった優勝戦。7車並びの10線大外から、ナンバーワンが貫録を示すか。

木村享平
2着/木村享平(伊勢崎31期)
競走タイム3.419
競走車名:アンシャンテ
ランク:A164
今節の成績:3着・1着・3着・2着
G1優勝回数:0回

準決勝戦でハンデが重化したものの、0mハンデから展開を作ると、青山周平には捌かれたものの、最後は松本康との優出争いを制して、最後の切符を死守した。「周平に付いていこうと思ったけど、最後は締めてギリギリでしたね」。G1優出は2018年のムーンライトチャンピオンカップ以来、約5年ぶりで「チャンスを活かせて嬉しいです」と笑顔。エンジン自体は「2節前のアフター5で部品交換してから」一気に良化している。5年前の優勝戦は悔しい落車(他落)に終わったが、準決勝戦と同様に単独0mハンデから優勝戦も「全力で頑張りたい」。

12Rレース結果

※G1優勝回数の( )は直近のG1優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m 
1/木村享平(伊勢崎31期)0m
2/石川哲也(伊勢崎34期)10m
3/鈴木清(川口23期)10m
4/丹村飛竜(山陽29期)10m
5/若井友和(川口25期)10m
6/高橋貢(伊勢崎22期)10m
7/早川清太郎(伊勢崎29期)10m
8/青山周平(伊勢崎31期)10m

※右の数字はハンデ

地元伊勢崎勢は3強の青山、早川、高橋をはじめ、5名が優勝戦に進出を決めた。木村が0mで、残り7名が10mという0-10のハンデ戦の構成となった。
3強はそれぞれ、青山は大会連覇、早川は6回目の当大会優勝、高橋はG1最多優勝記録の更新など期待も大きい。
また、木村、石川も、準決勝戦からハンデが10m重くなったものの、内枠からスピード活かしてG1初優勝を目指す。
一撃の魅力ある丹村や、鈴木、若井ら川口のベテランレーサーの動向も注目したいところ。

今開催は台風の接近などもあり、天気が不安定のままシリーズは進んできたが、4日目・準決勝戦は良走路で行われ、最終日も前日の時点では、日中が晴れで、夜は曇りの予報となっており、雨の心配は少なそう。
激戦必至の優勝戦を制して、伊勢崎のスタンドからの大声援を独り占めするのは果たして誰か……!?

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【G1ムーンライトチャンピオンカップ・プレイバック】
22年9月=優勝:青山周平
21年9月=優勝:早川清太郎
20年9月=優勝:小林瑞季

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