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2024/01/10

P-Navi編集部

【伊勢崎オートG1】青山周平がシルクカップ4連覇

【伊勢崎オートG1】青山周平がシルクカップ4連覇

2024年1月10日 伊勢崎オート
G1開場47周年記念シルクカップ(最終日)

今年も伊勢崎G1「開場47周年記念シルクカップ」から、2024年オートレースのグレード戦線がスタートした。シリーズの中心となったのは、年末のSGスーパースター王座決定戦を制した青山周平。シルクカップは3連覇中で、さらに今回はスーパーハンデからの挑戦となり、より一層の注目を集めた。

伊勢崎特有の「赤城おろし」が強く吹くときもあり、冬の冷えた良走路を舞台に、連日のスピード戦が展開。青山は、昨年からの連勝こそ2日目に11でストップしたが、スーパーハンデを克服して、オール掲示板入りでの優勝戦進出を決めた。地元勢は早川清太郎、松本康、三浦康平も準決勝戦を突破する活躍ぶり。青山を最重ハンデに、0-10-20mのハンデ構成での優勝戦となった。

※4日目レポートはこちら

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m
良走路=走路温度8度
1/三浦康平(伊勢崎28期)0m 3.28
2/松本康(伊勢崎32期)10m 3.28
3/松尾啓史(山陽26期)10m 3.31
4/早川清太郎(伊勢崎29期)10m 3.27
5/丹村飛竜(山陽29期)10m 3.28
6/長田稚也(飯塚34期)10m 3.26
7/永井大介(川口25期)10m 3.31
8/青山周平(伊勢崎31期)20m 3.27
※右数字はハンデ、試走タイム

最終日は晴れの良走路だったが、冷たい風も吹き、優勝戦の時間は気温7度、走路温度8度まで下がった。
試走タイムは3.26で長田がトップ。3.27で早川と青山、3.28で三浦、松本、丹村が続き、冷えた走路コンディションらしい好タイムが続出。1番人気には早川が推され、対抗の一番手が青山、続いて丹村、三浦、長田が支持を集めるオッズが形成された。

17時00分。伊勢崎スタンドからの大歓声の中、優勝戦がスタート。0mハンデから三浦が逃げ態勢に入り、2番手に松本、3番手に早川、さらに序盤で青山が4番手に上がり、地元勢が上位を占める。青山は4周回目から1車ずつ捌いていき、ついに6周回目に三浦をとらえて先頭奪取。スーパーハンデを見事にクリアして、シルクカップ4連覇の偉業を達成した。青山のG1制覇は昨年9月浜松の特別G1プレミアムカップ以来、通算24回目となり、今年も地元G1で最高のスタートを切った。

■レース展開
伊勢崎オートG1シルクカップ優勝戦のスタート

伊勢崎オートG1シルクカップ優勝戦の1周回

伊勢崎オートG1シルクカップ優勝戦の2周回

伊勢崎オートG1シルクカップ優勝戦の5周回

伊勢崎オートG1シルクカップ優勝戦の最終周回

伊勢崎オートG1シルクカップ優勝戦のゴール

0mから1・三浦がスタートを決め、10mからは2・松本が2番手、4・早川が3番手で続いていく。20mから8・青山はスタートで6番手に付け、2周回目には4番手まで浮上する。三浦が逃げて、松本も後位でチャンスをうかがうが、三浦も抑え込む。4周回目に早川が松本をかわして2番手に上がり、青山も続いて3番手に上がる。5周回目に青山は早川のインに入り2番手、さらに6周回4コーナーで逃げる三浦をとらえて先頭に立つ。抜け出した青山はリードを広げて、大会4連覇のチェッカー。最終周回のバックストレッチで、早川は三浦のインを狙うも入れずに後退。三浦が2着に粘り、松本が早川をかわして3着に入線。地元の伊勢崎勢が、1着から3着の掲示板を独占した。

【G1シルクカップ・優勝戦】
2連単8-1 3,030円(13番人気)
3連単8-1-2 19,410円(76番人気)

青山周平
優勝/青山周平(伊勢崎31期)
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
競走タイム:3.340
今節成績:1着・2着・3着・2着・1着
次走出場予定:山陽(1月17日~19日)

(シルクカップ4連覇は)信じられないですね。嬉しいですし、皆さんの声援のおかげです。
スーパーハンデを聞いた時は、非常に大変だと思い、テンションが下がりました(苦笑)。
少しでもエンジンを良くしたいと思い、日々、手を動かして整備しましたが、思ったように仕上がらず、道中は苦労しました。それでも掲示板には上がれていたので、なるべく大きな整備をせずに、壊さないように心がけて走っていました。
昨日(準決勝戦)は2着で、かなりキツかったです。このままでは無理だと思って、レース直前にセッティングを大きく変えました。それがうまく当たってくれましたね。試走の感触は、うまく間隔がとれず、詰まってしまいましたが、今節で一番良かったです。
(スーパーハンデは)ありがたいことですが、隣がいないのは寂しい(笑)。とにかく一生懸命に、スタートを切ろうとは思っていました。今節の中では、一番切れましたね。
展開がすごく良かったので、焦らずにいかなくてはいけない。風もあったので、難しかったですが、タイヤもエンジンも、節を通して一番良かったし、8人の中でも一番良かったと思うので、何とか先頭に立つことができました。
ゴールした時は「やっちまったな!」と思いました(笑)。スタートするまでは勝てるイメージが無かったのですが、いつも通りのレースをして、掲示板を目指して頑張ろうと。まさかの優勝で、ビックリしています。
新年最初のレースで優勝、それも、まさかのハンデから結果を残せて嬉しいですね。
寒い中でしたが、熱いレースができたと思います。今年も始まったばかり、また次の一走も頑張ります。

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伊勢崎オートの最終日・第6レース終了後、メインステージにて藤本梨恵選手(伊勢崎32期)の2023スーパースターガールズ王座決定戦の勝利報告会が行われた。

藤本梨恵

ステージ前に集まった多くのファンから、祝福の拍手を浴びた藤本選手。5代目女王に輝いたガールズ王座について「一昨年は繰り上がり出場でしたが、今年は自力で出場できたのが良かったです。(トライアルも)注目されているし、お客様も車券をたくさん買ってくださっているので、走っている女子選手も気持ちが入っています。(ガールズ王座決定戦は)ずっと出場していて、悔しい思いもしてきました。でも、5回目で獲ることができて、ホッとした気持ちが一番でした」と振り返った。
ちなみに、ガールズ王座決定戦で獲得した賞金については「賞金以上に、部品代がかかったので(苦笑)。でも、お金では買えないものが得られたので良かったです」。
今年の目標を聞かれると、「ランクが悪くて、今年はシルクカップに正規選手で出られなかった。しっかり成績を安定させて、地元記念は必ず出場して、皆さんに買ってもらえるように頑張りたい。最近は調子が悪かったのですが、女子戦をキッカケに調子も上がってきました。伊勢崎で優勝して、また皆さんに祝福してもらいたいです!」と抱負を語った。

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