Jプロツアー第4戦「袋井・掛川ロードレースDAY2」

残り5周となる18周目。先頭集団から入部が単独で飛び出し、30秒差をつけて先行する。
今村、小林、五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム)、さらに天野を加えた4名が追走を始めた。
入部がアタック。先頭集団から抜け出した
全力で先行する入部を追う4名
果敢に逃げた入部だが、最終周回に入る直前に捕らえられ、5名の集団に。
入部が吸収され、5名で最終周回に突入する
残り3kmを切ると牽制が始まり、一気にペースが落ちる。メイン集団もここで差を詰め、後方に迫ってきた。
先頭では、けん制が始まり、ペースも一気に落ちた
5名はお互いを見合い、誰も抜け出せないまま、最後はスプリント勝負へ託されることになった。先に仕掛けたのは入部。だが、これを今村がかわして力強いスプリントで先着し、前日に続き2連勝を決めた。
入部が2位となり、3位には小林が入った。メイン集団からの追走は20秒を切るところまで迫っていた。
今村がすばらしいスプリントで入部をかわし、連勝を飾った
連勝を飾った今村は、「昨日と同じように、前へと展開して、逃げに乗っていけばと考えていた」と語る。終盤の展開で、アタックをした入部のペースがかなり速く、4人で追いつくのにかなり脚力を使ってしまったとのこと。「『最後のコーナーに先頭に入れれば(いける)』と思ってはいたが、(実際に)スプリントで勝ててよかった」と笑顔で振り返った。タフな2レースを制したことが、今後目指すものへの手応えになったようだ。
表彰台で健闘を称え合い、笑顔を見せる今村、入部、小林
リーダージャージを獲得した今村とU23首位を守った津田悠義(キナンレーシングチーム)
連勝を飾った今村が個人総合首位の座につき、プロリーダージャージを獲得。U23の首位のホワイトジャージは津田が守った。
次のレースは4月16日の西日本ロードクラシック。欠場した岡本と、今村とのポイント差はなく、3位の津田とも169ポイント差。結果次第で首位の座はまた入れ替わるだろう。これからのジャージの行方に注目だ。
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【結果】
第1回JBCF袋井・掛川ロードレースDAY2 132km
1位/今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)3時間21分41秒
2位/入部正太郎(シマノレーシング)+0秒
3位/小林海(マトリックスパワータグ)+0秒
4位/五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム)+2秒
5位/天野壮悠(シマノレーシング)+7秒
【Jプロツアーリーダー】
今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
【U23リーダー】
津田悠義(キナンレーシングチーム)
画像提供:JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)
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【Jプロツアー2023・レポート】
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