弱虫ペダル スーパークロス野辺山(1日目)

男子最上位カテゴリーのME1には、93名が参戦。大集団でのスタートとなった。
スタートラインにつく
小坂光(宇都宮ブリッツェン)を先頭に走る
スタートの号砲とともに、選手たちが全力でコースへと飛び出していく。選手たちのモチベーションの高さを示すように、序盤はハイペースの展開となった。
シケイン(障害物)をバニーホップで跳んでクリアする上位勢
今季敵なしの連勝を続ける織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と、MTBでもタイトルを保有し、トップーレーサーとして走る沢田時(宇都宮ブリッツェン)の実力者2名が飛び出した。
先頭を行く織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と沢田時(宇都宮ブリッツェン)
お互いマークし合う優勝候補2人は協調して走り、ハイスピードをキープ。後続の選手を寄せ付けない次元の違う走りを見せた。
キャンバーを越える柚木伸元(日本大学)
ところが、別の「敵」が選手たちを襲い始める。60分という短いレースながら、天候が荒れ始め、なんと強風に乗り、雪が吹き付ける過酷な状態に。この中で沢田が転倒、体を強く路面に打ち付けてしまう。バイクの状態を立て直し、復帰するが、ペースが上がらず、織田との差はじわじわと開いていった。
後ろから追い上げた今季急成長を見せる若手柚木伸元(日本大学)と、副島達海(大阪産業大学)が沢田に合流、さらにベテラン竹之内悠(slash Cinelli – Vision)もここに加わり、4名のグループとなって、先行する織田への追撃が始まった。
勢いを増す雪の中を走る沢田と柚木
雪が積もりスリッピーな立体交差をも力強く登る織田
悪天候の中のハイペースな展開に、100名近かった選手たちは次々と遅れ、レースを降ろされていき、ラスト2周の段階では30名ほどに絞り込まれていた。風はますます強まり、吹雪の様相に。
独走を続けシケインを越える織田
だが、織田は、激しく吹き付ける雪にも屈せず、安定したペースで先頭を独走。追撃する集団からは、沢田は好ペースを維持したが、じりじりと遅れ始め、沢田が単独で2位を行き、柚木が食らいつくものの、2名は遅れてしまう。
織田はペースを落とすことなく、圧倒的な差を付けて、このレースでも優勝を決めた。
両手を高く挙げ、優勝を決めた織田。弱虫ペダルのロゴ入りのチャンピオンジャージで同じスポンサーの冠レースを制する最高の展開に!
沢田は2位を守り抜き、柚木が3位でフィニッシュした。
織田、沢田、柚木が表彰台に立った
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【結果】
JCX第4戦
弱虫ペダル Supercross NOBEYAMA2023 day1 ME1
1位/織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間4分36秒
2位/沢田時(宇都宮ブリッツェン)+39秒
3位/柚木伸元(日本大学)+59秒
4位/竹之内悠(slash Cinelli – Vision)+1分41秒
5位/小坂光(宇都宮ブリッツェン)+1分51秒
画像:弱虫ペダル スーパークロス野辺山(Kei TSUJI)
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【JCXシリーズ・レポート】
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