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競輪

2022/08/11

P-Navi編集部

ガールズドリームレース(前検日)レポート

ガールズドリームレース(前検日)レポート

2022年8月10日 西武園競輪F2
ガールズケイリンコレクション2022西武園ステージ
「ガールズドリームレース」(前検日)

ガールズ総選挙2022の上位選手(今年は1位から10位から7名)から選出された「ガールズドリームレース」。
オールスター競輪3日目(8月11日)の第11レースにおいて実施される、ファンが選んだガールズケイリン版のドリームマッチです。
今回はチャリレンジャーから、佐藤水菜選手と日野未来選手の114期両名がエントリー!
大一番を前にした、前検日の独占インタビューをお届けします。

前日のアルテミス賞のレポートはこちら

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【オールスター競輪(3日目)11R=ガールズドリームレース】
佐藤水菜
「恩返しするために優勝だけを目指して」
3番車:佐藤水菜(L1・神奈川114期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

-フェスティバル優勝の後は、ジャパントラックカップに出場(1ではケイリンで優勝、2ではスプリントで優勝)しました。近況の戦績を振り返ると?
佐藤「スプリントはあまりイメージがなかったのですが、今回は3位と優勝で、ハロンでは自己ベストも出せた大会でした。でも、逆にケイリンでは最終日に3着で…。自分の大きなミスが2点あったのを、コーチともフィードバックして、自分でしっかり気づたことは収穫がありました」

-ガールズケイリンと自転車競技で、展開の読み方や考え方に違いがあった?
佐藤「いえ。自分の中でのペースコントロールなどでミスが出てしまいました。ガールズケイリンと自転車競技はもちろん別物の世界。海外のレースはタイムで自分の脚力が結果に出るため、より判断が鋭くないと勝てない。そういう意味では厳しいです。逆にガールズケイリンは、脚力だけではなく、頭を使えば勝機があるレースだと思います。だから、ガールズケイリンではすごく頭を使うようになりましたね」

-最近は「アジア王者として」とのコメントもよく聞かれますが。
佐藤「そうですね。アジア選手権はやっぱりターニングポイントになりますし、優勝しなければならないところで優勝ができたことが自信になりました。勝ったことはプレッシャーにはなっていなくて、前向きに戦えていますし、勝てることも分かったので、今はすごく楽しくなっています」

-昨年はアルテミス賞で優勝、そして今年は初のドリームレースに選出となりました。
佐藤「2回アルテミス賞に出て、1回目は着も悪くて、選んでいただいたのにすごく悔しかったです。昨年はドリームレースに出られなかった悔しさと、アルテミス賞でしっかりタイトルを獲って、恩返しができた嬉しさがありました。今年はこの舞台に立てたことがすごく嬉しいし、立てたのだから、しっかり優勝しないといけないなという責任感はちょっと感じています(笑)。楽しむとか、この舞台に満足するだけではなく、勝って恩返しをしなければいけない大事なレースだと思います」

-ドリームレースは3番車。どう戦っていきますか?
佐藤「何でもレースの雰囲気を読み取って、そのときに自分が感じた走り方ができたら一番いいかな。コメントには縛られず、もちろん自力主体ですが、いろいろなレースができるように、もっと楽しんでもらえるようなレースがしたいと思います。自分自身も楽しみながら、勝てる方法で、自力自在に流れを見て、いきたいです」

-それだけ、戦法のバリエーションも増えてきたと?
佐藤「というよりも、国際大会では自力を出させてもらえないんですよね。トップスピードの差がありすぎて、自力を出したくても、出せなかったんです。自分が一生懸命、全力で前に踏んでも、平気でその上を駆けられて、番手にハマってしまう。でも私はそれを逆に捉えて、いろいろなレースができるようになればいいなと思いました。だから今はバリエーション豊かに走るようにしています」

-なるほど! では最後にファンにメッセージをお願いします。
佐藤「皆さんの投票があったからこそ、この舞台に立てるので、恩返しするためにも、優勝だけを目指して頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

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【オールスター競輪(3日目)11R=ガールズドリームレース】
日野未来
「初のビッグレース、この機会を大事に」
7番車:日野未来(L1・奈良114期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

-今年は6月松戸の4日制を優勝、さらに7月の前橋で優勝と好成績が続いています。
日野「はい。レースごとに疲れもあって、波はあるのですが、ドンドン上り調子にあると思います」

-要因になっていることは?
日野「強い人にいろいろアドバイスをもらうこと、レースをたくさん見て研究すること、そうやって毎日、競輪のことを考えて生活をしています。今までは家は家、練習は練習だと思っていましたが、今は生活自体が全部、競輪に繋がると思っています。食事ももちろんそうですし、歩いている時や立っている時も、ですね」

-前走の松阪から、ここまでは?
日野「しっかりここに向けてトレーニングしてきました。自転車以外のトレーニングもしましたし、自転車のトレーニングもバイクでトップスピードが上がるように。良い練習ができています」

-繰り上がりという形ではありますが、ドリームレース出場の思いは?
日野「まず、アルテミス賞に選ばれたこと自体が初めてだったので、投票してくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。繰り上がりですが、ドリームレースは、皆さんの投票のおかげで出られる位置にいられたと思うので、この機会を大事にしたいと思います」

-優勝ならガールズグランプリ圏内も見えてきます。
日野「そうですね。優勝すれば、賞金ランキングは上がると思います。この良いときに、しっかりチャンスをものにしたいという思いはあります。今年の目標は競輪祭(ガールズグランプリトライアル)に出場することだったので、8月を走り終えれば権利はあると思うので。でも、ここでグランプリ圏内まで入ることができるなら、狙っていきたいと思っています」

-ドリームレースは7番車ですが、どんなレースをしたいですか。
日野「私はビッグレースをまだ走ったことがないので、レースは見ていますが、実際の位置取りの感じは分かっていません。シビアだと思いますが、7番手で7着では、絶対に終わりたくない。みんな強いので、7番手ではチャンスがないですし、位置が取れなくても、取りに行くくらいのつもりで。少しでも隙があれば立ち向かえる練習はしてきたので、そこで自力を出せるようにレースしたいと思います」

-ファンにメッセージをお願いします。
日野「皆さんの車券は……本当に重たいです(笑)。でも、100円を投票してくれることが嬉しいし、恩返しするためには、私が確定板に乗って、買ってくれた車券に貢献しないと意味がないこと。そこをしっかりをわきまえて、頑張りたいと思います!」

※ガールズドリームレースに出場する
出場7選手コメントは次ページへ。

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